「六角棒スパナ」の版間の差分
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2011年6月5日 (日) 14:19時点における版
六角棒スパナ (ろっかくぼうスパナ、英: hex key)は、正六角形の穴を持つボルト(キャップボルト)を固定、または緩めるための工具。主に自転車、家具の金属部分などに使用する。六角棒レンチ、六角レンチ、ヘキサゴンレンチ、ヘックスとも呼ばれる。
なお、ソケットの先端に六角棒スパナが設けられ、ラチェットハンドルなどと組み合わせて使用するものは六角ビットソケットなどと呼ばれ区別されている。
キャップボルトは現在多くの工業製品に使われているが、構成部品の締結に極めて多くの割合で用いられている自転車業界では六角棒スパナを親しみを込めてアーレンキー (Allen Key) という名称で呼んでいる。ただし、一般的にはあまり使われない用語である。(工具メーカーの Allen Manufacturing Company に由来しているとされる。)
日本工業規格ではJIS B4648「六角棒スパナ」 Hexagon socket screw keys として規格化されている。
特徴
差し込んだときにレンチとボルトの接触面積が大きいうえ、プラスおよびマイナスドライバーとは異なり、ぴったり対応したサイズしか使用できないため、ボルトが壊れにくく、大きな力をかけられる。六角穴の対辺幅でサイズが決められており、ミリサイズとインチサイズがある。
材質はクロム・バナジウム鋼などが使われる。また表面は黒染め、ニッケルメッキ、クロムメッキなどの処理がされている。
使用方法
携帯用のコンパクトな製品以外は、たいてい長辺と短辺からなるL字形をしている。ボルトをしっかり固定したり、固く締まったボルトを緩めるときなど、大きな力が必要なときは、短辺をボルトに差し込み、長辺を持って回す。逆に力はそれほど必要なく、速いスピードで作業をしたい場合には、長辺を差し込んでドライバーのようにすばやく回す。
製品の一部には、上の写真のように長辺の先端が「ボールポイント」と呼ばれる丸い形状の物がある。これはボルトに対してレンチをまっすぐな角度で差し込むことが出来ない場合に、斜めに差し込んだ状態での作業を可能にする工夫である。ただし接触面が少ないため強いトルクをかけると先端が破損する恐れがあるので注意が必要。
その他
ボールポイント六角レンチは1964年にアメリカのボンダス (Bondhus) 社で考案、特許が取得され1967年より販売されている。