ドゥ・ヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドゥ・ヤ
ザ・ムーヴシングル
A面 カリフォルニア・マン
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ロック
時間
レーベル ハーベスト(イギリスの旗
作詞・作曲 ジェフ・リン
プロデュース ロイ・ウッド、ジェフ・リン
チャート最高順位
ザ・ムーヴ シングル 年表
チャイナ・タウン
(1971年)
ドゥ・ヤ
(1972年)
テンプレートを表示

ドゥ・ヤ」 (Do Ya) は、ザ・ムーヴ1971年に発表した楽曲。彼らのラストシングルである「カリフォルニア・マン」のB面である。

概要[編集]

  • ジェフ・リンの曲であるが、リードヴォーカルはロイ・ウッドである(ミドル部分のみジェフがリードヴォーカルをとっている)。
  • B面曲でありながら、A面曲よりもラジオでより頻繁に流され、カバーバージョンも多い。
  • ワーキングタイトルは「Look Out Baby, There's a Plane A Comin」。これは曲の最後でロイが叫んでいるのを聴くことができる。
  • ELOの初期のライヴでは、「10538 序曲」の中に組み込まれたり、メドレーにされる形でこの曲が披露されていた。
  • 2005年に発売されたアルバム、リマスター版「メッセージ・フロム・ザ・カントリー」のボーナストラックに収録された。
  • ジェフは近年このトラックについて、「聴いて少したまげたよ。ドラムの音が小さすぎる。僕がまだプロデューサーとして未熟だったからか。」とコメントした。


エレクトリック・ライト・オーケストラのバージョン[編集]

ドゥ・ヤ
エレクトリック・ライト・オーケストラシングル
初出アルバム『『オーロラの救世主』』
B面 ナイトライダー
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル シンフォニーロック
時間
レーベル ジェット・レコード(イギリスの旗
ユナイテッド・アーティスツ・レコード(アメリカ合衆国の旗
作詞・作曲 ジェフ・リン
プロデュース ジェフ・リン
チャート最高順位
エレクトリック・ライト・オーケストラ シングル 年表
哀愁のロッカリア
(1977年)
ドゥ・ヤ
(1977年)
テレフォン・ライン
(1977年)
ミュージックビデオ
「Do Ya」 - YouTube
テンプレートを表示
  • ジェフは自身のバンドであるエレクトリック・ライト・オーケストラにて、この曲をリアレンジした。その理由として、「カヴァーバージョンが有名で、作曲者がジェフだという事実があまりにも広まっていないため」というものが知られている。そのバージョンの評判は芳しく、ベヴ・ベヴァン曰く「観客のために」この曲を再録音してアルバム「オーロラの救世主」に収録した。
  • オリジナルバージョンとの変更点として挙げられるのは、ジェフが全編のボーカルをとっている事、ストリングスセクションの追加、歌詞の追加・変更、エンディングがよりドラマチックになった事など。
  • 以降、ジェフはライヴではこのバージョンを元に演奏をしている。

その他[編集]

  • 2001年のZoom ツアーではこの曲がオープニングに選ばれた。
  • 2012年10月に、ジェフ・リンがELO時代の曲をセルフカバーした『Mr. Blue Sky: The Very Best of Electric Light Orchestra』にこの曲のリメイクが収録された。リメイク元は無論ELOバージョンであるが、カウベルの音はザ・ムーヴのバージョンを意識しているものと思われる。ザ・ムーヴ、ELO、ソロと、ジェフは三回も異なった形でこの曲を発表したことになる。
  • 1982年にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズが発表した楽曲「Change Of Heart 」は、この曲を目指して作曲されたという逸話がある。

脚注[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]