韓国日産
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韓国日産株式会社 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 한국 닛산 주식회사 |
漢字: | 韓國닛산株式會社 |
発音: | ハングッ ニッサン チュシクフェサ |
日本語読み: | かんこくにっさんかぶしきがいしゃ |
英語: | Nissan Korea Co., Ltd. |
韓国日産株式会社(Nissan Korea Co., Ltd.)は日産自動車の韓国における販売を行っていた企業。事業所の存在していたソウル、釜山共々撤退済で現在はアフターサービスのみを展開する。
2015年9月現在の段階で、販売店が国内に18店舗(ソウル・江南区/瑞草区/木洞、済州道「プレミアオート」、大田広域市「ネオモーターズ」、釜山「SBモーターズ」など)しかないため、同じルノー傘下であり提携先でもあるルノーサムスン自動車のディーラー整備網も利用していた。
概要
[編集]2004年2月に設立。まずは米国をターゲットにしたブランド「インフィニティ」(朝: 인피니티、実際は「インピニチィ」という発音になる)をマーケットの状況と顧客の嗜好を検討した結果、2005年7月に韓国での販売をスタートさせ、その後、韓国の消費者の好みを予想し、多様性とライフスタイルの2点を強調した「日産」(朝: 닛산)ブランドを2008年11月より展開することになった。
その後、2015年4月にインフィニティ部門が独立法人化され、インフィニティコリアとして発足。
沿革
[編集]- 2005年7月29日 - 韓国国内で「インフィニティ」ブランドの販売を開始。Q45、G35、G35クーペ、M35/M45が投入された。
- 2005年9月 - インフィニティ・FX35/FX45の取り扱いを開始。
- 2007年10月9日 - 韓国国内への日産ブランド車の投入を発表。
- 2008年11月11日 - 韓国国内で日産ブランド車の販売を開始。ムラーノ、ローグが投入された[1]。
- 2009年2月16日 - アルティマの販売を開始[2]。
- 2009年7月14日 - GT-Rの販売を開始[3](発売当初は35台限定販売、その後は通常販売に変更)。
- 2009年8月11日 - 370Zの販売を開始[4]。
- 2009年内にはキア・ソウルの対抗馬としてキューブ(北米市場と同じ1.8L MR18DE+フロアシフトを搭載)の投入も予定されていたが[5]、2011年夏期にずれ込んだ[6]。
- 2011年4月1日 - ソウルモーターショーにてキューブとリーフを出品。キューブについては8月をめどに発売を開始すると正式にアナウンスされ、同年8月9日に韓国国内で発売開始(事前予約は7月1日より)された。
- 2012年6月 - ムラーノをベースとするクロスオーバーSUV・インフィニティ・JXの販売を開始。
- 2013年10月 - 小型SUV・ジュークの販売を開始。「S」「SV」の2グレードで、全車にMR16DDTを搭載[7]。
- 2013年12月17日 - パスファインダーを発売開始。
- 2014年11月11日 - キャシュカイを発売開始。同時に、ローグがラインナップから外れた。
- 2015年4月 - インフィニティ部門を独立法人化させ、インフィニティコリアを設立。韓国日産と袂を分かつ。
- 2016年5月16日 - 韓国国内全てのキャシュカイ(販売分814台+在庫分1.060台)が韓国環境省より排ガス不正と判断され、在庫分の5月中の販売停止と3億3千万ウォン(日本円で約3.000万円)の賠償金の支払いを求められると同時に、社長の菊池毅彦(当時)を近く刑事告発することを発表した[8]が、韓国日産側は、「世界一ディーゼル規制において厳しい欧州での基準をパスし、なおかつ韓国の基準(=EURO5をパスする)にも適合させた上での販売である」とし、不正を否定している。
- 2020年6月3日 - インフィニティブランドと共に韓国市場からの撤退を表明[9]。2019年に日本製品不買運動が高まり販売量が減少していたこと[10]に加え、本社の2020年3月期連結業績の当期損益が6712億円の赤字に転落したことによる構造改革の一環[11]。但し、アフターサービスについては2028年まで提供する。
取り扱い車種
[編集]販売終了分
[編集]- GT-R△
- 370Z(日本名:フェアレディZ、Z34)△
- キャシュカイ(캐시카이、発音的には「ケェシカイ」)□
- ローグ(로그)▲[12]
- エクストレイル(엑스트레일、T32)▲ ■
- ムラーノ(무라노、Z52)x
- パスファインダー(패스파인더、発音的には「ペェスハインド」、R52)○
- キューブ(큐브)●
- ジューク(쥬크、MR16DDTのみ)●
- マキシマ(맥시마、発音的には「メェクシマ」、A36)○
- アルティマ(알티마、発音的には「アルチマ」、L34)○
- リーフ(리프、発音的には「リプ(※ハングルには表記上、F音がない)」、ZE1)●
マーク | 説明 |
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△ | 栃木工場製 |
▲ | 日産自動車九州製 |
○ | 北米日産スマーナ工場製 |
● | 追浜工場製 |
★ | 日産車体九州製 |
□ | 英国日産自動車製造サンダーランド工場製 |
x | 北米日産キャントン工場製 |
■ | ルノーサムスン自動車釜山工場製 |
脚注
[編集]- ^ 日産自動車、韓国で「ニッサン」ブランドを販売開始 NISSAN PRESS ROOM
- ^ 수입차 프리미엄 세단의 새로운 기준, 닛산 알티마 (ALTIMA) 출시 NISSAN KOREA
- ^ 멀티 퍼포먼스 수퍼카, 닛산 GT-R 국내 출시 NISSAN KOREA
- ^ 닛산의 다이내믹 아이콘, 뉴 닛산 370Z 출시 NISSAN KOREA
- ^ 「ヒョリの愛車」キューブ、韓国行きに始動 中央日報
- ^ ほのぼの韓国ニュース2010年12月27日
- ^ なお、このエンジンはルノーサムスンSM5のスポーツグレードに搭載されるユニットとほぼ同一である。
- ^ 韓国「日産が排ガス不正」 現法社長を刑事告発へ日本経済新聞2016年5月16日
- ^ 日産、今年末で韓国から撤退…“不振の長期化”で日本車の危機感高まるWoW! Korea 2020年5月29日(2020年6月17日 閲覧)
- ^ “韓国を離れる日産…何の罪もない消費者だけが「混乱」”. 中央日報 (2020年6月4日). 2020年6月6日閲覧。
- ^ “日産、役員報酬を減額 業績悪化責任と構造改革の痛み分かち合うため”. レスポンス (2020年5月31日). 2020年6月6日閲覧。
- ^ 2代目(T32型)は北米日産スマーナ工場に加え、ルノーサムスン釜山工場でも生産されるが、韓国市場へは投入されない。