XTB2F (航空機)
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XTB2Fは、グラマン社の成功作であるTBFアヴェンジャーの後継として試作された双発の雷撃・爆撃機である。
モックアップ(木の模型)のみで実機は製作されなかった。
概要[編集]
第二次世界大戦中の1944年、グラマン社は建造中のミッドウェイ級大型空母で使用するための新しい雷撃機の設計に着手した。しかしまもなく、その他いくつかの問題点とともに、XTB2Fの大きさの双発艦上機を航空母艦から効率的に運用することが不可能であることが判明し、計画は廃棄された。
要目[編集]
*全て計画値
- 全長:15.85 m
- 全幅(翼長):22.56 m
- 主翼折畳時:10.97 m
- 全高:5.18 m
- 最大離陸重量:19,929 kg
- エンジン:P&W R-2800-22 2,100 馬力 (1,600 kW) 2基
- 最高速度:502 km/h
- 実用最大高度:9,600 m
- 武装:
- T13E1(M4) 75mm航空カノン砲 1基
- AN/M2 12.7mm機関銃 前方固定 6丁 回転銃塔 単装 1基 胴体最後尾旋回銃座 単装 1基
- 搭載能力
- Mark.13航空魚雷 1発 もしくは爆弾等最大 1,600 kg