コンテンツにスキップ

須田剛一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 すだ ごういち

須田 剛一
生誕 小林 剛一
(1968-01-02) 1968年1月2日(56歳)
日本の旗 日本 長野県上田市
出身校 東京デザイナー学院 ファッションデザイン科中退
職業 グラスホッパー・マニファクチュアCEO
ゲームデザイナー
ゲームディレクター
シナリオライター
テンプレートを表示

須田 剛一(すだ ごういち、1968年1月2日 - )は、ゲームデザイナー、ゲームディレクター、シナリオライター。株式会社グラスホッパー・マニファクチュアCEO。SUDA51という名前もたびたび使う。

人物・作風[編集]

コナミ小島秀夫、元カプコン三上真司と交流があり、また映画的、実写的文法に説得力を持たせてゲーム内容に活かす制作スタイルを取る両者を尊敬している。小島からは、氏が制作したMSX時代のソフトに強く感銘を受け、自身も造詣の深い洋楽を初めとした音楽について共同の話題を持つ事が多い。三上からはゲームの制作に置ける姿勢と文法において、近年大きく影響受けた事が語られている。

自身の作風とは大きく異なる任天堂、ひいては同社の宮本茂に対しても敬意を払っている。近年のインタビューでは、幅広いユーザー層に対してソフトラインナップを揃える任天堂が、手を出さないと思われるジャンルの作品を、同社のハードへと提供する事に使命感を見せた(『killer7』以降の作品がそれに当たる)。なお、自身のクリエイターとしての最終目標は、宮本が手がけたような「万人向け」作品であると答えている(宮本の言う「万人向け」は、ライトユーザー、コアユーザー、老若男女問わず満足して貰える作品を指す)。

シナリオだけでなく、『トワイライトシンドローム』、『花と太陽と雨と』、『ノーモア★ヒーローズ』、『解放少女』等作品に使われる歌曲の作詞もしばしば担当する。

プロレスファンであり、作品に於いてもプロレスラー(モブキャラでもプレイヤーキャラでも)が登場するゲームが多いほか、物語中に何の前触れも無くプロレスネタ(小川直也のセリフを暗号に用いるなど)を仕込む特徴がある。

また、冬葉スミオ(『ムーンライトシンドローム』)、コダイスミオ(『シルバー事件』)、モンドスミオ(『花と太陽と雨と』)や『killer7』のマスク・ド・スミス、『ノーモア★ヒーローズ』にて毎回ボス戦前に主人公に手紙を残す人物M.S.のように作品をまたいで同名のキャラクターを出す点も特徴的で、これに関して須田は「手塚治虫スター・システムに影響を受けていると思う」とインタビュー[1]で語っている。

なお、日本国外で「SUDA51」とされているのは、須田「ごういち」→ SUDA「51」としたもので、トレイラービデオや本編中のスタッフロールでもこの表記が用いられている。

葬儀屋。また、グラスホッパー社に入社する前はテレビ朝日でニュース番組の小道具係としてフリップの作成をしていた事をファミ通WaveDVDの自身の出演していたコンテンツ番組内で告白した。

シナリオライター・佐藤直子曰く『SIREN』の主人公・須田恭也の姓の由来であるとの事[2]

経歴[編集]

作品[編集]

ゲーム[編集]

  • ファイヤープロレスリングシリーズ
    • スーパーファイヤープロレスリングIII FINALBOUT(1994年、SFC)ディレクター
    • スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL(1995年、SFC)ディレクター、シナリオ
    • ファイヤープロレスリング ワールド(2017年、PC/PS4)シナリオ
  • トワイライトシンドロームシリーズ
    • トワイライトシンドローム〜探索編〜(1996年、PS)ディレクター
    • トワイライトシンドローム〜究明編〜(1996年、PS)ディレクター、シナリオ
    • ムーンライトシンドローム(1997年、PS)ディレクター、シナリオ
  • シルバー事件シリーズ
    • シルバー事件(1999年、PS) ディレクター、シナリオ
      • The Silver Case (2016年、PC) プロデューサー
    • シルバー事件25区(2005年、携帯アプリ)ディレクター、シナリオ
      • シルバー2425 (2018年、PS4/Switch) プロデューサー
  • 花と太陽と雨と(2001年、PS2)ディレクター、シナリオ
  • シャイニングソウル(2001年、GBA)プロデューサー
    • シャイニングソウルII(2003年、GBA)プロダクトマネージャー、ストーリー設定、シナリオ
  • michigan(2002年、PS2)原案、編集
  • killer7(2005年、GC/PS2;2019年、PC)原案、ディレクター、シナリオ、ゲームデザイン
  • サムライチャンプルー(2006年、PS2)ディレクター、シナリオ
  • コンタクト(2006年、DS)プロデューサー
  • BLOOD+ ONE NIGHT KISS(2006年、PS2)ディレクター、シナリオ
  • 龍が如く2(2006年、PS2、声優としてゲスト参加)
  • ノーモア★ヒーローズシリーズ
  • 零 月蝕の仮面(2008年、Wii)ディレクター、シナリオ
  • Frog Minutes(2011年、iOS)エグゼクティブプロデューサー、オリジナルコンセプト
  • ヱヴァンゲリヲン新劇場版–サウンドインパクト-(2011年、PSP)エグゼクティブプロデューサー
  • シャドウ・オブ・ザ・ダムド(2011年、PS3/360)エグゼクティブディレクター、シナリオ
  • Diabolical Pitch(2012年、XBLA)エグゼクティブプロデューサー
  • Sine Mora(2012年、XBLA)エグゼクティブディレクター[5]
  • 解放少女(2012年、3DS)原案、クリエイティブディレクター
  • ロリポップチェーンソー(2012年、PS3/360)クリエイティブディレクター
  • BLACK KNIGHT SWORD(2013年、PS3/360)エグゼクティブプロデューサー、シナリオ
  • KILLER IS DEAD(2013年、PS3/360)エグゼクティブディレクター、シナリオ
  • SHORT PEACE 月極蘭子のいちばん長い日 (2014年、PS3) 原作、脚本、総合ディレクター
  • アトム:時空の果て(2017年、Steam)イラストディレクション(ブラック・ジャック)
  • LET IT DIE(2017年、PS4)エグゼクティブディレクター

ラジオドラマ[編集]

Web[編集]

漫画[編集]

ディレクション作品受賞歴[編集]

  • 『killer7』
    • スウェーデンのゲーム誌「RESET」>>「Besta manus 2006(ベストシナリオ2006)」を受賞
    • イギリスのゲーム誌「EDGE」>>「THE EDGE AWARDS 2005」で「BEST VISUAL DESIGN」「BEST AUDIO DESIGN」を受賞
    • アメリカのゲーム情報サイト「IGN.com」>>「THE BEST OF 2005」で「BEST ADVENTURE GAME」「BEST STORY」「BEST GAME NO ONE PLAYED」を受賞
    • アメリカのゲーム情報サイト「GAME SPOT」>>「BEST OF 2005」で「Best New Character」「Most Innovative Game」を受賞
    • 「週刊ファミ通」>>「2005 ゲーコロ的ベスト・オブ・イヤー」を受賞
  • 『NO MORE HEROES』
    • アメリカのゲーム情報サイト「IGN.com」>>「THE BEST OF 2008」で「WII BEST ACTION」「WII BEST STORY」を受賞
    • アメリカのゲーム情報サイト「GAME SPOT」>>「BEST OF 2008」で「Best Wii game」「Best Original IP」「Editor's Choice Award」を受賞
    • イギリスのゲーム誌「NGamer」>>「NGamer's Golden Mario Awards」で「Best Game Character」を受賞
    • アメリカのゲーム誌「GamePro」>>「Wii Game of the Year」「Game of the Month/Editors' Choice」を受賞
    • 多国籍ゲーム情報サイト「Kotaku」>>「Judges' Choice 2008 (1 of 7)」を受賞
  • 『NO MORE HEROES2』
    • 第14回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品選出
    • IGN >> Funniest Game ※編集部選出、読者選出の両部門で受賞
    • Games Radar >> Best Game You've Already Forgotten
    • GamrReview >> Best Action/Adventure

脚注[編集]

  1. ^ 『Killer』でその名を轟かせた、須田剛一氏の最新作「No More Heroes」を徹底解剖!”. Slash Games. p. 3 (2007年1月12日). 2008年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月23日閲覧。
  2. ^ 佐藤直子のツイート[1]
  3. ^ 『Killer』でその名を轟かせた、須田剛一氏の最新作「No More Heroes」を徹底解剖!”. Slash Games. p. 1 (2007年1月12日). 2008年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月23日閲覧。
  4. ^ “[E3 2014]「LET IT DIE」は「リリィ・ベルガモ」が昇華したFree to Playタイトルだった。ガンホー森下一喜氏&グラスホッパー須田剛一氏インタビュー”. 4Gamer.net. (2014年6月12日). https://www.4gamer.net/games/260/G026040/20140611126/ 2021年9月7日閲覧。 
  5. ^ エグゼクティブディレクターと表記されているが、ほぼノータッチでたまにテストプレイをしただけだという(アート オブ グラスホッパー・マニファクチュアより)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]