上山田駅
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上山田駅 | |
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跡地(2013年5月) | |
かみやまだ Kami-Yamada | |
◄下山田 (2.0 km) (3.0 km) 熊ヶ畑► | |
所在地 | 福岡県山田市上山田杉町1348番地 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 上山田線 |
キロ程 | 14.4 km(飯塚起点) |
電報略号 | カヤ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線(側線あり) |
開業年月日 | 1898年(明治31年)2月8日[1] |
廃止年月日 | 1988年(昭和63年)9月1日[1] |
上山田駅(かみやまだえき)は、かつて福岡県山田市(現・嘉麻市)上山田杉町に設置されていた、九州旅客鉄道(JR九州)上山田線の駅である。上山田線の廃止に伴い、1988年(昭和63年)9月1日に廃駅となった。
歴史
- 1898年(明治31年)2月8日:九州鉄道の駅として開業[1]。
- 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道の国有化に伴い、国有鉄道の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:若松駅 - 当駅間が筑豊本線とされ、同線の駅となる。
- 1929年(昭和4年)12月7日:飯塚駅 - 当駅間を上山田線として筑豊本線から分離、それに伴い当駅も同線の駅となる。
- 1966年(昭和41年)3月10日:油須原線構想に基づいて、当駅から豊前川崎駅まで上山田線が延長され、中間駅となる。また、漆生線が漆生駅から下山田駅まで開通し、事実上の同線との接続駅となる。
- 1980年(昭和55年)3月31日:貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1986年(昭和61年)4月1日:漆生線(下鴨生駅 - 下山田駅間)が全線廃止となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR九州に承継される[1]。
- 1988年(昭和63年)9月1日:上山田線(飯塚駅 - 豊前川崎駅間)の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
廃止時の駅構造
嘉麻市(旧・山田市)の中心駅であり、上山田線の中心的な駅であった。
- 直営駅であり、2面2線の相対式ホームと数本の側線を有していた。
- 立派な駅舎があった。
- かつては、石炭の積み出し駅であった。
- 筑豊本線の終着駅となっていた時期がある。
- 上山田線最終営業日まで、売店(キヨスク)が営業していた。
運行形態
当駅は長らく上山田線の終着駅であったが、当駅から豊前川崎駅までの延伸が1966年(昭和41年)に行われてからは中間駅となった。しかし、当駅を境にして輸送の需要が大きく違い、飯塚駅方面への列車は比較的多かったが、熊ヶ畑駅や豊前川崎駅方面行きの列車は少なかった。
また、漆生線列車との事実上の接続駅であった(下山田駅が実際の分岐駅ではあったが、すべて当駅まで直通運転されていたため)。
駅周辺
- 嘉麻市役所山田支所
- 大法山
- 福岡県立山田高等学校
- 嘉麻市立山田中学校
- 嘉麻市立上山田小学校
- 嘉麻市立大橋小学校
- 日本赤十字社筑前山田病院
- 上山田郵便局
- 国道322号
- 国道322号山田バイパス
現況
廃駅後、1999年(平成11年)まで嘉穂交通山田支社が置かれ、代替バスが配置されていた。
現在では、駅跡は山田生涯学習館・図書館となっている。
その他
- テレビアニメ『おじゃまんが山田くん』(フジテレビ)「みのるとブルートレイン」の回で、主人公・山田よしお(山田市出身の設定)の三男・山田みのるが、祖母宅を訪れる際、当駅に降り立つというシーンが放送された。
隣の駅
輸送量・収入
年度 | 旅客(人) | 貨物量(トン) | 旅客収入(円) | 貨物収入(円) |
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1924 | 126,973 | 297,010 | 38,087 | 388,902 |
1928 | 164,659 | 376,054 | 49,274 | 507,002 |
1931 | 121,118 | 370,006 | 32,477 | 507,789 |
1935 | 169,098 | 823,755 | 46,673 | 1,148,840 |
- 福岡県統計書各年度版より