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'''インヒビン'''(inhibin)とは、雌では[[顆粒膜細胞]]、雄では[[セルトリ細胞]]から分泌される[[糖タンパク質]][[ホルモン]]である。インヒビンは[[卵胞刺激ホルモン]](FSH)によって合成、放出が促進され、血中に放出されたインヒビンはフィードバック作用によって[[下垂体]]前葉に直接作用してのFSHの分泌を特異的に抑制する。通常雌ではインヒビンの作用により下垂体からのFSHの放出は抑制されているが、[[排卵]]によりインヒビン分泌が抑制されることにより、FSHが急激に放出される。 |
'''インヒビン'''(inhibin)とは、雌では[[顆粒膜細胞]]、雄では[[セルトリ細胞]]から分泌される[[糖タンパク質]][[ホルモン]]である。インヒビンは[[卵胞刺激ホルモン]](FSH)によって合成、放出が促進され、血中に放出されたインヒビンはフィードバック作用によって[[下垂体]]前葉に直接作用してのFSHの分泌を特異的に抑制する。通常雌ではインヒビンの作用により下垂体からのFSHの放出は抑制されているが、[[排卵]]によりインヒビン分泌が抑制されることにより、FSHが急激に放出される。インヒビンの血中濃度はFSHの濃度 |
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変化と逆相関し、[[主席卵胞]]の発育とともに増加し、[[発情期]]に最高値を示し、排卵後に急激に低下する。 |
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== 関連項目 == |
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*[[下垂体前葉性性腺刺激ホルモン]] |
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*[[アクチビン]] |
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== 参考文献 == |
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*獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104 |
*獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104 |
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*浜名克己, 中尾敏彦, 津曲茂久編 『獣医繁殖学 第3版』 文永堂出版 2006年 ISBN 4830032065 |
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2008年5月1日 (木) 14:11時点における版
インヒビン(inhibin)とは、雌では顆粒膜細胞、雄ではセルトリ細胞から分泌される糖タンパク質ホルモンである。インヒビンは卵胞刺激ホルモン(FSH)によって合成、放出が促進され、血中に放出されたインヒビンはフィードバック作用によって下垂体前葉に直接作用してのFSHの分泌を特異的に抑制する。通常雌ではインヒビンの作用により下垂体からのFSHの放出は抑制されているが、排卵によりインヒビン分泌が抑制されることにより、FSHが急激に放出される。インヒビンの血中濃度はFSHの濃度 変化と逆相関し、主席卵胞の発育とともに増加し、発情期に最高値を示し、排卵後に急激に低下する。
関連項目
参考文献
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
- 山内亮監修 『最新家畜臨床繁殖学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460201
- 高橋迪雄監訳 『獣医生理学第2版』 文永堂出版 2000年 ISBN 4254460252
- 浜名克己, 中尾敏彦, 津曲茂久編 『獣医繁殖学 第3版』 文永堂出版 2006年 ISBN 4830032065