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長沙府(ちょうさふ)は、中国にかつて存在した府。明代から民国初年にかけて、現在の湖南省長沙市一帯に設置された。
1372年(洪武5年)、明により潭州府は長沙府と改称された。長沙府は湖広省に属し、長沙・善化・湘陰・湘潭・瀏陽・醴陵・寧郷・益陽・湘郷・攸・安化の11県と茶陵州を管轄した[1]。
清のとき、長沙府は湖南省に属し、長沙・善化・湘潭・湘陰・寧郷・瀏陽・醴陵・益陽・湘郷・攸・安化の11県と茶陵州を管轄した[2]。
1913年、中華民国により長沙府は廃止された。
- ^ 『明史』地理志五
- ^ 『清史稿』地理志十五