GOD WARS 〜時をこえて〜
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(GOD WARS 日本神話大戦から転送)
このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。 |
ジャンル | タクティクスRPG |
---|---|
対応機種 |
PlayStation 4 PlayStation Vita Nintendo Switch(「日本神話大戦」のみ) |
開発元 | 角川ゲームス[1] |
発売元 | 角川ゲームス |
ディレクター | 安田善巳 |
デザイナー |
箕星太朗 竹安佐和記 |
音楽 | 新田高史 |
人数 | 1人 |
メディア |
[PS4] BD-ROM [PS Vita] PS Vitaカード [Switch] Switchカード ダウンロード販売 |
発売日 |
2017年6月22日 2018年6月14日 [日本神話大戦] |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
『GOD WARS 〜時をこえて〜』(ゴッドウォーズ ときをこえて)は、角川ゲームスより2017年6月22日に発売されたPlayStation 4/PlayStation Vita用ゲームソフト。
2018年6月14日にはプラットフォームにNintendo Switchを加えたバージョンアップ版『GOD WARS 日本神話大戦』が発売。
概要
[編集]角川ゲームスの新規IPによる、『古事記』や御伽話を題材とした和風ファンタジーRPG。同社代表の安田善巳が原作およびディレクションを務める。
2020年2月までの累計販売本数は30万本超。2022年5月より、安田が独立起業したDragami Gamesが角川ゲームスから本作に関する権利を引き継いでいる[2]。
あらすじ
[編集]美しい自然と八百万の神々が住まう瑞穂国。瑞穂の民は自然を愛し祖霊を敬い争いも好まず平和に暮らしていた。
しかし、いつのころからか、人々は争いを繰り返すようになり、各地で日照りや台風、地震などの天変地異が起こるようになった。
富士国の王女ツクヨミは、争いを繰り返す出雲国と日向国の間に立ち、不戦の誓いを結ばせた。これにより神々の怒りが鎮まり、天変地異も収まるかと思われたが、突然、富士山が鳴動を始める。
王女ツクヨミは神託を受け入れ、断腸の思いで娘サクヤを生け贄に差し出すことでようやく富士の鳴動は収まった。
しかし、悲嘆に暮れたツクヨミは、ある日忽然と姿を消してしまう。キツネと名乗る男に政を任せて。
それから十三年後、富士国の浅間ノ宮に一人の少女カグヤが囚われていた。次に富士の鳴動が起こったときの生け贄として……
登場人物
[編集]富士国(ふじのくに)
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- カグヤ
- 声 - 早見沙織
- 富士国女王ツクヨミの三女。極めて強い霊力と抜群の美貌に恵まれているが、富士山を鎮める生け贄になるべく幽閉されている。悲劇の王女だが性格はおてんばで好奇心が強い。キンタロウたちの力を借りて自らの運命を切り開いていく。
- サクヤ
- 声 - 佳村はるか
- ツクヨミの次女。13年前、富士の火口に生け贄として捧げられる。霊力も美貌もカグヤに匹敵するが、容姿はたおやかで儚げ。人を守ってあげたい気持ちにさせる。
- ツクヨミ
- 声 - 中村千絵
- 富士国の女王。サクヤ、カグヤの母。優しく慈愛に満ちた女王。13年前、神々の怒りを鎮めるために、富士の火口へ生け贄として娘のサクヤを捧げる。それ以後、行方知れずとなる。
- キンタロウ
- 声 - 畠中祐
- 富士国一番の力自慢の少年。両親を幼い頃になくしたが立派に生活を支えてきた。カグヤとは母親が亡くなった直後に知り合い友達になる。カグヤがふと漏らした「助けて」の一言のために彼女を暴動に乗じて救い出す。約束は必ず守る律義者。
- クマ
- 声 - 福山潤
- キンタロウの相棒のクマの神。富士国では山野で知り合った人とも獣ともつかぬ何者かと親しくなるのは普通のことである。キンタロウとは強い絆で結ばれており、言葉は話せないが意思疎通できる。村ではキンタロウとまともに相撲が取れる唯一の存在だった。
- ハナサカ
- 声 - 伊藤美紀
- 八百万の神の一人。冷静沈着で博識な気品ある婦人。富士浅間の宮に出仕。サクヤが富士に捧げられた後浅間の宮を退去。各務原で生け贄に頼らず神の怒りを鎮める方法を模索し、巨大な鏡を作る。
出雲国(いずものくに)
[編集]- オオクニヌシ
- 声 - 國立ミユキ
- 出雲国王スサノオと王妃クシナダの嫡男。明朗快活な人柄で男女を問わず愛される器量人。大変な美貌の持ち主であり、女性を褒めるのにも躊躇しないため、とにかくもてる。カグヤと出会い国を背負う重みを学び、さらなる大物へと成長していく。調整型で、人を共存共栄に導く君主を理想としている。
- スサノオ
- 声 - てらそままさき
- 出雲の国王。無敵の戦士であり、一代で出雲を強国にした英雄。国力を得てからは軍事よりも経済、技術に根ざした国造りを進める。生まれつき最強だったため、暴力に固執せず、優秀な家臣に内政を任せる度量がある。
- イナバ
- 声 - 麦穂あんな
- 出雲の宮廷に仕える女官。幼いころからオオクニヌシ付を務めているため、その美貌と褒め言葉に免疫がある。主な仕事はオオクニヌシの女性関係の後始末。
- サヨリ
- 声 - 氷青
- 瀬戸内海運を仕切る海の女。子供のころから宮廷に出入りしていたため、オオクニヌシやイナバからは姉のように慕われている。豪気な姉御肌。イナバの愚痴を聞かされるのは彼女の役目である。
- イッスン
- 声 - 福山潤
- 八百万の神の一人。現在は出雲に仕え地方を巡察して治水や医薬について指導している。オオクニヌシの器にほれ込み、彼の治世を支えるのが自分の仕事だと思っている。
日向国(ひゅうがのくに)
[編集]- モモタロウ
- 声 - 石川界人
- 日向の女王アマテラスの長男にして嫡男。文武両道に長け、覇気に満ちた一代の英傑。集権的な支配を理想とし、理想国家の建設に向けて邁進する。なまじ一人でなにもかも出来るため、自分以外の人間を軽んじる傾向にある。そのため、出雲への潜入も自らこなし、オオクニヌシたちと出会うことになる。
- アマテラス
- 声 - 園崎未恵
- 日向国の女王。三大国の君主の中では最も若くて気力に満ちている。噴火の被害にあった国土では民の生活が成り立たないため、豊穣な出雲や富士の領域への進出を狙っている。次世代の王となるべき二人の息子の養育にも熱心。そこには母親らしい愛情もあるのだが、ウラシマにはうまく伝わっていない。
- ウラシマ
- 声 - 柿原徹也
- 日向国の第二王子。兄のモモタロウが優秀すぎるため、世をすねて僻みっぽくなっているが、根は思いやりのある素直な青年。日向の宮廷は居心地が悪いため、龍宮に逃げ出している。
- カメ
- 声 - 麦穂あんな
- 龍宮に仕える眷属の一人。人型をしたカメ。人間の感覚ではかなりの高齢だが、カメとしてはまだまだひよっこであり、海神の眷属だけあって海に強く、一行の足を務めることも。
モンスター
[編集]- 火の鳥
- 阿蘇山を象徴する八百万神。阿蘇の鳴動とともにカグヤたちの前に姿を現す。
- 大神
- 山を象徴する八百万神。山が崩され森林が伐採されることに怒りを覚え、正気を失い、祟り神と化してしまっている。
- ヤマタノオロチ
- 斐伊川を司る巨大な八百万の神。八木の首から繰り出される攻撃はその全てが破壊的で、パーティーを全滅に導く。
- 温羅
- 鬼の城を拠点とする製鉄集団の頭目。いかなる時も異形の仮面をかぶっており、その素顔を見たものは決して生きて帰ることはできないと言う。
- 鳳凰
- 永遠のときをこえて瑞穂国を見守る八百万の神。
- 鹿神
- 厳島の神使である鹿の姿をしている。その角による一撃は巨大な岩をも打ち砕く力を持つという。
- 猪神
- 常に二柱で行動し宍道湖のほとりでスサノオ、オオクニヌシの行く手を阻む。
- 白蛇神
- 三輪山の神使の蛇が祟り神となったもの。身体の周囲を増幅された嫉妬の念がどくろのように渦巻いている。
- 九尾
- 仕えていた主に見放され、狂乱のあまり荒御霊に侵された哀れな祟り神。九本の太い尾を駆使して繰り出される技は、激しく破壊的である。
スタッフ
[編集]脚注
[編集]- ^ 発表時の開発担当はKADOKAWA GAME STUDIOで、開発中に角川ゲームスへと移管された。
- ^ “角川ゲームス、安田善巳氏と冬野智氏が一部事業を切り出す形で「Dragami Games」独立 エクストリームの連結子会社に、保有IPで協業も検討”. ゲームビズ. (2022年5月27日) 2022年5月27日閲覧。
出典
[編集]- 角川ゲームスが完全新作『GOD WARS ~時をこえて~』を発表 箕星太朗氏や竹安佐和記氏らがスタッフに名を連ねるタクティクスRPG ファミ通.com 2015年11月10日
- 誰も知らないもう一つの日本神話 タクティクスRPG 「GOD WARS ~時をこえて~」のゲーム概要を紹介 Gamer 2015年11月11日
- 日本の文化を世界へ発信! 意欲的なタイトル満載の“KADOKAWA GAMES MEDIA BRIEFING 2015 AUTUMN”をリポート ファミ通.com 2015年11月10日
- GODWARS 累計販売本数が20万本を突破 Gamer 2019年1月7日
- GODWARS 累計販売本数が30万本を突破 ファミ通.com 2020年2月17日