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チタンの同位体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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チタンの同位体(チタンのどういたい)は、46Ti、47Ti、48Ti、49Ti、50Tiの5種類があり、そのうち48Tiの天然存在比が73.8%と最も豊富に存在する。11の放射性同位体が知られており、最も安定なものは44Ti半減期は60年である。他に、45Tiの半減期は184.8分、51Tiの半減期は5.76分、52Tiの半減期は1.7分である。その他は全て33秒以下の半減期を持ち、そのほとんどは0.5秒以下である[1]

チタンの同位体の同位体質量は39.99uから57.966uの間である。質量数48以下のものは主に電子捕獲によって崩壊し、崩壊生成物スカンジウムである。一方、質量数が48以上のものは主にベータ崩壊し、崩壊生成物はバナジウムである。

標準原子量は47.867(1) uである。

一覧

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同位体核種 Z(p) N(n) 同位体質量 (u) 半減期 核スピン数 天然存在比 天然存在比
(範囲)
励起エネルギー
38Ti 22 16 38.00977(27)# <120 ns 0+
39Ti 22 17 39.00161(22)# 31(4) ms [31(+6-4) ms] 3/2+#
40Ti 22 18 39.99050(17) 53.3(15) ms 0+
41Ti 22 19 40.98315(11)# 80.4(9) ms 3/2+
42Ti 22 20 41.973031(6) 199(6) ms 0+
43Ti 22 21 42.968522(7) 509(5) ms 7/2-
43m1Ti 313.0(10) keV 12.6(6) µs (3/2+)
43m2Ti 3066.4(10) keV 560(6) ns (19/2-)
44Ti 22 22 43.9596901(8) 60.0(11) a 0+
45Ti 22 23 44.9581256(11) 184.8(5) min 7/2-
46Ti 22 24 45.9526316(9) STABLE 0+ 0.0825(3)
47Ti 22 25 46.9517631(9) STABLE 5/2- 0.0744(2)
48Ti 22 26 47.9479463(9) STABLE 0+ 0.7372(3)
49Ti 22 27 48.9478700(9) STABLE 7/2- 0.0541(2)
50Ti 22 28 49.9447912(9) STABLE 0+ 0.0518(2)
51Ti 22 29 50.946615(1) 5.76(1) min 3/2-
52Ti 22 30 51.946897(8) 1.7(1) min 0+
53Ti 22 31 52.94973(11) 32.7(9) s (3/2)-
54Ti 22 32 53.95105(13) 1.5(4) s 0+
55Ti 22 33 54.95527(16) 490(90) ms 3/2-#
56Ti 22 34 55.95820(21) 164(24) ms 0+
57Ti 22 35 56.96399(49) 60(16) ms 5/2-#
58Ti 22 36 57.96697(75)# 54(7) ms 0+
59Ti 22 37 58.97293(75)# 30(3) ms (5/2-)#
60Ti 22 38 59.97676(86)# 22(2) ms 0+
61Ti 22 39 60.98320(97)# 10# ms [>300 ns] 1/2-#
62Ti 22 40 61.98749(97)# 10# ms 0+
63Ti 22 41 62.99442(107)# 3# ms 1/2-#

参考

[編集]
  1. ^ Barbalace, Kenneth L. (2006年). “Periodic Table of Elements: Ti - Titanium”. 2006年12月26日閲覧。