大久保規子
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大久保 規子(おおくぼ のりこ、1962年12月 - )は、日本の法学者。専門は、行政法・環境法)。学位は、博士(法学)(一橋大学・課程博士・1993年)。大阪大学大学院法学研究科教授。日本学術会議会員、環境省中央環境審議会委員。本名は伊達規子[1]。
人物
[編集]北海道出身。長野県長野高等学校を経て[2]、1985年学習院大学法学部卒業、1993年一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了、学位論文「行政組織の法的構造転換」で一橋大学より博士(法学)の学位を取得、審査員は南博方・原田尚彦・高橋滋[3]。
→「Category:博士(法学)取得者」を参照
1993年群馬大学社会情報学部専任講師、同助教授、1999年甲南大学法学部教授、2005年大阪大学大学院法学研究科教授。2010年内閣府情報公開・個人情報保護審査会委員[1][5]。2020年第25期日本学術会議会員[6]。日本学術会議連携会員[7]、日本学術振興会第三部会社会科学小委員会委員[8]、法務省司法試験考査委員、文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会人文・社会系委員会委員[9]、民事司法を利用しやすくする懇談会委員[10]、特定非営利活動法人高木仁三郎市民科学基金選考委員等も務める[11]。
行政法学者として公共利益訴訟などの研究を行うほか、環境法について行政法学的観点からの研究も進め、日本環境会議副理事長[12]、日本公共政策学会理事、環境省中央環境審議会委員、国土交通省社会資本整備審議会環境部会委員[13]、国土交通省交通政策審議会委員[14]、オーフス条約を日本で実現するNGOネットワーク(オーフス・ネット)顧問[15]、グリーン連合顧問等も務める[16]。
著書
[編集]共著
[編集]- (南博方)『要説環境法』(有斐閣、2002年、第2版2003年、第3版2006年、第4版2009年)
- (石川敏行・藤原静雄・大貫裕之・下井康史)『はじめての行政法』(有斐閣、2007年、第2版2010年、第3版2013年、第3版補訂版2015年、第4版2018年)
編著
[編集]- 『緑の交通政策と市民参加:新たな交通価値の実現に向けて』(大阪大学出版会、2016年)
共編著
[編集]- (淡路剛久・寺西俊一・吉村良一)『公害環境訴訟の新たな展開:権利救済から政策形成へ』(日本評論社、2012年)
- (高村ゆかり・赤渕芳宏・久保田泉)『環境規制の現代的展開:大塚直先生還暦記念論文集』(法律文化社、2019年)
脚注
[編集]- ^ a b [1]衆議院
- ^ 「滋賀県立大学 - 環境科学会」
- ^ [2]一橋大学
- ^ アジア版オーフス条約に向けた提言-環境正義実現のための国際連携構築 研究助成三井物産
- ^ 官報平成22年本紙第5287号 11頁
- ^ 第 25期 日本学術会議 会員名簿
- ^ 第23期 日本学術会議連携会員(1,876名)専門分野別一覧
- ^ [3]
- ^ [4]文部科学省
- ^ [5]民事司法を利用しやすくする懇談会
- ^ [6]特定非営利活動法人高木仁三郎市民科学基金
- ^ [7]日本環境会議
- ^ [8]国土交通省
- ^ 委員(2023年3月13日 時点)国土交通省
- ^ [9]オーフスネット
- ^ [10]グリーン連合