MuseScore (楽譜作成ソフト)

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MuseScore
MuseScore logo.svg
MuseScore 2.0 in full screen.png
MuseScore 2.0 フルスクリーン表示, パレット, インスペクタ, ピアノキーボード
作者 Werner Schweer
開発元 Werner Schweer, Nicolas Froment, Thomas Bonteほか
初版 2002年9月2日(16年前) (2002-09-02
最新版 3.0.0.4785 / 2018年12月24日(23日前) (2018-12-24
リポジトリ github.com/musescore/MuseScore
プログラミング言語 C++, Qt
対応OS Microsoft Windows, Linux, Macほか
使用エンジン QtWebKit 5.9.7
プラットフォーム クロスプラットフォーム
サイズ 76.1MB
対応言語
サポート状況 開発中
種別 楽譜作成ソフトウェア
ライセンス FLOSS, GNU General Public License
公式サイト musescore.org
テンプレートを表示

MuseScore(ミューズスコア)はWindowsMacLinuxほかで使える無料の楽譜作成ソフトウェア

概要[編集]

GNU General Public Licenseのもと、オープンソースソフトウェアとしてリリースされている。リードシート、ピアノ曲、ギターのタブ譜、バンドスコア、合唱曲、オーケストラなど、あらゆるタイプの楽譜を作成することが出来る。高価な楽譜作成ソフトとほぼ同じ機能を持ってるのにもかかわらず、無料のオープンソースソフトウェアであり、シンプルなユーザインタフェースを特徴としている。Pdf出力による解像度はFinaleSibeliusと比べても見劣りするものではない。

ユーザーのコミュニティを大切にしており、musescore.org[1]では、ディスカッションフォーラム、無料のオンラインハンドブック、解説動画などがある。また、楽譜共有サイト、musescore.com[2]では、ユーザー同士がオンラインで自分の作成した楽譜をシェア、閲覧することができる。

姉妹品として、作った楽譜を再生することができるアプリiphoneipadandroid用にリリースされている。ただし編集は出来ない。

エンジンにQtWebKitを使っており、プラットフォーム (コンピューティング)が違っても一貫性のある操作性とユーザインタフェースを実現している。オープンソースソフトウェアのため、非常に多数の開発者がMuseScoreの開発に携わっている。

将来的にQtを離脱することが明らかになっている[3]

特徴[編集]

Werner Schweerによって開発されたソフトウェアである。一般的に発売されている楽譜作成ソフトとは異なり、フリーのオープンソースソフトウェアである。ソースコードが公開されており、ユーザーによる改変が可能。全体的にはGNU LilyPondのフォントが用いられている。サウンドフォントの置き換えが可能。また、楽譜をPDF, SVG, PNGで綺麗に出力することが可能であり、音声ファイルとしてもWAV, ogg, FLACの形で保存することが可能である。

大きな特徴は、楽譜ファイルをさらに圧縮した「圧縮楽譜ファイル」の形で保存が可能なことにより、多くのファイル数を作成してもFinaleSibeliusの数分の1で保存が簡単な点がある。代表的な楽譜作成ソフトと比べると起動の遅延問題が指摘されているが、開発が各国のユーザーで展開されることやQtのヴァージョンアップ[4]により改善されることが望まれている。多言語展開がなされている。QTの描画機能に拠っているためにバージョン互換性はほとんど全くなく、3.0 Nightlyで2.3.1以前の楽譜を開くことはできるものの、レイアウトは完全に崩れる。

Nightlyバージョンは日々更新されているものの、原則としてMacから開発されている。Windows版やLinux版のNightlyも入手できるが動作は保証していない。

歴史[編集]

元々はWerner Schweerによって作られたLinuxソフトウェアMusEMIDI/オーディオミュージックシーケンサー)のフォーク (ソフトウェア開発)として2000年代初めにスタートしたプロジェクトである。

当初はMusE自体に、楽譜が作成できるオプションを追加しようとしたが、この機能を楽譜作成ソフトウェア、MuseScoreとして独立させるほうが良いという考えに至った。当初はLinuxのみでの開発であったが、Nicolas Fromentがチームに加わり、バグの修正とWindowsMacでも使えるようにソースコードを移行する手助けをした。

その後3人目の開発者であるThomas Bonteが加わり、ウェブサイトmusescore.orgとmusescore.com、そしてコミュニティの運営を担当している。

数年かけて少しずつ安定性と機能性を向上させ、最初の安定板となるMuseScore 1.0を2011年2月にリリースした。その後2年の間にバージョン1.1.、1.2、1.3をリリースし、主にバグの修正と小さな改善を行った。

2018年7月にヴァージョン2.3.1がリリースされた。MuseScore 3 Beta[5]でQtは5.9.7、Pdfバージョンは1.4がそれぞれ採用された。

2018年12月24日にMusescore 3が公開された。

脚注[編集]

  1. ^ musescore.org 2018年7月9日閲覧
  2. ^ musescore.com 2018年7月9日閲覧
  3. ^ Compilation of MuseScore with Visual Studio Community (MSVC) Release”. musescore.org (2018年8月13日). 2018年10月22日閲覧。
  4. ^ webcache.googleusercontent.comからのアーカイブ 2 May 2017 13:05:59 UTC閲覧。
  5. ^ MuseScore 3.0 Beta Release”. musescore.org (2018年11月28日). 2018年11月29日閲覧。

参考文献[編集]

  • Mastering MuseScore : Make beautiful sheet music with MuseScore 2(英語)出版 : MuseScore ISBN-13: 978-1508621683
  • download handbook

外部リンク[編集]