石阡府

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貴州省の石阡府の位置(1820年)

石阡府(せきせんふ)は、中国にかつて存在した明代から民国初年にかけて、現在の貴州省石阡県一帯に設置された。

概要[編集]

もとは思州宣慰司の地にあたる。1413年永楽11年)、明により石阡府が置かれた。石阡府は貴州省に属し、石阡長官司竜泉坪長官司苗民長官司葛彰葛商長官司の4長官司を管轄した。1601年万暦29年)、竜泉坪長官司は竜泉県と改められた[1]

のとき、石阡府は貴州省に属し、竜泉県を管轄した[2]

1913年中華民国により石阡府は廃止された。

脚注[編集]

  1. ^ 明史』地理志七
  2. ^ 清史稿』地理志二十二