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トリヨードチロニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トリヨードチロニン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.027.272 ウィキデータを編集
KEGG
UNII
性質
C15H12I3NO4
モル質量 650.9776 g mol−1
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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トリヨードチロニンまたはトリヨードサイロニン[1](Triiodothyronine, TIT)は甲状腺ホルモンの一種である。T3とも言われる。

甲状腺刺激ホルモン(TSH)はチロキシン(T4)とトリヨードチロニンの生産を促す。視床下部では、T4はT3に変換され、TSHは主にT3によって阻害される(負のフィードバック)。甲状腺はT3よりもT4を多く生産するため、血漿中でのT4の濃度はT3の濃度より40倍も高くなる。体内を循環するT3の大部分はこうしてT4の5位の炭素が脱ヨード化されたものである。

トリヨードチロニンの構造はチロキシンと類似しているが、1分子あたりヨウ素原子が1つだけ少ない。さらに、T3は活性が強く少量しか生産されない。

T3は最も強力な甲状腺ホルモンで、体温、成長、心拍数などを含めた体内のほぼ全ての過程に関与している。

生産

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濾胞腔で、チロシン残基はヨード化を受ける。この反応には過酸化水素が必要である。ヨウ素の有機化の過程で、チログロブリンのチロシン残基の3位と5位の炭素にヨードが結合し、モノヨードチロシン(MIT)、ジヨードチロシン(DIT)が形成される。MIT1つととDIT1つがペルオキシダーゼにより重合して、T3を形成する。

反応

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脚注

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  1. ↑ “KEGG COMPOUND: C02465”. www.genome.jp. 2021年9月21日閲覧。