ショックウェイヴ・スーパーノヴァ
『ショックウェイヴ・スーパーノヴァ』 | ||||
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ジョー・サトリアーニ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ハードロック、インストゥルメンタル・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ソニー・ミュージックエンタテインメント/レガシー・レコーディングス | |||
プロデュース | ジョー・サトリアーニ、ジョン・クニベルティ、マイク・フレイザー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジョー・サトリアーニ アルバム 年表 | ||||
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『ショックウェイヴ・スーパーノヴァ』(Shockwave Supernova)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニが2015年に発表した15作目のスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[13]。
背景
[編集]アルバム・タイトルは、サトリアーニ自身を「ギター・クレイジー」に駆り立てる別人格を表現したものである[14]。本作では、2010年よりサトリアーニのバンドのメンバーとなったマイク・ケネリーに加えて、ジ・アリストクラッツのリズム・セクションとして知られるブライアン・ベラーとマルコ・ミンネマンが新メンバーとして起用されたが、4曲では前作『アンストッパブル・モメンタム』(2013年)と同様クリス・チェイニーとヴィニー・カリウタがリズム・セクションを務めた[15]。なお、ベラーとミンネマンの所属バンドであるジ・アリストクラッツは2016年、サトリアーニが主催するツアー「G3」のイタリアおよびドイツ公演に参加した[16]。
「ロスト・イン・ア・メモリー」は、1987年末(または1988年初頭)にスチュアート・ハム、ジョナサン・ムーヴァーと共に行われたジャムが原型で、『アンストッパブル・モメンタム』制作時にメロディが完成したが、チェイニーおよびカリウタの演奏に納得できずお蔵入りとなり、ビラーとミンネマンの演奏に差し替えた上で本作に収録された[17]。「オール・オブ・マイ・ライフ」は、元々はチキンフット用にデモ・レコーディングされていた曲である[17]。
反響・評価
[編集]母国アメリカでは、2015年8月15日付のBillboard 200で最高46位を記録した[8]。イギリスでは2015年6月8日付の全英アルバムチャートで22位となり、『クリスタル・プラネット』(1998年)以来17年ぶりに全英トップ40入りを果たしたが、翌週にはトップ100圏外に落ちた[4]。オランダのアルバム・チャートでは最高11位を記録し、同国において初のトップ20入りを果たした[2]。スイスのアルバム・チャートでは13位に達し、『ジ・エクストリーミスト—極—』(1992年)以来23年ぶりに、同国でトップ20入りした[3]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「彼自身の舞い上がるような演奏と同様、バンドとの絡みも楽しめる、コラボレーション作品とも言えるレコード」と評している[18]。
収録曲
[編集]全曲ともジョー・サトリアーニ作曲。
- ショックウェイヴ・スーパーノヴァ - Shockwave Supernova - 3:53
- ロスト・イン・ア・メモリー - Lost in a Memory - 4:16
- クレイジー・ジョーイ - Crazy Joey - 3:39
- イン・マイ・ポケット - In My Pocket - 4:15
- オン・ペレグリン・ウィングス - On Peregrine Wings - 5:25
- カタクリズミック - Cataclysmic - 5:05
- サンフランシスコ・ブルー - San Francisco Blue - 3:22
- キープ・オン・ムーヴィン - Keep on Movin' - 4:26
- オール・オブ・マイ・ライフ - All of My Life - 4:05
- ア・フェイズ・アイム・ゴーイング・スルー - A Phase I'm Going Through - 4:02
- スカボロー・ストンプ - Scarborough Stomp - 4:03
- バタフライ・アンド・ゼブラ - Butterfly and Zebra - 1:47
- イフ・ゼア・イズ・ノー・ヘヴン - If There Is No Heaven - 5:10
- スターズ・レース・アクロス・ザ・スカイ - Stars Race Across the Sky - 4:48
- グッバイ・スーパーノヴァ - Goodbye Supernova - 5:47
参加ミュージシャン
[編集]- ジョー・サトリアーニ - ギター、キーボード、ベース、ハーモニカ
- マイク・ケネリー - リズムギター(on #2)、キーボード
- ブライアン・ベラー - ベース(on #1, #2, #5, #7, #10, #12, #14, #15)
- クリス・チェイニー - ベース(on #3, #4, #8, #11)
- ボビー・ヴェガ - ベース(on #9)
- マルコ・ミンネマン - ドラムス(on #1, #2, #5, #6, #7, #9, #10, #13, #14, #15)
- ヴィニー・カリウタ - ドラムス(on #3, #4, #8, #11)
- ジョン・クニベルティ - パーカッション(on #1, #2, #3, #5, #6, #14)
- トニー・メンジヴァー - パーカッション、ボンゴ、コンガ(on #9)
脚注
[編集]- ^ a b “ショックウェイヴ・スーパーノヴァ - ジョー・サトリアーニ”. オリコン. 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b Joe Satriani - Shockwave Supernova - dutchcharts.nl
- ^ a b Joe Satriani - Shockwave Supernova - hitparade.ch
- ^ a b JOE SATRIANI | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ australian-charts.com - Joe Satriani - Shockwave Supernova
- ^ lescharts.com - Joe Satriani - Shockwave Supernova
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ a b “Joe Satriani Chart History - The Billboard 200”. Billboard. 2022年3月27日閲覧。
- ^ italiancharts.com - Joe Satriani - Shockwave Supernova
- ^ Joe Satriani - Shockwave Supernova - ultratop.be
- ^ Joe Satriani - Shockwave Supernova - ultratop.be
- ^ spanishcharts.com - Joe Satriani - Shockwave Supernova
- ^ 日本初回盤CD (SICP-30759)帯
- ^ 細川真平 (2015年7月17日). “SHOCKWAVE SUPERNOVA/JOE SATRIANI”. YOUNG GUITAR. シンコーミュージック・エンタテイメント. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 日本盤CD (SICP 30759)ライナーノーツ(細川真平、2015年6月)
- ^ “G3 Tour 2016 - Italy (Satriani/Vai/Aristocrats)”. Joe Satriani Official Website. 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b Bosso, Joe (2015年7月21日). “Joe Satriani Takes You Track by Track Through His New Album, 'Shockwave Supernova'”. Guitar World. Future plc. 2021年10月3日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Shockwave Supernova - Joe Satriani”. AllMusic. 2021年10月3日閲覧。