「大阪貨物ターミナル駅」の版間の差分
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2008年7月4日 (金) 18:50時点における版
大阪貨物ターミナル駅(おおさかかもつターミナルえき)は、大阪府摂津市安威川南町2丁目5にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅。東海道本線貨物支線の終端である。貨物輸送量増加に伴い、梅田駅の機能分担のために設置された。
駅構造
コンテナホームは3面、荷役線は5本ある。着発線はホームの北東に4本敷設され、ここから単線の貨物線が吹田信号場へ伸びている。なお駅の北側を流れる安威川の北岸から、東側へ向かって分岐し大阪府中央卸売市場へ向かう専用線があるが、使用されていないようである。
コンテナホーム上にはコンテナの検修庫が設置されている。検修作業はJR貨物グループのジェイアール貨物・関西ロジスティクスに委託されている。このほか、駅構内には日本運輸倉庫の大阪(タ)営業所も設置されている。
取り扱う貨物の種類
- コンテナ貨物
- 12ftコンテナ、20ft・30ft大型コンテナ、20ft・40ftISO規格海上コンテナを取り扱う。これはJR貨物が取り扱うことが出来る全種類のコンテナである。
- 和歌山オフレールステーション・福知山オフレールステーションへのコンテナ輸送の中継駅となっている。
- 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
貨物列車・トラック便
高速貨物列車のみ停車する。吹田信号場から当駅へ向かう列車が下り、その逆が上りとなっている。
終着駅であるため、下り列車12本が当駅終着、上り列車13本が当駅始発となっている。しかし、東海道本線を走行し、吹田信号場から貨物支線に入り当駅を経由、その後吹田信号場へ戻り再び東海道本線を走行する、という列車が1日2本運行されている。このほか、臨時列車も設定されている。なお、列車の行き先は東京貨物ターミナル駅、高松貨物ターミナル駅、福岡貨物ターミナル駅が2本ずつで最も多い。
列車代行のトラック便は、福知山オフレールステーションとの間に1日2往復、和歌山オフレールステーションとの間に1日1往復運行されている。
駅周辺
安威川と東海道新幹線に挟まれた場所に駅がある。駅の南側(新幹線側に)には貨物駅の構内より広い鳥飼車両基地(大阪第一・第二・第三車両所)が置かれている。
コンテナホームは駅西側を通る大阪府道2号大阪中央環状線に通じている。また、環状線の上を近畿自動車道や大阪高速鉄道大阪モノレール線が通っている。
その他
大阪貨物ターミナル駅の用地は新幹線貨物輸送で大阪側の貨物取扱駅として用意されていた土地を転用したものと言われている。
グリコ森永事件の際、江崎グリコの江崎勝久社長が同駅構内で保護された。
歴史
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 開業。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 東京貨物ターミナル駅との間でピギーバック輸送開始。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により日本貨物鉄道の駅となる。
隣の駅
- 日本貨物鉄道
- 東海道本線(貨物支線)
- 吹田信号場 - 大阪貨物ターミナル駅