Emulsification
『Emulsification』 | ||||
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FIVE NEW OLD の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
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ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | トイズファクトリー | |||
プロデュース | FIVE NEW OLD | |||
チャート最高順位 | ||||
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FIVE NEW OLD アルバム 年表 | ||||
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『Emulsification』収録のシングル | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Gotta Find A Light」 - YouTube 「What's Gonna Be?」 - YouTube 「Keep On Marching」 - YouTube 「Fast Car」 - YouTube |
『Emulsification』(エマルシフィケーション)[1]は、日本のロックバンド・FIVE NEW OLDが2019年9月11日にトイズファクトリーから発売した、メジャー2枚目のフルアルバム[2]である。
概要
[編集]前作「Too Much Is Never Enough」から約1年8か月ぶりとなるフルアルバム。
初回限定盤と通常盤の2形態で発売された。初回限定盤付属DVDには2019年5月25日に赤坂BLITZにて開催されたライブ「ASIA TOUR 2019」のライブ映像が収録された。
タイトルの「Emulsification」は直訳すると「乳化」で、本来は混ざり合わないものでも、ある触媒を1つ入れることで互いが溶け合う、「安定していないものを安定させるための媒介操作」のことを言う[1]。ポップパンクとシティポップという異なるジャンルの音楽を調合してきたバンドのキャリアを総括するような言葉であるとして、今作のテーマとして掲げられた[3]。今作は、タイトルが先に決まってから制作が進められた。HIROSHIは「乳化した物質は腐らない。だから、このアルバムも腐らない」と発言している[4]。
SHUN(Ba)が加入してから初となるフルアルバム。
今作を漢字1文字で表すなら、という問いにHIROSHIは「極」、WATARUは「建」、HAYATOは「集」、SHUNは「混」と答えている[5]。
2024年9月13日には、今作の発売5周年を記念したアルバム再現ライブ「"Emulsification”5th Anniversary Show」が開催される[6][7]。
収録楽曲
[編集]全作詞: Hiroshi Nakahara、全作曲: FIVE NEW OLD。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
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1. | 「Fast Car」 | FIVE NEW OLD | |
2. | 「Keep On Marching」 | FIVE NEW OLD | |
3. | 「Magic」 | FIVE NEW OLD・Kai Takahashi (LUCKY TAPES) | |
4. | 「What's Gonna Be?」 | FIVE NEW OLD | |
5. | 「In/Out」 | FIVE NEW OLD | |
6. | 「Last Goodbye」 | FIVE NEW OLD | |
7. | 「Pinball」 | FIVE NEW OLD | |
8. | 「Same Old Thing」 | FIVE NEW OLD・Tondenhey (踊Foot Works) | |
9. | 「Set Me Free」 | FIVE NEW OLD | |
10. | 「Gotta Find A Light」 | FIVE NEW OLD | |
11. | 「Always On My Mind」 | FIVE NEW OLD | |
12. | 「Please Please Please」 | FIVE NEW OLD | |
13. | 「Bad Behavior」 | FIVE NEW OLD | |
14. | 「Punk」(CDのみ収録のボーナストラック) | ||
合計時間: |
楽曲解説
[編集]- Fast Car
- HIROSHIは今曲を「このアルバムを象徴する一曲」と評している。「WATARUがこのトラックを仕上げてくれたときに、アルバムに対しての全部が見えた気がしたんですよ。この曲が持ってる景色、フューチャーサウンド的なシンセから、人の温もりのあるドラムが入ってくる。そこで、サイバーパンクにしたいなって思いついたんですよ。」「今のバンドとしてのサウンド、歌が詰まってるのが“Fast Car”だと思ってて。サウンドは未来に対して明るいのに、描く風景には不安が満ちている。じゃあ速い車で抜け出すしかないっていう、古風なところも出てきちゃったんですけど(笑)。」とも語っている[3]。
- イントロのビートは、Red Jumpsuit Apparatusの“Face Down”の入りをイメージしたもの[3]。
- Keep On Marching
- Magic
- What's Gonna Be?
- EP「WHAT'S GONNA BE?」のリード曲。
- 詳細は「WHAT'S GONNA BE?」を参照
- In/Out
- Last Goodbye
- Pinball
- Same Old Thing
- Set Me Free
- Gotta Find A Light
- EP「For A Lonely Heart」のリード曲。
- 詳細は「For A Lonely Heart」を参照
- Always On My Mind
- Please Please Please
- EP「WHAT'S GONNA BE?」の収録曲。
- 詳細は「WHAT'S GONNA BE?」を参照
- Bad Behavior
- 歌詞に、映画「ガタカ」が登場する。
- Punk[3]
- CDのみに収録されているシークレットトラック。歌詞カードには曲名やこの曲の存在については一切記載されていない。
- メンバーの会話のような音声に続いて演奏されるパンク・ロック調の楽曲[3]。
- PCに取り込んだ際などには「[Secret Trak]」というタイトルが表示される。
収録映像作品
[編集]FIVE NEW OLD ASIA TOUR 2019 / 2019.5.25 at MYNAVI BLITZ AKASAKA
ASIA TOUR 2019 | ||||
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FIVE NEW OLD の アジア・ツアー | ||||
場所 |
中国香港 北角 MOM Livehouse 台湾台北 THE WALL 中国稲香音楽空間 中国育音堂音楽公園 タイマハーサーラカーム Mahaniyom タイコラート Mum Bar タイバンコク De commune 日本梅田CLUB QUATTRO 日本名古屋CLUB QUATTRO 日本赤坂BLITZ | |||
関連アルバム | WHAT'S GONNA BE? | |||
初日 | 2019年4月5日 | |||
最終日 | 2019年5月25日 | |||
公演数 | 全10公演 | |||
FIVE NEW OLD ツアー 年表 | ||||
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- Better Man
- Youth
- P.O.M.
- Stay (Want You Mine)
- Gold Plate
- Black & Blue
- Ghost In My Place
- What's Gonna Be?
- Hole
- Lisle's Neon
- Slope (Instrumental)
- Hush Hush Hush
- Melt
- Gateway
- Liberty
- By Your Side
- Sunshine
- Please Please Please
- Gotta Find A Light
- ここからアンコール。
- Don't Try To Be Perfect
- エンディングでは、ステージがスモークで包まれ、そのままメンバーがいなくなる[10]。
参加ミュージシャン
[編集]- FIVE NEW OLD
- Additional Musicians
- Daisuke Murakami(サックス)[Tr.2,3,5]
- Chankeng(トランペット)[Tr.2,3,5]
- NAPPI(トロンボーン)[Tr.2,3,5]
- Koichi Korenaga(ギター)[Tr.7]
- Kenta Yamamoto(キーボード)[Tr.9,11]
タイアップ
[編集]使用年 | 曲名 | タイアップ |
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2018年 | Gotta Find A Light | テレビ愛知『a-NN♪』10月度エンディングテーマ |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “2nd Album「Emulsification」9月11日(水)発売決定!”. FIVE NEW OLD (2019年7月14日). 2024年4月10日閲覧。
- ^ “FIVE NEW OLD、2ndアルバム発売日は9/11に決定。Kai Takahashi(LUCKY TAPES)、Tondenhey(踊Foot Works)との共同アレンジ曲や初回盤に初ライヴDVDも”. skream! (2019年7月14日). 2024年4月10日閲覧。
- ^ a b c d e “FIVE NEW OLD、覚醒の理由 「中途半端さ」が武器と気づくまで”. CINRA (2019年10月1日). 2024年4月10日閲覧。
- ^ a b c “FIVE NEW OLD インタビュー 会心の2ndアルバム『Emulcification』を世に出した彼らの視界は”. SPICE. 2024年4月10日閲覧。
- ^ “FIVE NEW OLDがジャンルも〈らしさ〉も超えて手に入れたアイデンティティー”. Mikiki (2021年4月6日). 2024年4月10日閲覧。
- ^ “"Emulsification”5th Anniversary Show開催決定”. FIVE NEW OLD (2024年7月7日). 2024年7月8日閲覧。
- ^ “FIVE NEW OLD、秋に"fino crewsing tour"開催決定。2ndアルバム『Emulsification』発売5周年記念した再現ライヴも”. skream! (2024年7月7日). 2024年7月8日閲覧。
- ^ “FIVE NEW OLD @fivenewold 【Music Video 解禁📣】 2019/9/11(wed.)発売 Major 2nd Album 『Emulsification』よりリード曲 "Keep On Marching"のMusic Videoを公開!”. FIVE NEW OLD 公式X (2019年9月3日). 2024年4月10日閲覧。
- ^ a b c d e “【インタビュー】FIVE NEW OLD、マニアックな手法を活かしながらキャッチーな音楽に仕上げた快心作『Emulsification』”. BARKS (2019年9月13日). 2024年4月10日閲覧。
- ^ “FIVE NEW OLDの多様性とアイデンティティを構成するもの”. Rolling Stone (2019年10月24日). 2024年4月10日閲覧。