2016年リオデジャネイロオリンピックの水球競技

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2016年リオデジャネイロオリンピック
水球競技
会場パルケ・アクアティコ・マリア・レンクポルトガル語版英語版(予選リーグのみ)
エスタジオ・アクアティコ・オリンピコ
開催日2016年8月6日 - 8月20日
参加選手数20か国 260人
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2016年リオデジャネイロオリンピック水球競技(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのすいきゅうきょうぎ)は、2016年8月6日から8月20日まで実施された水球競技である。大会の運営は国際水泳連盟(FINA)が行う。

出場国[編集]

男子[編集]

予選大会[1] 開催日 開催国 出場枠 出場国
開催国 2009年10月2日 デンマークの旗 コペンハーゲン 1  ブラジル
2015年FINA水球ワールドリーグスーパーファイナル 2015年6月23日 - 28日 イタリアの旗 ベルガモ 1  セルビア
2015年パンアメリカン大会 2015年7月7日 - 15日 カナダの旗 トロント 1  アメリカ合衆国
2015年世界水泳選手権 2015年7月27日 - 8月8日 ロシアの旗 カザン 2  クロアチア
 ギリシャ[注釈 1]
オセアニア選考 - - 1  オーストラリア
2015年アジア水球選手権 2015年12月16日-20日 中華人民共和国の旗 仏山市 1  日本
2016年ヨーロッパ水球選手権 2016年1月10日 - 23日 セルビアの旗 ベオグラード 1  モンテネグロ[注釈 2]
世界最終予選 2016年4月3日-10日 イタリアの旗 トリエステ 4  ハンガリー
 イタリア
 スペイン
 フランス
Total 12

世界最終予選[編集]

ヨーロッパ水球選手権(英語版)の3位~13位(既に出場権を得ているギリシャとクロアチアを除く)の9チーム、パンアメリカン大会(英語版)3位のカナダ、アジア選手権(英語版)3位のカザフスタンと南アフリカの計12チームが出場する[2]。2組に分かれて総当たり戦を行い、上位4チームずつが決勝トーナメントに進出する[3]。準々決勝の勝者4チームがオリンピック出場権を獲得する。

女子[編集]

予選大会[1] 開催日 開催国 出場枠 出場国
開催国 2009年10月2日 デンマークの旗 コペンハーゲン 1  ブラジル
オセアニア選考 - - 1 オーストラリア オーストラリア
2015年アジア水球選手権 2015年12月16日-17日 中華人民共和国の旗 仏山市 1  中華人民共和国
2016年ヨーロッパ水球選手権 2016年1月10日 - 22日 セルビアの旗 ベオグラード 1  ハンガリー
世界最終予選 2016年3月21日 - 28日 オランダの旗 ゴーダ 4  アメリカ合衆国
 イタリア
 ロシア
 スペイン
Total 8

世界最終予選[編集]

ヨーロッパ水球選手権(英語版)の2位~8位の7チーム、パンアメリカン大会(英語版)優勝のアメリカ合衆国、同2位のカナダ、アジア選手権(英語版)2位の日本と南アフリカ、ニュージーランドの計12チームが出場する[2]。2組に分かれて総当たり戦を行い、上位4チームずつが決勝トーナメントに進出する。準々決勝の勝者4チームがオリンピック出場権を獲得する。日本は予選リーグで1勝4敗の5位に終わり、オリンピック初出場はならなかった。

競技結果[編集]

男女とも2組に分かれて総当り戦を行い、上位4チームずつ(女子は全チーム)が決勝トーナメントに進出した。32年ぶりの出場となった水球男子日本代表はグループリーグで未勝利に終わり、最終成績は12位となった。

種目
男子
詳細
セルビア セルビア (SRB)
ゴイコ・ピエトロビッチ
ドゥシャン・マンディッチ
ジブコ・ゴチッチ
サバ・ランジェロビッチ
ミロシュ・チューク
ドゥシュコ・ピイェトロヴィッチ
スロボダン・ニキッチ
ミラン・アレクシッチ
ニコラ・ヤクシッチ
フィリップ・フィリポビッチ
アンドリア・プルラノビッチ
ステファン・ミトロビッチ
ブラニスラフ・ミトロビッチ
クロアチア クロアチア (CRO)
ヨシプ・パビッチ
ダミル・ブリッチ
アントニオ・ペトコビッチ
ルカ・ロンチャール
マロ・ヨコビッチ
ルカ・ブキッチ
ハビエル・ガルシア
アンドロ・ブシュレ
サンドロ・スクノ
イワン・クラピチ
アンジェロ・シェトゥカ
マルコ・マツァン
マルコ・ビヤッチ
イタリア イタリア (ITA)
ステファノ・テンペスティ
フランチェスコ・ディ・フルヴィオ
ニッコロ・ジット
ピエトロ・フィリオリ
アレクサンドロ・ヴェロット
ミカエル・ボデガス
アンドレア・フォンデッリ
ヴァレンティーノ・ガッロ
クリスティアン・プレシュッティ
ニコラス・プレシュッティ
マッテオ・アイカルディ
アレッサンドロ・ノーラ
マルコ・デル・ルンゴ
女子 アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 (USA)
イタリア イタリア (ITA)
ロシア ロシア (RUS)

国・地域別のメダル獲得数[編集]

国・地域
1 アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 (USA) 1 0 0 1
セルビア セルビア (SRB) 1 0 0 1
3 イタリア イタリア (ITA) 0 1 1 2
4 クロアチア クロアチア (CRO) 0 1 0 1
5 ロシア ロシア (RUS) 0 0 1 1
合計 2 2 2 6

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ セルビアがワールドリーグでも優勝していたため、世界選手権3位のギリシャが繰り上がりで出場権を得た。
  2. ^ セルビアがワールドリーグでも優勝していたため、欧州選手権準優勝のモンテネグロが繰り上がりで出場権を得た。

出典[編集]

  1. ^ a b QUALIFICATION SYSTEM – GAMES OF THE XXXI OLYMPIAD – RIO 2016” (PDF). FINA. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月5日閲覧。
  2. ^ a b Water Polo Olympic Games Qualification Tournaments Draw (Men & Women) | fina.org - Official FINA website”. www.fina.org. 2020年5月29日閲覧。
  3. ^ Schedule

外部リンク[編集]