コンテンツにスキップ

FC那覇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エナジックF.C.那覇
原語表記 Enagic Football Club Naha
呼称 エナジックF.C.那覇
愛称 F.C.那覇
クラブカラー  
 
 
所属リーグ 沖縄県社会人サッカーリーグ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン 沖縄県那覇市
代表者 日本の旗 中村博幸
監督 日本の旗 中村博幸
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

エナジックF.C.那覇(Enagic Football Club Naha)は、沖縄県那覇市をホームタウンとして活動する社会人サッカークラブである。

クラブ概要

[編集]

FC那覇現監督の中村博幸那覇高校サッカー部OBによって、樋川クラブとして創設[1]、その後Football Club Nahaへ改称した。

2005年沖縄県リーグ3部南ブロックを制し、沖縄県リーグ2部西ブロックへ昇格[2]2007年に沖縄県リーグ1部に昇格した[3]

2009年には、沖縄県リーグを好成績で制し、九州各県リーグ決勝大会に初進出[4]。この年は1回戦で熊本県教員蹴友団に敗れたものの[5]、この翌年も同大会に進出[6]海邦銀行SCとの入替戦まで進出するも0 - 2で敗れ、初の九州リーグ昇格とはならなかったが、急速かつ着実に力をつけていることを証明した。

2012年、九州各県リーグ決勝大会に3度目の出場。決勝で中津サッカークラブPK戦にまで及ぶ死闘を制し、遂に九州リーグ昇格を手にした[7]。九州リーグでは3シーズンにわたって在籍したが、2015年にリーグ最下位(10位)となり、沖縄県リーグ1部へ降格した[8]

2016年、沖縄県リーグ1部で2位となったが、優勝した沖縄国際大学には九州各県リーグ決勝大会の出場資格がないために繰り上げで同大会に出場[9]。準決勝で熊本県代表のダイナマイツ八代に勝利し決勝に進出したことで、1年で九州リーグへの復帰を果たした[10][注釈 1]

2017年は九州リーグでPK勝を含めて2勝しか挙げられず、11チーム中最下位で再び沖縄県リーグに降格となった。

2022年4月、エナジックインターナショナルとスポンサー契約を結び、チーム名をエナジックF.C.那覇に変更した[11]

歴史

[編集]
  • 不明 中村博幸那覇高校サッカー部OBによって、樋川クラブとして創設[1]。後にFootball Club Nahaへ改称。
  • 2005年 沖縄県社会人サッカーリーグ3部南ブロック優勝。沖縄県社会人サッカーリーグ2部西ブロック昇格[2]
  • 2007年 沖縄県社会人サッカーリーグ2部西ブロック優勝。沖縄県社会人サッカーリーグ1部昇格[3]
  • 2009年
    • 沖縄県社会人サッカーリーグ1部優勝。九州各県リーグ決勝大会進出[4]
    • 九州各県リーグ決勝大会1回戦敗退。沖縄県社会人サッカーリーグ1部残留[5]
  • 2010年
    • 沖縄県社会人サッカーリーグ1部優勝。九州各県リーグ決勝大会進出[12]
    • 九州各県リーグ決勝大会決勝、FC KAGOSHIMAに敗北。入替戦へ[6]
    • 入替戦、海邦銀行SCに敗北。沖縄県社会人サッカーリーグ1部残留。
  • 2012年
    • 沖縄県社会人サッカーリーグ1部優勝。九州各県リーグ決勝大会進出[13]
    • 九州各県リーグ決勝大会優勝。九州サッカーリーグ初昇格[7]
  • 2015年 九州サッカーリーグ10位。沖縄県社会人サッカーリーグ1部降格[8]
  • 2016年
    • 沖縄県社会人サッカーリーグ1部2位。優勝した沖縄国際大学には九州各県リーグ決勝大会の出場資格がないため繰り上げ出場[9]
    • 九州各県リーグ決勝大会準決勝で勝利。九州サッカーリーグ昇格[10][注釈 1]
  • 2017年 九州サッカーリーグ11位。沖縄県社会人サッカーリーグ1部降格。
  • 2022年 チーム名をエナジックF.C.那覇に変更。

クラブ成績

[編集]
年度 所属 順位 勝点 試合 得失差 天皇杯
2005 沖縄県3部南ブロック 優勝 25 10 8 1 1 37 6 31 県予選敗退
2006 沖縄県2部西ブロック 3位 17 9 5 2 2 17 10 7
2007 優勝 22 9 7 1 1 29 6 23
2008 沖縄県1部 2位 21 9 6 3 0 26 5 21
2009 優勝 22 9 7 1 1 24 8 16
2010 優勝 22 8 7 1 0 23 7 16
2011 2位 18 8 5 3 0 22 7 15
2012 優勝 22 8 7 1 0 44 10 34
年度 所属 順位 勝点 試合 90分勝 PK勝 PK負 90分負 得点 失点 得失差 天皇杯
2013 九州 9位 18 18 4 2 2 10 20 45 -25 県予選敗退
2014 8位 16 18 5 0 1 12 19 38 -19
2015 10位 12 18 3 1 1 13 22 45 -23
年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 得失差 天皇杯
2016 沖縄県1部 2位 21 9 7 0 2 32 13 19 県予選敗退
年度 所属 順位 勝点 試合 90分勝 PK勝 PK負 90分負 得点 失点 得失差 天皇杯
2017 九州 11位 9 20 1 1 4 14 23 65 -42 県予選敗退
年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 得失差 天皇杯
2018 沖縄県1部 3位 19 9 6 1 2 28 21 7 県予選敗退
2019 4位 13 8 4 1 3 18 21 -3
2020 新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦中止[注釈 2]
2021 2位[注釈 3] 6 3 2 0 1 18 3 15
2022 3位 11 7 3 2 2 22 9 13
2023 4位 17 9 5 2 2 33 18 15

タイトル

[編集]

リーグ戦

[編集]

所属選手・スタッフ

[編集]
2017年

スタッフ

[編集]
役職 氏名 前職 備考
代表 日本の旗 中村博幸 琉球大学 クラブ創設者
監督兼代表
監督
コーチ 日本の旗 高嶺朝也 ESP/MI JAPAN OSAKA
トレーナー 日本の旗 高良鉄海 FC琉球 トレーナー

選手

[編集]
Pos No. 選手名 前所属 備考
GK 1 日本の旗 新里佑輔 那覇高校
13 日本の旗 又吉優 沖縄国際大学
DF 3 日本の旗 糸数尚志 那覇高校
5 日本の旗 吉嶺和将 琉球大学
24 日本の旗 西将志 日本の旗 大隅NIFS ユナイテッドFC
31 日本の旗 嘉数光 日本の旗 東風平FC
35 日本の旗 儀間太 那覇高校
MF 2 日本の旗 与那嶺光 日本の旗 デッツォーラ島根EC
6 日本の旗 米須宏朗 日本の旗 サンビスカス沖縄FC
7 日本の旗 玉城竜馬 流経大柏高校
8 日本の旗 當間正一 日本の旗 小禄クラブ
10 日本の旗 比嘉啓翔 キャプテン 琉球大学 キャプテン
11 日本の旗 國吉真臣 日本の旗 東風平FC
15 日本の旗 新城幸佑 那覇高校
16 日本の旗 具志佳輝 琉球大学 副キャプテン
18 日本の旗 前里晋太郎 日本の旗 小禄クラブ
19 日本の旗 平良拓貴 那覇西高校
20 日本の旗 安村誠也 那覇西高校
26 日本の旗 具志堅和也 沖縄大学
37 日本の旗 當銘真幸 琉球大学
39 日本の旗 宮原功太郎 日本の旗 沖縄電力SC
FW 4 日本の旗 島袋泰斗 日本の旗 与勝クラブ
9 日本の旗 与那嶺隆博 日本の旗 Y.S.C.C.横浜
12 日本の旗 宮城昭浩 流通経済大学
17 日本の旗 上原祐介 日本の旗 FCコラソン・プリンシパル
21 日本の旗 平良正哉 那覇西高校 副キャプテン
22 日本の旗 新垣威臣 日本の旗 FCペスカンド
23 日本の旗 辻和帆 日本の旗 Liberty.FC
25 日本の旗 大城翔哉 琉球大学
32 日本の旗 久場光 日本の旗 FC琉球

ユニフォーム

[編集]
ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st) 黒×青
FP(2nd) 青×白
GK(1st)
GK(2nd) 緑×濃緑色
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

チームカラー

[編集]
  •   青、  赤、 

ユニフォームスポンサー

[編集]
掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
HARRY'S HARRY'S 2015年 - ファーストユニフォームのみ
背中上部 なし - -
背中下部 なし - -
なし - -
パンツ なし - -

ユニフォームサプライヤー

[編集]

歴代ユニフォームスポンサー年表

[編集]
年度 右袖 左袖 背中上部 背中下部 パンツ サプライヤー
2014 - - - - - - adidas
2015 HARRY'S (ファーストユニのみ) QUGA 西酒店 ANTENNA - -
2016 - - -
2017

注釈

[編集]
  1. ^ a b 本来であれば、決勝に進出したことでは昇格クラブは決まらないが、この年は九州サッカーリーグ10位の鹿児島ユナイテッドFCセカンドが活動を終了した事に伴い、決勝は行われるも入替戦は行われず、決勝進出の2クラブが自動的に九州サッカーリーグに昇格した。
  2. ^ 代替大会として開催された九州各県リーグ決勝大会沖縄県代表決定戦(トーナメント方式)では準優勝。
  3. ^ 新型コロナウイルスの影響により、参加8チームを2ブロックに分け1回戦総当たりの予選リーグを開催した後、同順位同士で順位決定戦を行った。F.C.那覇は予選リーグBブロックで2位であったが、Bブロック1位の沖縄国際大学サッカー部には九州各県リーグ決勝大会への出場権が無いため、繰り上げで優勝決定戦に進出(沖縄国際大学サッカー部は3位決定戦に進出)。優勝決定戦ではAブロック1位のFCセリオーレに0-3で敗れた。

脚注

[編集]
  1. ^ a b FC那覇メンバー紹介”. 2017年3月30日閲覧。
  2. ^ a b 沖縄県3部リーグ南ブロック”. 2017年3月30日閲覧。
  3. ^ a b 沖縄県2部リーグ西ブロック”. 2017年3月27日閲覧。
  4. ^ a b 沖縄県1部リーグ”. 2017年3月27日閲覧。
  5. ^ a b 九州各県リーグ決勝大会”. 2017年3月27日閲覧。
  6. ^ a b 九州各県リーグ決勝大会”. 2017年3月27日閲覧。
  7. ^ a b 九州各県リーグ決勝大会”. 2017年3月27日閲覧。
  8. ^ a b 2015年九州サッカーリーグ”. 2017年3月27日閲覧。
  9. ^ a b 沖縄県1部リーグ”. 2017年3月27日閲覧。
  10. ^ a b 九州各県リーグ決勝大会”. 2017年3月27日閲覧。
  11. ^ ENAGIC GLOBAL E-FRIENDS 2022.6月号”. 株式会社エナジックインターナショナル. 2022年8月21日閲覧。
  12. ^ 沖縄県1部リーグ”. 2017年3月27日閲覧。
  13. ^ 沖縄県1部リーグ”. 2017年3月27日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]