阿辻哲次

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阿辻 哲次(あつじ てつじ、1951年 - )は、日本中国文学者言語学者中国語)、中国文字文化史研究者。 京都大学大学院人間・環境学研究科教授文化庁文化審議会国語分科会漢字小委員会委員で、2010年常用漢字追加の選定に携わる。

漢字研究で知られる。吉川幸次郎藤堂明保中国学の流れを受け継いでおり、白川静の学説に対しては批判的な立場にある。

経歴・人物[編集]

  • 大阪府出身。家業が印刷工場であり、人名などで活字にない文字が注文された際に、既存の活字を削るなどしていたのを見て、漢字に興味を抱く。
  • 大阪府立北野高等学校卒業
  • 1975年 京都大学文学部中国語学中国文学科卒業
  • 1980年 同大学大学院博士課程中退
  • 静岡大学助教授
  • 京都大学人間・環境学研究科教授

著書[編集]

単著[編集]

  • 『漢字学―『説文解字』の世界』(東海大学出版会、1985)
  • 『図説 漢字の歴史』(大修館書店、1989)
  • 『知的生産の文化史―ワープロがもたらす世界』 (丸善ライブラリー、1991)
  • 『教養の漢字学』(大修館書店、1993)
  • 『漢字のベクトル』ちくまライブラリー 筑摩書房、1993)
  • 『漢字の字源』(講談社現代新書、1994)
  • 『文字 (一語の辞典)』(三省堂、1998)
  • 『中国漢字紀行』あじあブックス 大修館書店、1998)
  • 『漢字の社会史―東洋文明を支えた文字の三千年』PHP新書、1999)
  • 『漢字のなりたち物語』講談社ことばの新書、2000)
  • 『漢字道楽』講談社選書メチエ、2001)のち学術文庫
  • 『漢字のいい話』(大修館書店、2001)
  • 『漢字のはなし』岩波ジュニア新書、2003)
  • 『漢字三昧』光文社新書、2003)
  • 『漢字の字源』講談社現代新書、2003)
  • 『漢字の知恵』ちくま新書、2003)
  • 『部首のはなし―漢字を解剖する』(中公新書、2004)
  • 『故事成語 目からウロコの85話』(青春出版社、2004)
  • 『タブーの漢字学』講談社現代新書、2004)
  • 『「名前」の漢字学―日本人の“名付けの由来”をひも解く』(青春出版社、2005)
  • 『知っておきたい漢字の知識』(柳原出版、2005)
  • 『部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する』(中公新書、2006)
  • 『近くて遠い中国語―日本人のカンちがい』(中公新書、2006)
  • 『漢字の文化史』(筑摩書房、2007)
  • 『漢字を楽しむ』(講談社現代新書、2008)
  • 『漢字の相談室』文春新書、2009)
  • 『漢字文化の源流 京大人気講義シリーズ』(角川書店、2009)
  • 『漢字逍遥』角川書店、2010
  • 『漢字と日本人の暮らし』(大修館書店、2010)
  • 『戦後日本漢字史』(新潮選書、2010)
  • 『漢字の社会史 文明を支えた文字の三千年』吉川弘文館、2012
  • 『漢字再入門 楽しく学ぶために』中公新書、2013

共編・編著[編集]

  • 角川 現代漢字語辞典 (角川書店、2001)
  • ザ・漢字―「字源」から「パソコン文字登録」までの最強の雑学本(学習研究社、2002)