間藤駅
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間藤駅 | |
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駅舎(2024年3月) | |
まとう MATÔ | |
◄WK16 足尾 (1.3 km) | |
所在地 | 栃木県日光市足尾町下間藤2 |
駅番号 | WK17 |
所属事業者 | わたらせ渓谷鐵道 |
所属路線 | ■わたらせ渓谷線 |
キロ程 | 44.1 km(桐生起点) |
電報略号 | マウ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
90人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)11月1日 |
備考 | 無人駅 |
間藤駅 | |
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まとう Matō | |
(1.9 km) 足尾本山► | |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本)* 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 足尾線 |
開業年月日 | 1914年(大正3年)8月15日 |
廃止年月日 | 1989年(平成元年)3月29日** |
間藤駅(まとうえき)は、栃木県日光市足尾町下間藤にあるわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の駅である。同線の終点。駅番号はWK17。
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)11月1日:足尾鉄道の駅として足尾駅 - 足尾本山駅間に開業[1][2]。一般駅[1]。
- 1918年(大正7年)6月1日:国有化され、国有鉄道足尾線の駅となる[1]。
- 1970年(昭和45年)10月1日:貨物および荷物の取り扱いを廃止[3]。同時に無人化[4]。スイッチバック施設は撤去された。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道の駅となる[1]。
- 1989年(平成元年)3月29日:JR足尾線の第三セクター鉄道化により、わたらせ渓谷鐵道の駅となる[1]。当駅 - 足尾本山駅間の貨物線廃止。
- 1994年(平成6年):新駅舎が竣工。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅。木造駅舎を有する。駅舎(待合室)はあるが改札口はなく、乗客は駅前広場から直接ホームに入ることができる。
かつては切欠式1面2線であったが、現在は完全に単線となっている。切欠き部分の線路は国鉄時代に旅客列車に使用されていた。貨物列車廃止後はそれまでの貨物線であった足尾本山方面へ繋がる線路を使用して折り返す運用に変更され、切欠き部分は埋め立てられて花壇になった。
開業当初はスイッチバック施設があり、当駅で貨物扱いを行い足尾本山へ向かう列車は当駅でスイッチバックを行っていた(旅客列車は当初から当駅折り返しだった)。1970年の貨物営業廃止時にスイッチバックも廃止となった。足尾方には当時の折り返し線の遺構が残り、2016年には「わたらせ渓谷鐵道関連施設群」の一部として、土木学会選奨土木遺産に選ばれている[5]。
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単式ホーム
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線路終端部
その他の特徴
[編集]- 駅員無配置駅である。全盛期には18人の駅員がいたが、現在は完全に無人化されている。
- 待合室の隣には陶芸教室があり、一般参加も可能である。またレンタサイクルの受付も行っている(木曜定休)。
- 旅行作家の宮脇俊三が1977年(昭和52年)5月28日に国鉄完乗を達成した駅である。駅舎内の待合室には、宮脇俊三に関する展示(著書『時刻表2万キロ』の中で当駅が書かれている最後の部分の紹介など)がある。
- 国指定の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが見られる駅として知られている。駅の壁にモチーフした壁画があり、構内に展望台(望遠鏡付き)がある。ただし実際に見られる可能性は低いともいわれる。
利用状況
[編集]年度 | 1日平均人数 |
---|---|
2011年 | 171 |
2012年 | 176 |
2013年 | 135 |
2014年 | 157 |
2015年 | 184 |
2016年 | 152 |
2017年 | 141 |
2018年 | 158 |
2019年 | 156 |
2020年 | 90 |
2021年 | 90 |
駅周辺
[編集]- 足尾赤倉郵便局
- 足尾銅山
- 足尾本山
- 古河橋 - ハーコート社製のボルト接合による橋梁としては原位置に残る日本最古の遺構。重要文化財。
- 間藤水力発電所跡 - 日本初の本格的な水力発電所。
- 足尾砂防ダム
- 松木渓谷
- 備前楯山
- 国道122号(足尾バイパス)
- 栃木県道250号中宮祠足尾線
バス路線
[編集]旧国道122号(栃木県道250号線)沿いに「間藤駅前」停留所があり、下記の各路線が発着する。
停留所 | 運行事業者 | 系統 | 行先 |
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間藤駅前 | 日光市営バス | 赤倉線 | 双愛病院 / 赤倉・銅親水公園入口 |
遠上線 | 双愛病院 / 遠上回転所 | ||
足尾JR日光駅線 | 双愛病院 / JR日光駅前 |
隣の駅
[編集]- わたらせ渓谷鐵道
- ■わたらせ渓谷線
- トロッコ列車「トロッコわっしー号」発着駅
- 足尾駅(WK16) - 間藤駅(WK17)
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 足尾線(廃止)
- 間藤駅 - 足尾本山駅(貨物駅)
脚注
[編集]- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、464-465頁。ISBN 9784533029806。全国書誌番号:99032190。
- ^ 「鉄道院告示第94号」『官報』1914年10月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「日本国有鉄道公示第406号」『官報』1970年9月29日。
- ^ 「通報 ●足尾線上神梅駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1970年9月29日、5面。
- ^ “土木学会関東支部 悠悠・土木 / 土木遺産 / わたらせ渓谷鐵道関連施設群”. www.jsce.or.jp. 2022年6月9日閲覧。
- ^ “国土数値情報 駅別乗降客数データ”. 国土交通省. 2021年4月1日閲覧。
- ^ “市のデータ”. 日光市. 2024年1月24日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 間藤駅 - わたらせ渓谷鐵道
- 間藤駅 - 足尾Terrace at the Wayback Machine (archived 2017年1月19日)
- I Love Switch Back - 当駅のスイッチバック時代の写真・構内図