「第一興商」の版間の差分
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事実としてエクシングに専属楽曲の提供(開放)が成されたのはDAMサービスが開始された1994年以後となり、ついに1997年、これまで業界シェア首位だったJOYSOUNDが2位に転落、後発のDAMが首位に立ってしまった。 |
事実としてエクシングに専属楽曲の提供(開放)が成されたのはDAMサービスが開始された1994年以後となり、ついに1997年、これまで業界シェア首位だったJOYSOUNDが2位に転落、後発のDAMが首位に立ってしまった。 |
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2001年、第一興商がレコード会社2社(日本クラウン・徳間ジャパン)を相次いで子会社化し傘下に収めた後、エクシングに対しクラウンと徳間ジャパンが保有する専属楽曲計67曲の開放を同年12月中で打ち切りにする事(契約更新拒否)を通告した上、その後第一興商の子会社・販売会社等の営業担当者をJOYSOUND設置店に出向かわせ、設置されているJOYSOUND機器で一部専属楽曲を実際に演奏し、「それらの楽曲は非許諾のもので違反であり、今後演奏出来なくなる」と言い、DAMへの設置替えをさせたり、クラウンと徳間ジャパンの専属楽曲リストを配布するなどしたとされる。 |
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これを受けて、2002年10月に[[公正取引委員会]]が第一興商本社へ立ち入り検査を実施すると、第一興商は事実を否定し |
これを受けて、2002年10月に[[公正取引委員会]]が第一興商本社へ立ち入り検査を実施すると、第一興商は事実を否定しながらも、再びエクシングへのクラウンと徳間ジャパンの専属楽曲の開放を承認した。 |
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このような経緯 |
このような経緯を踏まえて、2003年10月31日には公正取引委員会が[[独占禁止法]]違反(不公正な取引方法)で[http://www.jftc.go.jp/pressrelease/03.october/03103101.pdf 第一興商に排除勧告を出した]が、11月10日に[http://www.dkkaraoke.co.jp/news/press/031110.html 第一興商側が不応諾すると発表した]ため、12月5日に公正取引委員会は[http://www.jftc.go.jp/pressrelease/03.december/031209.pdf 審判開始決定をした]。<br /> |
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この審判の[[参考人審訊]]は2006年4月以降も行われる見込みである。 |
この審判の[[参考人審訊]]は2006年4月以降も行われる見込みである。 |
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2008年2月18日 (月) 09:50時点における版
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
141-8701 東京都品川区北品川5-5-26 |
設立 |
1973年4月16日 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 6010701005431 |
事業内容 | 業務用カラオケ事業、カラオケ・飲食店舗事業、音楽ソフト事業等 |
代表者 | 代表取締役社長 和田康孝 |
資本金 | 123億5000万円 |
売上高 |
単体833億8200万円 連結1246億5400万円 (2007年3月期) |
総資産 |
単体802億00000万円 連結1309億3100万円 (2007年3月期) |
従業員数 |
単体1,446人 連結3,311人 (2007年9月現在) |
決算期 | 3月 |
主要株主 |
保志忠郊 11.02% |
主要子会社 |
株式会社日本クラウン |
関係する人物 | 保志忠彦(創業者・名誉会長) |
外部リンク | http://www.dkkaraoke.co.jp/ |
株式会社第一興商(だいいちこうしょう、英称:Daiichikosho Co., Ltd.)は、業務用カラオケ・コンテンツ関連の会社。業務用通信カラオケでは業界最大手。
また放送事業にも参入しており、CSで3つのチャンネルを放送している他、レコード会社3社を連結子会社として傘下に収めている(うち2社は完全子会社)。
沿革
- 1971年3月 - 東京都調布市に保志商店を創業し音響機器の販売開始。
- 1976年2月 - (株)第一興商として業務用カラオケ事業を開始。
- 1995年9月 - 日本証券業協会(現ジャスダック証券取引所)に株式を店頭登録。
- 1996年10月 - 衛星デジタル放送「パーフェクTV!」(現・スカイパーフェクTV!)に参画し、委託放送事業を開始(のちに衛星役務利用放送へ移行)。
- 2001年7月 - 日本クラウン(株)の株式持分比率増加により子会社化。
- 2001年10月 - (株)徳間ジャパンコミュニケーションズを完全子会社化。
- 2003年10月 - (株)トライエムを完全子会社化。
社是
もっと音楽を世に、もっとサービスを世に
事業内容
業務用カラオケ事業
- 通信カラオケDAM
- 業務用通信カラオケ機器。シェアは業界最多。
- デンモク
- 検索が可能なタッチパネル式のリモコン。
- DAMステーション
- ブロードバンド情報端末「DAMステーション」を利用したコンテンツサービスの展開。
Web配信事業
- karaoke@dam
- 通信カラオケDAMが自宅で練習できるインターネットカラオケサービス。
- club DAM.com
- 通信カラオケDAMなどの音楽情報、音楽ダウンロード、CD・DVDの販売。
- メロダム
- 着信メロディサイト。
- ボイスDAM
- 着信ボイスサイト。
- SAL洋楽マニア
- 洋楽専門着信メロディサイト
- あそばナイト
- 日本最大級の夜遊びスポット検索サイト。
カラオケ・飲食店事業
- ビッグエコー
- 第一興商が展開するカラオケボックスのチェーン店。一部地域販売子会社によるFC店舗の為、都心に多い第一興商直営店舗とそれ以外のFC店舗で設備(最新機種や周辺機器を導入しているか等)に温度差がある所も。
- 花咲酒蔵 ウメ子の家
- 和洋創菜 びすとろ家
- アジアンダイニング 東風家
他13ブランド展開
衛星放送事業
- 第一興商スターカラオケ
- スカイパーフェクTV! 267チャンネル
- カラオケチャンネル。
- 安らぎの音楽と風景/エコミュージックTV
- スカイパーフェクTV! 268チャンネル
- e2 by スカパー! 320チャンネル(委託放送事業者はシーエス日本)
- “癒し”をテーマとした音楽・環境映像チャンネル。
- STAR digio
- スカイパーフェクTV! 400 - 499チャンネル
- 100チャンネルの超短波放送チャンネル(デジタル音声放送)。InterFMも放送されている。またコミュニティFMラジオ放送局の一部でもこの放送を取り上げているところがある。
音楽ソフト事業
グループ会社
国内販売子会社
- 株式会社北海道第一興商
- 株式会社釧路第一興商
- 株式会社北東北第一興商
- 株式会社東北第一興商
- 株式会社福島第一興商
- 株式会社新潟第一興商
- 株式会社台東第一興商
- 株式会社城東第一興商
- 株式会社城北第一興商
- 株式会社城西第一興商
- 株式会社埼玉第一興商
- 株式会社栃木第一興商
- 株式会社群馬第一興商
- 株式会社湘南第一興商
- 株式会社東海第一興商
- 株式会社長野第一興商
- 株式会社常磐第一興商
- 株式会社東海第一興商
- 株式会社京都第一興商
- 株式会社第一興商近畿
- 株式会社京阪第一興商
- 株式会社北陸第一興商
- 株式会社静岡第一興商
- 株式会社兵庫第一興商
- 株式会社九州第一興商
- 株式会社沖縄第一興商
音楽ソフト製作・販売会社
- 日本クラウン株式会社
- 株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 株式会社ファーストディストリビューション
- 株式会社トライエム
- 株式会社ディーケー音楽出版
- ユニオン映画株式会社
- 株式会社クラウンミュージック
- 株式会社ズームリパブリック
その他国内子会社
- 株式会社ディーケーファイナンス
- 丸萩洋酒工業株式会社
海外子会社
- 株式会社韓国第一興商
- 第一興商(上海)電子有限公司
- 第一興商電子貿易(上海)電子有限公司
- Saha DAIICHI Kosho Co.,Ltd.
- 上海必愛歌音楽餐飲有限公司
- 上海星歌音楽餐飲有限公司
- 上海申歌音楽餐飲有限公司
- D.K.Enterprises(Guam),Inc
- 第一興商(北京)音楽文化有限公司
- Daiichi Kosho(Shingapore)Pte Ltd.
持分法適用関連会社
- 株式会社スパイスレコーズ
- ブリーズウェイ株式会社
- 株式会社JDクリエイト
- 株式会社シン・コーポレーション
- 株式会社Bono Music
専属楽曲独占使用疑惑
1992年にエクシングの通信カラオケJOYSOUNDのサービスが開始された当時、未だDAMサービスが開始されていなかった(1994年に開始)ことから、パブや宴会などの「ナイト市場」でJOYSOUNDが優位にならないよう、ナイト市場で歌われる事の多い専属楽曲の配信を食い止める為、専属楽曲を保有する大手レコード会社8社にエクシングへの専属楽曲開放承認を1~3年程度遅延するように要請した。 事実としてエクシングに専属楽曲の提供(開放)が成されたのはDAMサービスが開始された1994年以後となり、ついに1997年、これまで業界シェア首位だったJOYSOUNDが2位に転落、後発のDAMが首位に立ってしまった。
2001年、第一興商がレコード会社2社(日本クラウン・徳間ジャパン)を相次いで子会社化し傘下に収めた後、エクシングに対しクラウンと徳間ジャパンが保有する専属楽曲計67曲の開放を同年12月中で打ち切りにする事(契約更新拒否)を通告した上、その後第一興商の子会社・販売会社等の営業担当者をJOYSOUND設置店に出向かわせ、設置されているJOYSOUND機器で一部専属楽曲を実際に演奏し、「それらの楽曲は非許諾のもので違反であり、今後演奏出来なくなる」と言い、DAMへの設置替えをさせたり、クラウンと徳間ジャパンの専属楽曲リストを配布するなどしたとされる。
これを受けて、2002年10月に公正取引委員会が第一興商本社へ立ち入り検査を実施すると、第一興商は事実を否定しながらも、再びエクシングへのクラウンと徳間ジャパンの専属楽曲の開放を承認した。
このような経緯を踏まえて、2003年10月31日には公正取引委員会が独占禁止法違反(不公正な取引方法)で第一興商に排除勧告を出したが、11月10日に第一興商側が不応諾すると発表したため、12月5日に公正取引委員会は審判開始決定をした。
この審判の参考人審訊は2006年4月以降も行われる見込みである。