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モルッカツカツクリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モルッカツカツクリ
モルッカツカツクリ
モルッカツカツクリ Eulipoa wallacei
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: ツカツクリ科 Megapodiidae
: モルッカツカツクリ属 Eulipoa
: モルッカツカツクリ E. wallacei
学名
Eulipoa wallacei Gray, 1860
シノニム

Megapodius wallacei

和名
モルッカツカツクリ
英名
Moluccan scrubfowl
Moluccan scrub hen

モルッカツカツクリ(モルッカ塚造、Eulipoa wallacei)は、キジ目ツカツクリ科モルッカツカツクリ属(ツカツクリ属に含む説もあり)に分類される鳥類。本種のみでモルッカツカツクリ属を構成する。

分布

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インドネシアミソール島モルッカ諸島固有種

形態

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全長33-34cm。翼長19-23cm。後頭の羽毛は伸長(冠羽)する。尾羽は短い、尾羽の数は12枚。額は緑褐色、冠羽は赤褐色の羽毛で被われる。羽毛の外縁(羽縁)が灰色の赤褐色の羽毛で被われ、灰色の横縞が入っているように見える。腰は緑がかった灰色の羽毛で被われる。頸部から胸部にかけて緑褐色の羽毛で被われ、腹部へ向かうにつれて白い羽毛が被う。初列風切の色彩は黒褐色。人間でいう手首(翼角)より内側の次列風切(内方次列風切)や三列風切の色彩は淡褐色で、赤褐色の斑紋が入る。

嘴の色彩は暗い緑褐色で、先端は黄色。人間でいう足の甲(ふ蹠)前部には蛇腹状の鱗が1列に並ぶ。後肢の色彩は暗い緑褐色。

生態

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標高1,950m以下にある熱帯雨林などに生息する。

繁殖形態は卵生。砂浜などにメスが穴を掘り、1個の卵を産む。地熱や太陽熱によって卵を孵化させる。

人間との関係

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生息地では卵が食用とされる事もある。

食用の乱獲などにより生息数は減少している。

関連項目

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参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社2000年、155頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、14-15、163頁。

外部リンク

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