剥製 (アルバム)
『剥製』 | ||||
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Plastic Tree の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ロック J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | CJビクターエンタテインメント | |||
プロデュース | Plastic Tree | |||
チャート最高順位 | ||||
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Plastic Tree アルバム 年表 | ||||
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『剥製』収録のシングル | ||||
ミュージックビデオ | ||||
マイム - YouTube スロウ - YouTube 落花 - YouTube |
『剥製』(はくせい)は、Plastic Treeの通算13枚目のオリジナルアルバム。2015年12月23日発売。発売元はCJビクターエンタテインメント。
概要
オリジナルアルバムとしては前作『インク』から約3年ぶりのリリース。ミニアルバム『echo』を含めると、約1年9か月ぶりのアルバムリリースとなった。CDジャケットデザインは、先行シングル『マイム』、『スロウ』、『落花』から引き続き、人気アニメーション作家の劇団イヌカレーの泥犬が担当[2]。
初回限定盤、通常盤の2タイプ発売。両タイプともCDの収録内容は共通。初回限定盤のみ、劇団イヌカレー・泥犬監修のメンバーフォトブック、歌詞・アートワークで構成された80ページに及ぶ「スペシャルブックレット」と「塗り絵」が付属した“豪華装丁BOX仕様”となっている。また、通常盤は初回プレス分のみ、ピクチャーレーベル仕様[2]。
メンバー4人がそれぞれ作詞・作曲を一手に担当した楽曲が多く収録されている。曲調は四者四様バラバラであるが、同時にPlastic Treeらしさを意識したような統一性があり、非常にPlastic Treeらしいアルバムとなった[3][4]。
アルバム名『剥製』には、存在証明として現在のバンドの姿を残す、という意味が込められている。またベースの長谷川は、「剥製」の“生き物だけど生き物ではない”というニュアンスが、バンド名Plastic Tree(プラスチックの樹)にも通じるところがある、と語っている[3]。
Plastic Tree初となるハイレゾ配信も実施された[5]。
2017年10月25日に、ビクターエンタテインメントレーベルにて再発盤が発売された(収録内容は通常盤と同一)[6]。
収録曲
収録内容は全タイプ共通。 全曲編曲:Plastic Tree。
- ○生物 [1:12][1]
- 作曲:Plastic Tree
- フラスコ [4:57][1]
- 作詞・作曲:ナカヤマアキラ
- マイム [4:58][1]。
- 作詞:有村竜太朗、作曲:長谷川正
- ハシエンダ [3:42][1]
- 作詞・作曲:長谷川正
- パンク経由の豪快さを持つ楽曲[4]。
- タイトルの「ハシエンダ」は、イギリスのレコードレーベル、ファクトリー・レコードが経営していたクラブ「ハシエンダ」からとられている[7]。本楽曲を製作した長谷川は、自らの音楽的ルーツが「ファクトリー・レコード」や「ハシエンダ」にあるとし、自分が憧れている世界の象徴として「ハシエンダ」というタイトルがつけられた[4]。
- 告白 [3:59][1]
- 作詞・作曲:佐藤ケンケン
- インソムニアブルース [4:59][1]
- 作詞・作曲:長谷川正
- float [4:28][1]
- 作詞:佐藤ケンケン、作曲:長谷川正
- アルバムの新規曲としては唯一作詞者、作曲者が異なる。歌詞、曲ともに「浮遊感のある楽曲」を目指して製作された[7]。
- 落花 [4:07][1]
- 作詞:有村竜太朗、作曲:長谷川正
- 37thシングル。
- TOKYO MX『ジャパンカルチャー情報番組【ディープJルーム】』2015年12月度オープニング・トラック。
- スラッシングパンプキン・デスマーチ [4:27][1]
- 作詞・作曲:ナカヤマアキラ
- スロウ [5:37][1]
- 作詞:有村竜太朗、作曲:有村竜太朗・長谷川正
- 36thシングル。
- ベースの長谷川は、「スラッシングパンプキン・デスマーチ」の狂騒が明け、スローテンポな本曲という構成が、アルバムの流れとして映えた、と語っている[8]。
- 剥製 [5:24][1]
- 作詞・作曲:有村竜太朗
- ●静物 [1:28][1]
- 作詞・作曲:Plastic Tree
- インストゥルメンタル曲。
- 1曲目「○生物」と対をなしている。この曲をもって作品が綴じられる、本で言えば裏表紙にあたる曲。[8]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m “Plastic Tree/剥製<通常盤> - TOWER RECORDS ONLINE”. タワーレコード. 2015年12月26日閲覧。
- ^ a b “Plastic Tree、3年ぶりのアルバム『剥製』詳細発表”. ロッキング・オン. 2015年12月26日閲覧。
- ^ a b 『ROCKIN'ON JAPAN』Vol.462 2016年 2月号、ロッキング・オン、2015年
- ^ a b c d e f g “Plastic Tree、四者四様のスタイル持ち込みつつかつてないほど〈4人の音〉鳴らした3年ぶりのフル作『剥製』を語る”. タワーレコード. 2016年1月11日閲覧。
- ^ “Plastic Tree、ニューアルバム「剥製」初のハイレゾ配信開始&全国ツアー開催決定”. エフ・ビー・コミュニケーションズ. 2016年1月11日閲覧。
- ^ “Plastic Tree|剥製|ビクターエンタテインメント”. 2018年8月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『音楽と人増刊 PHY』Vol.6 2014年 10月号、音楽と人、2015年
- ^ a b c d 『SHOXX』Vol.276 2016 2月号、音楽専科社、2015年