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NoCopyrightSounds

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曖昧さ回避 この項目では、レコードレーベルについて説明しています。チェスの国内競技連盟（NCS）については「National Chess Society of Japan」をご覧ください。
NoCopyrightSounds
設立2011年8月[1]
設立者ビリー・ウッドフォード
ジャンルハウス、トラップ、ダブステップ、ドラムステップ、ドラムンベース、エレクトロポップ[2]
本社所在地イギリス・ロンドン[3]
公式サイトncs.io ウィキデータを編集
YouTube
チャンネル
活動期間 2011年[4] -
ジャンル 音楽
登録者数 3340万人[5]
総再生回数 109.3億回[4]
テンプレートを表示

NoCopyrightSoundsは、著作権フリーの音楽をリリースするイギリスの音楽組織およびレコードレーベル[8]。NCSとも呼ばれる。ダウンロードも無料でできる。

また NCSの音楽を動画のBGMとして使用する場合は、

  • アーティスト名と曲名を記載する。
  • 使用した曲のYouTube動画へのリンクを記載する。
  • NCS（NoCopyrightSounds）が提供するストリーミングサービスのリンクを記載する。 記載というのは、Youtubeの動画の概要欄に記載することを指す。

以下の例を参照

  • Song: Disfigure - Blank [NCS Release]
  • Music provided by NoCopyrightSounds
  • Free Download/Stream: http://ncs.io/blank
  • Watch: http://youtu.be/p7ZsBPK656s

沿革

2011年: 設立

設立者であるビリー・ウッドフォードは友人とYouTubeでゲーム実況を始めた。しかし、動画にBGMを入れたかったが、著作権の問題により使用できなかったため、無料で使える音楽を探し、自分のチャンネルの「NoCopyrightSounds」のプレイリストに入れた[9]。

それが注目され、2011年にNoCopyrightSoundsのチャンネルを開設した[9][10][11][12]。フォーブス誌に「コンテンツ所有者にクレジットを返済する限り、クリエイターが音楽を自由に使用して収益化することを可能にするYouTube初のラベル」と記載される[13][14][15]。

2012年~2013年：始まり

NCSのYouTubeチャンネルで確認できる最も古いトラックは2013年3月30日にリリースされたものだが、それ以前にも多くのシングルがリリースされている。現在チャンネルで聴ける最も古い楽曲は、SirensCeolの「Coming Home」である。 NCSのチャンネルはすぐに人気を集め、2021年にチャンネルの3つ目の動画（Disfigureの「Blank」）の再生回数が2億回を突破した。 2013年には、Aero Chord、Disfigure、Different Heaven、Laszlo、SirensCeol、Spektrem、VenemyなどがNCSで音楽をリリースした。

2014年：「NCS: Uplifting」

2014年、NCSのYouTubeチャンネルが登録者数100万人を達成した。

同年、デビュー・アルバム「NCS: Uplifting」をリリース[16]。このアルバムは、ノルウェーのDJアラン・ウォーカーの「Fade」を含む16曲を収録。 同年、音楽プロデューサーのTobu、Electro-Light、Janji、Johnning、T & Sugah、M.I.M.E、Culture CodeがNCSでの楽曲発表を開始した。

2015年：「NCS：Infinity」と「NCS ：Best of 2015」

2015年、NCSから「NCS: Infinity」[17]と「NCS: Best of 2015」[18]の2枚のアルバムがリリースされた。「NCS: Infinity」は、Tobuの「Candyland」、JPBの「High」、Different Heavenの「Nekozilla」を含む16曲が収録されている。「NCS ：Best of 2015」は、Deaf Kevの「Invincible」、Cartoonの「On & On」、アラン・ウォーカーの「Spectre」、Janjiの「Heroes Tonight」、Divinersの「Tropic Love」、Jim Yosefの「Tropic of War」、「The New Yorker」など17曲を収録。同年、JPB、K-391、Diviners、Halvorsen、Jim Yosef、Alex Skrindo、Cartoon、3rd Prototype、DEAF KEV、ElektronomiaがNCSから楽曲をリリースし始めた。

2016年：「NCS Love Vol.1」と「NCS: Best of 2016」

2016年、NCSは2枚のアルバムをリリースした。15曲を収録した「NCS Love Vol.1」[19]と、Different Heavenの「Safe & Sound」、RetroVisionの「Puzzle」を含む16曲を収録した「NCS: Best of 2016」である[20]。 「NCS: Best of 2016」は、Different Heavenの「Safe & Sound」、RetroVisionの「Puzzle」、Syn Coleの「Feel Good」、IZECOLDの「Close」(Brooks Remix)、CartoonとFuturistikの「C U Again」、K-391の「Earth」、Cartoonの「I Remember U」など2016年の人気曲が収録されている。 同年、Razihel、IZECOLD、Molly Ann、Jo Cohen、Axol、Anna Yvette、JJD、Ship Wrek、Unknown Brain、Zeus X Crona、Heuse、AxolloがNCSから楽曲をリリースし始めた。

2017年：「NCS：Colors」と「NCS：Best of 2017」

2017年、NCSのYouTubeチャンネルの登録者数が1,000万人に達した。

「NCS: Colors」[21]は16曲、「NCS: Best of 2017」[22]はでJim YosefとAnna Yvetteの「Linked」、Lost SkyとChris Lintonの「Fearless, Pt.II」など17曲を収録。同年、Ezgod、Sekai、Koven、NIVIRO、Lost Sky、Emdi、Zookeepers、Dirty Palm、Debris、Marvin Divine、Harley BirdがNCSから楽曲をリリースし始めた。

同年、NCSは無料で音楽をリリースしたにもかかわらず、デジタルダウンロードを100万回以上販売したというマイルストーンを達成した[10]。レーベルマネージャーのDaniel Leeは、「フリーミアムモデルのサービスに似ているが、NCSは音楽を無料で楽しむことができると同時に、ファンが有償サービスを通じて音楽をサポートできるようにする」と語った[11]。ウッドフォードは、「有料ダウンロード数が100万に達したことは非常に誇りで、NCSが長年培ってきた成長力と強みを示していると思います。また、クリエイターからの新鮮なオリジナル音楽の需要は膨大で、毎日増えています」とコメントしている[10][23][24]。

2018年：「NCS: Alpha」

2018年、NCSはアルバム「NCS: Alpha」[25]をリリースした。このアルバムには12曲が収録されており、Diamond Eyesの「Everything」、Unknown Brainの「Why Do I?」(Whogaux Remix）、NIVIROの「Memes」などが収録されている。 同年、Clarx、Cadmium、Nurko、RudeLies、RivalがNCSから楽曲をリリースし始めた。

2019年：「NCS: Reloaded」と「NCS: Elevate」

2019年初頭、アメリカ人歌手Sub Urbanの楽曲「Cradles」がNCSチャンネルで公開され、すぐにヒットとなり、6億回以上の再生回数を集め、ビルボードのUSロック・エアプレイチャートで8位を獲得し[26]、英国レコード協会（BPI）のシルバー認証を受けた[27]。 また、NCSのYouTubeチャンネルの登録者数が2,000万人を達成し、そのために「NCS: 2019 '2,000 Million' Mix | Future Hits (page archive backup in the Internet Archive)」と題されたビデオを公開した。 NCSは「NCS: 2019 '20 Million' Mix」と題したビデオを公開した。

NCSは2019年に「NCS: Reloaded」[28]と「NCS: Elevate」[29]の2枚のアルバムをリリースし、「NCS: Reloaded」は2018年12月に発売されたが、アルバムが正式にリリースされたのは2019年1月1日だった。JPBの「All Stops Now」、DistrionとElectro-Lightの「Drakkar」、Diamond Eyesの「Hold On」、Lost Skyの「Dreams, Pt.II」、Elektronomiaの「Heaven」「NCS: Elevate」はDiamond Eyesの「Stars」、Rivalの「Walls」、Ezgodの「Rise Up」、BesomorphとCoopexの「Redemption」など13曲が収録されている。 同年、Riell、Jonth、Vosai、ROY KNOX、Facading、Coopx、Veronica Bravo、More Plastic、Tom Wilson、Tim Beeren、HayveがNCSで楽曲発表を開始した。

2021年: 「Screen Time」

2021年、NoCopyrightSoundsのYouTubeチャンネルは、3000万人のチャンネル登録者数を達成し、次に100億回の再生回数を達成した。

2021年8月14日、NCSの設立10周年を記念して、「The Creation of NCS」[30]と題したビデオが公開された。 NCSを記念するプロジェクトのひとつである「Screen Time」アルバムは、NCSの音楽プロデューサーやアーティストが8枚のシングルでコラボレーションしており、最終曲の「Heartless」は、NCSの音楽プロデューサー最多記録（8人）を樹立し、NCSチャンネルで初めて、そして唯一、アニメーションの色が変わるシングルとなった。

2023年3月8日現在、YouTubeチャンネル登録者数は約3320万人である[31][32][33][34]。

また、2023年3月8日現在、Youtubeチャンネルで公開されている1億回以上再生の曲は、以下の通り16曲ある[注 1]。

  • Cartoon - On & On (feat. Daniel Levi)
  • Cartoon - Why We Lose (feat. Colemann Trapp)
  • DEAF KEV - Invincible
  • Different Heaven & EH!DE - My Heart
  • Disfigure - Blank
  • Electro-Light - Symbolism
  • Elektronomia - Sky High
  • Janji - Heroes Tonight (feat. Johnning)
  • Julius Dreisig & Zeus X Crona - Invisible
  • Lost Sky - Fearless pt.II (feat. Chris Linton)
  • Robin Hustin x TobiMorrow - Light It Up (feat. Jex)
  • Spektrem - Shine
  • Sub Urban（英語版） - Cradles
  • Syn Cole - Feel Good
  • Unknown Brain - Superhero (feat. Chris Linton)
  • Warriyo - Mortals (feat. Laura Brehm)

アーティスト

アーティストの一覧は公式サイトから閲覧可能である[35]。

ディスコグラフィー

  • Uplifting
  • Infinity
  • The Best of 2015
  • NCS is Love, NCS is Life, Volume 1
  • The Best of 2016
  • Colors
  • The Best of 2017
  • Alpha
  • Reloaded
  • Elevate
  • The Best of NCS10
  • NCS10Release

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ Alan Walkerの曲「Fade」、「Spectre」、「Force」は、非公開前までは3曲ともそれぞれ1億回以上再生の動画であったが、著作権などの問題により、2021年11月13日に非公開になった。同じく、Tobuの曲「Cloud9」、「Hope」も非公開前までは共に1億回以上再生の動画であったが、2023年3月7日に2014年から2015年にかけてNCSにリリースされたTobuの曲が著作権の関係で非公開になったことに伴い、これら2曲も1億回再生の曲から姿を消した。(Tobu公式Twitterより https://twitter.com/tobuofficial/status/1633917671891714056/photo/1)

出典

  1. ^ “Exclusive Interview: Billy Woodford Founder of NoCopyrightSounds (NCS) - RouteNote Blog” (英語). RouteNote Blog (2015年3月27日). 2018年1月26日閲覧。
  2. ^ “NCS”. ncsmusic.com. 2018年1月26日閲覧。
  3. ^ “NoCopyrightSounds Demo Submission, Contacts, A&R, Links & More.”. labelsbase.net. 2018年1月26日閲覧。
  4. ^ a b “概要”. YouTube. 2021年7月31日閲覧。
  5. ^ “概要”. YouTube. 2023年6月13日閲覧。
  6. ^ NCS [@NCSounds] (2014年11月16日). "We have now reached 1,000,000 subscribers! This is just the beginning. *massive thank you to everyone who supports our cause*". X（旧Twitter）より2021年7月31日閲覧。
  7. ^ THANK YOU! ♥️. NoCopyrightSounds. 1 March 2017. 2021年7月31日閲覧。
  8. ^ Stevo (2017年11月9日). “Copyright Free Music: These Labels Are Changing Up Royalty Free Music” (英語). EDM Sauce. 2018年1月26日閲覧。
  9. ^ a b (日本語) YouTube Artist Journey - No Copyright Sounds, https://www.youtube.com/watch?v=hYHXxNW3wvI 2023年6月13日閲覧。 
  10. ^ a b c “This EDM Label Just Hit 1 Million Sales Despite Giving Away Its Music Free” (英語). Your EDM (2017年12月31日). 2018年1月26日閲覧。
  11. ^ a b “NCS Celebrates 1 Million Paid Downloads, Despite Giving Music Away for Free: Exclusive”. Billboard. 2018年1月26日閲覧。
  12. ^ “Young Entrepreneurs: Billy Woodford, NoCopyrightSounds” (英語). Startups.co.uk: Starting a business advice and business ideas (2015年3月18日). 2018年1月26日閲覧。
  13. ^ Hu, Cherie. “How YouTube Entrepreneurs In Their 20s Are Disrupting Traditional Record Labels” (英語). Forbes. 2018年1月26日閲覧。
  14. ^ “NoCopyrightSounds has 13.8m subscribers... and 1m paid iTunes downloads”. influencerupdate.biz. 2018年1月26日閲覧。
  15. ^ “Alan Walker's success is owed to this label and it just reached a major milestone” (英語). We Rave You (2017年12月18日). 2018年1月26日閲覧。
  16. ^ 『Various Artistsの「NCS: Uplifting」』2014年12月7日。https://music.apple.com/jp/album/ncs-uplifting/1599366537。2023年6月23日閲覧。 
  17. ^ “Various Artists『NCS: Infinity』 | TOWER RECORDS MUSIC（音楽サブスクサービス） - 100098915156”. TOWER RECORDS MUSIC. 2023年6月23日閲覧。
  18. ^ 『Various Artistsの「Ncs: The Best Of 2015」』2015年12月23日。https://music.apple.com/jp/album/ncs-the-best-of-2015/1593488841。2023年6月23日閲覧。 
  19. ^ 『Various Artistsの「Ncs Is Love, Ncs Is Life, Vol. 1」』2016年7月28日。https://music.apple.com/jp/album/ncs-is-love-ncs-is-life-vol-1/1636749333。2023年6月23日閲覧。 
  20. ^ Robbins, Caryn. “'NCS: The Best of 2016' Out Now on NCS” (英語). BroadwayWorld.com. 2023年6月23日閲覧。
  21. ^ “Various Artists『NCS: Colors』 | TOWER RECORDS MUSIC（音楽サブスクサービス） - 100102077966”. TOWER RECORDS MUSIC. 2023年6月23日閲覧。
  22. ^ 『Various Artistsの「NCS: The Best of 2017」』2017年12月15日。https://music.apple.com/jp/album/ncs-the-best-of-2017/1318607985。2023年6月23日閲覧。 
  23. ^ “YouTube record label NCS hits $1 million in sales” (英語). Dancing Astronaut (2017年12月17日). 2018年1月26日閲覧。
  24. ^ Stevo (2017年12月15日). “Popular YouTube Label Reaches One Million Sales Despite Offering Free Downloads” (英語). EDM Sauce. 2018年1月26日閲覧。
  25. ^ “Various Artists『NCS: Alpha - Creators Bundle』 | TOWER RECORDS MUSIC（音楽サブスクサービス） - 100100159713”. TOWER RECORDS MUSIC. 2023年6月23日閲覧。
  26. ^ “Sub Urban” (英語). Billboard. 2023年6月23日閲覧。
  27. ^ “Award” (英語). BPI. 2023年6月23日閲覧。
  28. ^ 『Various Artistsの「NCS: Reloaded」』2019年1月1日。https://music.apple.com/jp/album/ncs-reloaded/1446103801。2023年6月23日閲覧。 
  29. ^ 『Various Artistsの「NCS: Elevate」』2019年5月31日。https://music.apple.com/jp/album/ncs-elevate/1463445741。2023年6月23日閲覧。 
  30. ^ (日本語) 10 Years Of NCS, https://www.youtube.com/watch?v=8-OtWif8Z4A 2023年6月23日閲覧。 
  31. ^ “NoCopyrightSounds - YouTube Channel Statistics - WatchinToday”. watchin.today. 2019年4月27日閲覧。
  32. ^ “NoCopyrightSounds”. Youtube. May 1, 2018閲覧。
  33. ^ “EGZOD - Wake Up (feat. Chris Linton) [NO COPYRIGHT SOUNDS]” (英語). Your EDM (2017年8月4日). 2018年1月26日閲覧。
  34. ^ “YouTube”. www.youtube.com. 2020年6月30日閲覧。
  35. ^ “Artists” (英語). NCS. 2022年1月20日閲覧。

外部リンク

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