「JRA顕彰馬」の版間の差分

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== 平成19年度顕彰馬選定結果 ==
== 平成19年度顕彰馬選定結果 ==
* 投票結果 : 対象馬なし
* 投票結果 : 対象馬なし
* 投票者数 : 197名 (148票以上で選出)
* 投票者数 : 197名(148票以上で選出
* 得票数内訳(10票以上)
* 得票数内訳(10票以上
** [[エルコンドルパサー]] 135
** [[エルコンドルパサー]] 135
** [[スペシャルウィーク]] 75
** [[スペシャルウィーク]] 75
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== 平成18年度顕彰馬選定結果 ==
== 平成18年度顕彰馬選定結果 ==
* 投票結果 : 対象馬なし
* 投票結果 : 対象馬なし
* 投票者数 : 185名 (139票以上で選出)
* 投票者数 : 185名(139票以上で選出
* 得票数内訳(10票以上)
* 得票数内訳(10票以上
** [[エルコンドルパサー]] 108
** [[エルコンドルパサー]] 108
** [[スペシャルウィーク]] 77
** [[スペシャルウィーク]] 77

2007年4月29日 (日) 08:10時点における版

顕彰馬(けんしょうば)とは、中央競馬の発展に多大な貢献のあった競走馬の功績を讃え、後世まで顕彰していくために1984年に制定されたものである。

競馬の殿堂には調教師騎手顕彰者とともに顕彰馬の肖像画、ブロンズ像、関係資料が展示されている。

選考基準

顕彰馬とは、以下の資格基準から選考される。

  • 競走成績が特に優秀であると認められる馬(原則としてGI競走に格付けされた重賞競走において3勝以上の成績を収めたもの)。
  • 競走成績が優秀であって、種牡馬または繁殖牝馬として、その産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬(上記に準ずる成績を収めた馬であって、GI競走において優勝した産駒が種牡馬にあっては5頭以上、繁殖牝馬にあっては2頭以上のもの)。
  • その他、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる馬。(国際的に活躍し、中央競馬の評価を高めたもの、又は記録性、話題性、大衆性において中央競馬の発展に特に貢献のあったもの)。
JRA顕彰馬選考委員会選考基準より)

選考方法

現在の選考方法は一定期間以上競馬報道に携わっているマスコミ・新聞関係者による選考投票を行い(1名2頭までの連記式、「該当馬なし」として投じることも可能)、総投票者の4分の3以上の得票を得れば選出という方式である。毎年4月に選考が行われる。 なお2007年現在の選定対象馬は競走馬登録抹消1年以上経過し、20年以内の馬である。現役馬や競走馬登録抹消1年未満の馬、競走馬登録抹消20年を経過した馬は対象外である。

現在の選考方法は2001年より行われている。当初は競走馬登録抹消20年を経過した馬も対象であった。しかし、タケシバオーを推す古参の記者とテイエムオペラオーなどの他の最近の馬を推す中堅の記者の間で票が分散してしまい、数年に渡り顕彰馬が選出されない事態が発生した。また、競走馬登録を抹消してから20年も経過していると、その当時を知る人間が少なくなることと、繁殖馬としての評価を定まることから、抹消後長い年月を経ている馬についての見直しを行うこととなった。 これは2段階で行われ、まず2004年にJRA50周年事業(JRAゴールデンジュビリーキャンペーン)の一環として、この年に限り投票できる頭数を4頭とし、2頭は1983年12月31日以前に登録抹消された馬、残り2頭は1984年1月1日以降に登録抹消された馬を投票することとした。この結果、タケシバオーとテイエムオペラオーが選出された。 2005年以降は、選定対象を競走馬登録抹消から20年以内の馬となった。

複数の有力馬に票が割れることにより選出基準に達しない問題は依然として残されている。現方式になった2001年以降2007年まで、エルコンドルパサーは、テイエムオペラオーが選出される時期にさしかかった2003年2004年を除き、7回中5回投票数1位になっているが、同時期に活躍したスペシャルウィークと票を分け合う形で、1度も総投票者の4分の3以上の得票に達せず顕彰馬に選出されていない(選定結果参照)。エルコンドルパサーを顕彰馬として選出すべきか否かが投票者の間でも真っ二つに分かれていると受け取ることもできる。 また、2005年61票、2006年83票、2007年91票と、毎年「該当馬なし」がかなり多いことも注目すべきことである。ただ、選考対象外であるディープインパクトへの投票などの無効票の扱いが「顕彰馬選定結果」には記載されておらず、無効票が「該当馬なし」として扱われている可能性がある。

2000年までは顕彰馬選考委員会の審議(委員の4分の3の賛成)により決定されていた。この当時にも、1990年に過去の競走馬に対する再度の選考を実施している。これは制度制定時にトウショウボーイを選出したにも関わらず、その宿敵であったテンポイントが選出されなかった事に対して関西圏を中心とする競馬ファンやマスコミ・関係者から批判がずっと繰り返されていた事が大きいとされるが、他にも産駒の活躍、他の選出馬との比較などで最初期の選考の時点と状況が大きく異なる馬が発生していた為である。この方式で最後に選出されたのは1999年のタイキシャトルである。

過去の顕彰馬

()内は選出年

平成19年度顕彰馬選定結果

平成18年度顕彰馬選定結果

外部リンク