HEAVY NOVA
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『HEAVY NOVA』 | ||||
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ロバート・パーマー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ミラノ ロジック・スタジオ、バハマ コンパス・ポイント・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ポップ・ロック、ブルー・アイド・ソウル | |||
時間 | ||||
レーベル |
EMI マンハッタン・レコード | |||
プロデュース | ロバート・パーマー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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ロバート・パーマー アルバム 年表 | ||||
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『HEAVY NOVA[注釈 1]』は、イギリスの歌手ロバート・パーマーが1988年に発表した、ソロ名義では9作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]パーマーは前作『リップタイド』を最後に、ヴィネガー・ジョー時代からの所属レーベルであるアイランド・レコードを離れ、本作はEMI移籍第1弾アルバムとして発表された[11]。アルバム・タイトルは、ヘヴィメタルとボサノヴァを合わせて付けられた[12]。
反響・評価
[編集]全英アルバムチャートでは25週トップ100入りするが、最高17位に終わり、前作に続く全英トップ10入りは果たせなかった[5]。アメリカでは44週Billboard 200入りして最高13位を記録し[3]、1988年11月にはRIAAによってプラチナ・ディスクの認定を受けた[10]。
William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「ハードロック的なスタイルの前作『リップタイド』のクローン」と評している[1]。また、宮本宣嗣は2020年、第1弾シングル「この愛にすべてを」に関して「パワー・ステーション色の強い」と評する一方、全体像に関しては「ヨーデルやアフリカンミュージック、ジャズスタンダードへのアプローチも見せ、パワー・ステーションと異なる色合いも見せ始めていた」と評している[13]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はロバート・パーマー作。
- この愛にすべてを - "Simply Irresistible" - 4:14
- つのる想い - "More Than Ever" - 3:25
- チェンジ・ヒズ・ウェイズ - "Change His Ways" - 2:56
- ディスタービング・ビヘイヴィアー - "Disturbing Behavior" - 3:45
- アーリー・イン・ザ・モーニング - "Early in the Morning" (Lonnie Simmons, Rudy Taylor, Charlie Wilson) - 4:43
- イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー - "It Could Happen to You" (Johnny Burke, Jimmy Van Heusen) - 2:31
- シー・メイクス・マイ・デイ - "She Makes My Day" - 4:23
- 愛に身をまかせ - "Between Us" - 4:49
- キャスティング・ア・スペル - "Casting a Spell" - 3:57
- もしかして恋 - "Tell Me I'm Not Dreaming" (Michael Omartian, Bruce Sudano, Jay Gruska) - 3:47
参加ミュージシャン
[編集]- ロバート・パーマー - ボーカル
- エディ・マルティネス - ギター
- ウィリアム・ブライアント - キーボード
- フランク・ブレア - ベース
- ドニー・ウィン - ドラムス
- ドン・ウン・ロマン - パーカッション、バックグラウンド・ボーカル
- ガース・ハドソン - アコーディオン、キーボード
- トム・ウォーク - アコーディオン
- チャック・フィンドレー - トランペット
- ルカ・ベラク - ヴァイオリン
- クレア・フィッシャー - ストリングス・アレンジ
アディショナル・ミュージシャン
- デニス・バディミール - ギター
- ジョン・グレイ - ギター、パーカッション
- リチャード・ギブス - キーボード
- ジェフ・ボヴァ - キーボード
- バリー・ジョンソン - ベース
- リッキー・ファター - ドラムス
- ロビン・ローブ - パーカッション
- B・J・ネルソン、リック・ダンコ - バックグラウンド・ボーカル
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本初回盤LP (RP25-5651)、日本初回盤CD (CP25-5651)、1991年再発CD (TOCP-6938)、2006年再発CD (TOCP-53851)の帯に準拠。
出典
[編集]- ^ a b Ruhlmann, William. “Robert Palmer - Heavy Nova Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年4月30日閲覧。
- ^ australian-charts.com - Robert Palmer - Heavy Nova
- ^ a b “Robert Palmer - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2023年4月30日閲覧。
- ^ charts.org.nz - Robert Palmer - Heavy Nova
- ^ a b Robert Palmer | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』オリジナルコンフィデンス、1990年、324頁。ISBN 4-87131-025-6。
- ^ Robert Palmer - Heavy Nova - dutchcharts.nl
- ^ swedishcharts.com - Robert Palmer - Heavy Nova
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ a b Gold & Platinum - RIAA
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Robert Palmer Biography, Songs, & Albums”. AllMusic. 2023年4月30日閲覧。
- ^ “Robert Palmer”. Telegraph Media Group (2003年9月27日). 2023年4月30日閲覧。
- ^ 宮本宣嗣 (2020年11月14日). “ロバート・パーマーの2枚組大作「ドント・エクスプレイン」の魅力”. Re:minder. 2023年4月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- HEAVY NOVA - Discogs (発売一覧)