コンテンツにスキップ

ナイトフォール・イン・ミドル・アース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ナイトフォール・イン・ミドル・アース』
ブラインド・ガーディアンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1997年9月 - 1998年3月
ジャンル パワーメタル
プログレッシブ・メタル
時間
レーベル Virgin Schallplatten GmbH
センチュリー・メディア・レコード
プロデュース ブラインド・ガーディアン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 7位(ドイツ[1]
  • 12位(日本[2]
  • 39位(オーストリア[3]
  • 44位(スウェーデン[4]
  • ブラインド・ガーディアン アルバム 年表
    フォゴトゥン・テイルズ
    (1996年)
    ナイトフォール・イン・ミドル・アース
    (1998年)
    ナイト・アット・ジ・オペラ
    (2002年)
    テンプレートを表示

    ナイトフォール・イン・ミドル・アース』(Nightfall in Middle-Earth)は、ドイツヘヴィメタルバンドブラインド・ガーディアン1998年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては6作目で、バンドにとって初のコンセプト・アルバムである。

    解説

    [編集]

    J・R・R・トールキンのファンタジー小説『シルマリルの物語』に基づいたコンセプト・アルバムで[5]、ジャケットにはモルゴスルーシエンが描かれている。

    本作は、バンドのセルフ・プロデュース体制で制作され、フレミング・ラスムッセンとチャーリー・バウアーファイントがミキシングを担当した[6]ハンズィ・キアシュは本作よりボーカルに専念するようになったため、サポート・ベーシストのオリヴァー・ホルツヴァルトを加えた編成で録音された。後にドリームタイドに加入するオラフ・ゼンクバイルが、バッキング・ボーカルで参加している。

    本作から彼らの自前のスタジオである、トワイライトホール・スタジオ(Twilighthall Studios)を使用している。場所は、彼らの出身地であるクレーフェルト郊外にある。このスタジオは彼らだけではなく、ドイツ内外のミュージシャンも利用している。

    バンドは本作で初めて、母国ドイツのアルバム・チャートにおいてトップ10入りを果たした[1]。本作からは、「ミラー・ミラー」がシングル・カットされた。

    リマスター

    [編集]

    2007年にリミックス・リマスターされ、ボーナストラックが追加されたバージョンが発売。

    また、2013年に発売された「ア・トラヴェラーズ・ガイド・トゥ・スペース・アンド・タイム(A Traveler's Guide to Space and Time)」という限定ボックスセットには、ミキシングを若干の調整を加えた新たなリマスター盤が収録。


    収録曲

    [編集]

    特記なき楽曲は、作詞:ハンズィ・キアシュ、作曲:ハンズィ・キアシュ&アンドレ・オルブリッチ 解説は、本アルバムのライナーノーツにあるハンズィ・キアシュ本人のコメントに基づく。


      タイトル 演奏時間 解説
    1 ウォー・オブ・ラス
    War of Wrath
    1:50 長い間、ライブではイントロとして使用された
    2 イントゥ・ザ・ストーム
    Into the Storm
    4:24 1曲目と共にライブでは幕開けの曲として使用された
    3 ラモス
    Lammoth
    0:28
    4 ナイトフォール
    Nightfall
    6:08 ライブで人気の曲
    5 ミンストレル
    The Minstrel
    0:32
    6 カース・オブ・フェアノール
    The Curse of Feanor
    5:12 作詞:キアシュ/作曲:キアシュ、オルブリッチ、マーカス・ズィーペン、トーマス ・"トーメン"・ スタッシュ
    7 キャプチャード
    Captured
    0:26
    8 ブラッド・ティアーズ
    Blood Tears
    5:23
    9 ミラー・ミラー
    Mirror Mirror
    5:07 ライブで人気の曲。最後の演奏する曲として定着
    10 フェイス・ザ・トゥルース
    Face the Truth
    0:24
    11 ノルドール(デッド・ウィンター・レインズ)
    Noldor (Dead Winter Reigns)
    6:51
    12 バトル・オブ・サドゥン・フレーム
    Battle of Sudden Flame
    0:44
    13 タイム・スタンズ・スティル(アット・ジ・アイアン・ヒル)
    Time Stands Still (At the Iron Hill)
    4:53 ライブで人気の曲
    14 ダーク・エルフ
    The Dark Elf
    0:23
    15 ソーン
    Thorn
    6:18
    16 エルダー
    The Eldar
    3:39 作詞:キアシュ/作曲:キアシュ、オルブリッチ、ミヒャエル・シューレン
    17 ナン・ザ・ワイズ
    Nom the Wise
    0:33
    18 ホエン・ソロウ・サング
    When Sorrow Sang
    4:25
    19 アウト・オン・ザ・ウォーター
    Out on the Water
    0:44
    20 ステッドファスト
    The Steadfast
    0:21
    21 ダーク・パッセージ
    A Dark Passage
    6:01
    22 ファイナル・チャプター(ザス・エンズ…)
    Final Chapter (Thus Ends...)
    0:48
    日本初回盤ボーナス・トラック
    23 ナイトフォール(オーケストラ・ヴァージョン)
    Nightfall (Orchestral Version)
    5:38
    24 ダーク・パッセージ(インストゥルメンタル・ヴァージョン)
    A Dark Passage (Instrumental Version)
    6:04 インストゥルメンタル
    2007年再発盤ボーナス・トラック
    23 ハーヴェスト・オブ・ソロウ
    Harvest of Sorrow
    3:39 作詞:キアシュ/作曲:キアシュ、ズィーペン、スタッシュ

    参加ミュージシャン

    [編集]

    ゲスト・ミュージシャン

    • オリヴァー・ホルツヴァルト(Oliver Holzwarth) - ベースフレットレスベース
    • マティアス・ヴィーズナー(Mathias Wiesner) – キーボードエフェクト
    • ミヒャエル・シューレン(Michael Schüren) - ピアノ
    • マックス・ツェルツナー(Max Zelzner) - フルート、アルトフルート
    • ビリー・キング(Billy King) - バッキング・ボーカル
    • トーマス・ハックマン(Thomas Hackmann) - バッキング・ボーカル
    • ロルフ・ケーラー(Rolf Köhler) - バッキング・ボーカル
    • オラフ・ゼンクバイル(Olaf Senkbeil) - バッキング・ボーカル
      ドリームタイド

    ナレーション

    プロダクション

    • プロデューサー、ミキシング - ブラインド・ガーディアン
    • ミキシング - フレミング・ラスムッセン(Flemming Rasmussen
    • 間奏のミキシング - チャーリー・バウアファイント(Charlie Bauerfeind
    • ミキシングエンジニア - フレミング・ラスムッセン、チャーリー・バウアファイント、ピート・シールク(Piet Sielck
    • ドラムとパーカッション、各種ボーカル、ベース、ピアノ、間奏のレコーディング及びエンジニア - チャーリー・バウアファイント
    • 各種ギター、キーボード及びオーケストラエフェクトのレコーディングとエンジニア - ピート・シールク
    • ボーカルのレコーディング及びエンジニア - フレミング・ラスムッセン
    • 各種フルートとボーカルのレコーディング及びエンジニア - クニー(Cuny
    • アルバムカバー及び物語のイラスト - アンドレアス・マーシャル(Andreas Marshall
    • レコーディングスタジオ - トワイライトホール・スタジオ(Twilight Hall Studios)、カロ・スタジオ(Karo Studio)、スウィート・サイレンス・スタジオ(Sweet Silence Studios)、ヴォックス・スタジオ(Vox Studios)、エア・エーデル・スタジオ(Air-Edel Studios
    • 写真 - トーステン・アイヒホースト(Thorsten Eichhorst

    脚注

    [編集]

    外部リンク

    [編集]