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ヌママングース

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ヌママングース
ヌママングース
ヌママングース Atilax paludinosus
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネコ目 Carnivora
: マングース科 Herpestidae
亜科 : マングース亜科 Herpestinae
: ヌママングース属 Atilax
: ヌママングース
A. paludinosus
学名
Atilax paludinosus (G. Cuvier, 1829)
和名
ヌママングース
英名
Marsh mongoose
Water mongoose

Atilax_paludinosus_range_map.png

ヌママングースAtilax paludinosus)は、マングース科ヌママングース属に分類される食肉類。本種のみでヌママングース属を構成する。

分布

アンゴラウガンダエチオピア西部、ガーナガボンカメルーンガンビアギニアギニアビサウケニアコートジボワールコンゴ共和国コンゴ民主共和国ザンビアシエラレオネジンバブエスーダン南部、スワジランド赤道ギニアセネガルソマリアタンザニアチャド南部、中央アフリカトーゴナイジェリアナミビア北部および南部、ニジェール南部、ブルキナファソブルンジベナンボツワナ北部、マラウイ南アフリカ共和国モザンビークリベリアルワンダレソト[1][2][a 1]

形態

体長45-60センチメートル[2]。尾長25-40センチメートル[2]体重2-4キログラム[2]。体型は頑丈[2]。頭部は大型[2]。尾は短い[2]。背面の毛衣は黒や黒褐色、暗褐色、赤褐色と変異が大きい[1][2]

歯列は門歯が上下6本、犬歯が上下2本、小臼歯が上下6本、大臼歯が上下4本で計36本[2]。四肢は長い[2]。指趾の数は5本[2]。指趾の間には水かきがない[1][2]

分類

10亜種に分かれる[2]

  • Atilax paludinosus paludinosus (Cuvier, 1829)
  • Atilax paludinosus rubellus (Thomas & Wroughton, 1908
  • Atilax paludinosus transvaalensis Roberts, 1933 - など

生態

河川湿原サバンナ森林などに生息する[2]。半水棲[1]で、水中を泳いだり潜水も行う[2]夜行性[1]だが昼間に活動することもある[2]。単独[1]もしくは家族群を形成して生活する[2]

食性は動物食で、小型哺乳類、鳥類爬虫類両生類魚類昆虫甲殻類などを食べる[2]

繁殖形態は胎生。南アフリカ共和国の個体群は8-12月にヨシなどを積み上げた巣の中で、1回に1-2頭の幼獣を産む[2]

関連項目

参考文献

  1. ^ a b c d e f 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編『動物大百科1 食肉類』、平凡社1986年、166頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育2 (食肉目)』、東京動物園協会、1991年、113-114頁。

外部リンク

  1. ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
    • Hoffmann, M. & Ray, J. 2008. Atilax paludinosus. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.2.