「ぶどう色2号」の版間の差分
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2009年11月22日 (日) 05:26時点における版
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16進表記 | #413027 |
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RGB | (65, 48, 39) |
マンセル値 | 2.5YR 2/2 |
出典 | 鉄道ジャーナル通巻217号 特集「鉄道車両 色彩の美学」 |
ぶどう色2号(ぶどういろ2ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた色名称の1つである。
概要
慣用色名称は「ぶどう色」である。マンセル値は「2.5YR 2/2」。
国鉄車両において「茶色」と表現される場合、通常は本色を指し、電気機関車やディーゼル機関車、旧形電車、客車等の車体色として一般的かつ広範に使用された。
本色は、戦後に進駐軍が接収した客車の地色をミルクチョコレート色に指定したのが始まりといわれており、客車については赤みが強く明るい本色に塗りかえられた。その後、本色は1959年(昭和34年)に正式に制定され、それまで一般的に使用されていたやや黒っぽく重厚なぶどう色1号が使用されていた旧形の電気機関車・電車・客車については、順次本色に塗り替えられた。
また、1979年(昭和54年)に登場した117系電車の帯色にも採用された。これは、かつての関西急電色にちなんだものとされており、後継車であるJR西日本の221系電車や223系電車にまでアーバンネットワークを象徴する色として引き継がれている。
近年では、イベント用やリバイバルカラーとして、機関車が本色に塗装されるケースも散見されるが、必ずしもこの色に塗られたことのある車両とは限らない。
一般的な「ぶどう色」は赤紫色系統の色であるが、本色は赤紫とはかけ離れた茶系の色である。1998年の身延線全通70周年記念に、115系電車投入当時の「身延色」に復元して運行する際、広報文では「ぶどう色の電車」となっていたが、名古屋工場職員の手違いにより、本来の赤2号(ワインレッド)ではなく本色に塗られてしまったのは、このことも一因である。
使用車両
- 旧形電気機関車各形式
- 旧形電車各形式
- 旧形客車各形式
- 国鉄117系電車