ツカツクリ科
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ツカツクリ科 | |||||||||||||||||||||
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クサムラツカツクリ Leipoa ocellata
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分類 | |||||||||||||||||||||
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属 | |||||||||||||||||||||
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ツカツクリ科(ツカツクリか、Megapodiidae)は、鳥綱キジ目に属する科。
分布
アメリカ合衆国(マリアナ諸島)、インド(ニコバル諸島)、インドネシア、オーストラリア、トンガ、バヌアツ、パラオ、フィリピン
形態
全身は黒や褐色の羽毛で覆われる。種によっては頭部に羽毛がなく皮膚が露出し、鶏冠や肉垂がある。
分類
エボシツカツクリ属 Aepypodius
- Aepypodius arfakianus エボシツカツクリ Wattled Brush-turkey
- Aepypodius bruijnii ワイゲオツカツクリ Bruijin's brush-turkey
ヤブツカツクリ属 Alectura
- Alectura lathami ヤブツカツクリ Australian brush-turkey
モルッカツカツクリ属 Eulipoa
- Eulipoa wallacei モルッカツカツクリ Moluccan Megapode
クサムラツカツクリ属 Leipoa
- Leipoa ocellata クサムラツカツクリ Malleefowl
セレベスツカツクリ属 Macrocephalon
ツカツクリ属 Megapodius
- Megapodius cumingii パラワンツカツクリ
- Megapodius freycinet ツカツクリ Common scrubfowl
- Megapodius laperouse マリアナツカツクリ Micronesian scrubfowl
- Megapodius layardi バヌアツツカツクリ Vanuatu scrubfowl
- Megapodius nicobariensis ニコバルツカツクリ Nicobar scrubfowl
- Megapodius pritchardii トンガツカツクリ Niuafoou scrubfowl
- Megapodius reinwardt オーストラリアツカツクリ Orange-footed scrubfowl など
- Talegalla cuvieri アカハシツカツクリ Red-billed Brush-turkey
- Talegalla fuscirostris ハシグロツカツクリ Black-billed Brush-turkey
- Talegalla jobiensis チャエリツカツクリ Brown-collared Brush-turkey
生態
森林に生息する。
食性は雑食で、昆虫類、甲殻類、貝類、果実、種子などを食べる。
繁殖形態は卵生。本科の構成種は鳥綱では唯一抱卵を行わない。地面に穴を掘ったり、塚状の巣を作りその中に卵を産む。卵は日光や地熱、巣材植物質の発酵熱により温められ孵化する。穴や塚の中の温度は掘り起こしたり、逆に砂や落ち葉をかけることで調整する。
人間との関係
生息地では卵も含めて食用とされることもある。
開発による生息地の破壊、食用の乱獲、人為的に移入された動物による食害などにより生息数が減少している種もいる。
参考文献
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥類I』、平凡社、1986年、140、148-152、154頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社、2000年、68、154-155頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社、2000年、78-79、171-173頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社、2001年、188頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、138、145、149頁。
- 『世界の動物|分類と飼育 キジ目』、財団法人東京動物園協会、1987年、11-20頁