Fla$hBackS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Fla$hBackS
出身地 日本の旗 日本神奈川県川崎市東京都豊島区
ジャンル ヒップホップ
活動期間 2011年 - 2018年
メンバー JJJ
旧メンバー Febb as Young Mason
KID FRESINO

Fla$hBackS(フラッシュバックス)は2011年頃に結成された3人のMC兼DJ兼トラックメイカーからなる日本のヒップホップユニット

メンバー[編集]

現メンバー[編集]

  • JJJ(ジェイジェイジェイ)(MC/DJ/トラックメイカー)
本名:相馬貴裕。[1]1989年生まれ[2]の神奈川県川崎市出身。[3]
トラックメイクをメインにしており、トラック集として2013年に「ggg」、2015年に「THOUSAND」をリリースする他、SoundCloud等でも発表している。2014年にメインMCも務めた1stソロアルバム「Yacht Club」をリリース。

元メンバー[編集]

  • KID FRESINO(キッド・フレシノ)(MC/DJ/トラックメイカー)
本名:佐々木寛明。[4]1993年生まれでFebbの中学の同級生[5]にあたる。[2]DOGEAR RECORDS所属。
FebbがライブDJとして連れてきたのがきっかけで参加。元々はDJ、トラックメイクが中心だったが、jjjからラップするようトラックを渡され収録したものをSoundCloudに上げた所、DOGEAR RECORDSからオファーを受け、2013年に1stソロアルバム「HORSEMAN'S SCHEME」をリリース。それ以降ラッパーとしての活動も本格化させる。また2015年に2ndアルバム「Conq.u.er」をリリース。
2017年5月24日脱退。
  • Febb as Young Mason(フェブ)(MC/DJ/トラックメイカー)
本名:安井誠一。1994年1月3日生まれ。[2]
2011年にSPERB(TETRAD THE GANG OF FOUR)とのユニット「CRACKS BROTHERS」でEPを出すなどFla$hBackS以前から活動していた。別名義である「Young Mason」もTETRADのリーダーNIPPSの命名。[3]
Fla$hBackSの他にA THUGやKNZZなどとDAWG MAFIA FAMILYとしても活動中。
2014年に1stソロアルバム「THE SEASON」をリリース。2017年には2ndアルバム『SO SOPHISTICATED』をリリース。
2018年2月15日死去[6]

来歴[編集]

  • 元々jjjとFebbが共にYOUNG DRUNKERSというユニットと繋がりがあり、そのユニットを介して知り合ったのがきっかけで結成。
  • FebbがライブDJとしてKID FRESINOを連れてきたその流れで加入。
  • 2013年1月24日、フリーEP『FLY FALL』を1stアルバムに先駆け配信。
  • 2013年2月13日、1stアルバム『FL$8KS』を発売。
  • 2013年5月22日、KID FRESINOがDOGEAR RECORDSから1stフルアルバム『HORSEMAN'S SCHEME』を発売。当時KID FRSINOはラップ暦10ヶ月足らずだったがDOGEARの後押しもありラップアルバムを発売することになった。
  • 2014年1月29日、febbがP-VINEから1stフルアルバム『The Season』を発売。同アルバムはBUDDHA BRANDDEV LARGEが「ここ10年でナンバーワンの日本語ラップ」[7]などと評価するなど話題になった。
  • 2014年6月27日に公開された映画『渇き。』に楽曲で参加した。[8]
  • 2014年8月20日、KID FRESINOがDOGEAR RECORDSからフリーミックステープ『Shadin'』を発表。これ以降KID FRESINOは留学のためNYに拠点を移す。
  • 2014年11月26日、jjjがSPACE SHOWER MUSICから1stフルアルバム『Yacht Club』を発売。
  • 2015年9月23日、KID FRESINOがDOGEAR RECORDSから2ndフルアルバム『Conq.u.er』を発売。
  • 2016年7月20日、KID FRESINOがC.O.S.A. × KID FRESINO名義でSUMMITからジョイントアルバム『Somewhere』を発売。それに伴い『SUMMIT Presents. "C.O.S.A. × KID FRESINO 「Somewhere」Release Live" Support by Carhartt』が新代田FEVER、club JB'Sにて開催された。
  • 2016年10月16日、jjjがTBS系列で放送中のクイズ☆スター名鑑のOP曲を担当。
  • 2017年1月8日、KID FRESINOの楽曲『Salve (feat. jjj)』がモヤモヤさまぁ〜ず2のEDに使用される。[9]
  • 2017年1月25日、KID FRESINOがDOGEAR RECORDSから自身初EP『Salve』をリリース。同EPはペトロールズ三浦淳悟などが起用されておりバンドを迎えたレコーディングになった。
    • febbがビートアルバム『BEATS & SUPPLY』をリリース。
  • 2017年2月22日、jjjがDOGEAR RECORDSから2ndアルバム『HIKARI』をリリース。
  • 2017年3月29日、Febb as Young MasonがVYBE MUSICから2ndアルバム『SO SOPHISTICATED』リリース。
  • 2017年5月24日、KID FRESINOがfebbのTwitterにて脱退を発表[10]
  • 2017年10月4日、febbがビートメイカーGRADIS NICEとのジョイントアルバム『L.O.C -Talkin' About Money-』をGRADIS NICE&YOUNG MAS名義でリリース。
  • 2018年2月15日、febbが不慮の事故により死去。[11]

ディスコグラフィー[編集]

EP[編集]

タイトル リリース日 備考
FLY FALL 2013年1月24日 「FL$8KS」に先がけフリーEPとして期間限定で配信された。 [12]

アルバム[編集]

タイトル リリース日 レーベル
FL$8KS 2013年2月13日 FL$Nation&Cracks Brothers.Co,Ltd [13]

参加楽曲[編集]

  • 「SMILE NOW,DIE LATER (feat. Fla$hBackS)」ONE-LAW『MISTY』(2013年3月20日)
  • 「THE WANTED (feat. Fla$hBackS & KIANO JONES)」 B.D. 『BALANCE』 (EMI Records Japan/2013年12月11日)[14]
  • 「Stray Cat (feat. Fla$hBackS)」 DJ BEERT & Jazadocument 『THE DOCUMENTARY』 (P-VINE/2014年6月4日)[15]
  • 「Who Can (feat. Fla$hBackS)」 KID FRESINO 『Shadin'』 (DOGEAR RECORDS/2014年8月20日)
100枚限定で7inchが発売された。
  • 「SpaderS」 Fla$hBackS 『渇き。 -オリジナル・サウンドトラック-』 (2014年12月19日) 映画『渇き。』のDVD&Blu-rayプレミアム・エディションの特典サントラに収録。劇中でも同楽曲は使用された。
  • 「Tokyo (Yugata) [feat. Fla$hBackS]」 BES 『UNTITLED』 (GUNSMITH PRODUCTION, BLACK SWAN/2016年4月13日)
  • 「2024 (feat. Fla$hBackS)」 jjj 『HIKARI』 (SPACE SHOWER MUSIC/2017年2月22日)

出典[編集]

  1. ^ 2015 - सोमा(jjjの公式ブログ)
  2. ^ a b c 【Fla$hBackS】黄金時代が"フラッシュバック"する若くて渋いヒップホップ・ユニット - サイゾーpremium
  3. ^ a b #RAPSTREAM CO-SIGN VOL.1 feat. Fla$hBackS - Amebreak[アメブレイク]
  4. ^ イリュミナシオン "illuminations" trailer (MUSIC : HTRK) - YouTube
  5. ^ #RAPSTREAM CO-SIGN VOL.5 feat. KID FRESINO (Fla$hBackS)
  6. ^ “ラッパーのFebbさん死去 24歳の若さ「10年代最重要の日本人ヒップホップアーティストの1人」”. スポーツニッポン. (2018年2月16日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/02/16/kiji/20180216s00041000390000c.html 2018年2月17日閲覧。 
  7. ^ [1] - (TOJIN RECORDS TWITTER)
  8. ^ Fla$hBackS、話題の映画「渇き。」に楽曲で参加”. ototoy.jp. 2021年8月22日閲覧。
  9. ^ [2] - (音楽ナタリー)
  10. ^ WaviestMasの2017年5月24日のツイート- X(旧Twitter)
  11. ^ Fla$hBackSのFebbが逝去 関係者らがSNSで伝える”. KAI-YOU.net | POP is Here .. 2021年8月22日閲覧。
  12. ^ Fla$hBackSがフリーEP “fly fall” を期間限定リリース。 | MUSIC | Universe Magazine”. 2021年8月22日閲覧。
  13. ^ FLA$HBACKS/FL$8KS”. tower.jp. 2021年8月22日閲覧。
  14. ^ B.D., THE WANTED feat.FLA$HBACKS & KIANO JONES, https://www.amazon.co.jp/WANTED-feat%EF%BC%8EFLA%EF%BC%84HBACKS-KIANO-JONES-Explicit/dp/B00GWSCYS0 2021年8月22日閲覧。 
  15. ^ DJ BEERT & Jazadocument, Stray Cat feat. Fla$hBackS, https://www.amazon.co.jp/Stray-Cat-feat-hBackS-Explicit/dp/B082NZ2YCF 2021年8月22日閲覧。