金沢カレー

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金沢カレー

金沢カレー(かなざわカレー)とは、主に金沢市を中心とする石川県のカレーライス店で供される独自の特徴を持ったカレーライスを言う。

概要[ソースを編集]

名称の始まり[ソースを編集]

代表する店の多くは既に30年以上の歴史があるが、そのカレーに「金沢カレー」の名称が付されるようになったのは非常に新しい。各店とも地元での営業が中心で、金沢カレーのような名称は使われていなかったが、形としては地元では古くから定着している。

源流や元祖の店舗には以下諸説ある。定かではない。[要出典]

  • 料理の体裁は国鉄の外郭団体「鉄道弘済会」が経営していたレストラン「ニューカナザワ」のカレーが、現在の金沢カレーのルーツとなっている。そこのチーフコックを務めた5人がそれぞれ独立し、現在の金沢カレー各店を創業した。
  • 現在の代表店よりもさらに古くから営業し、黒いルーの味、ステンレス皿やキャベツを使う盛り付け、先割れスプーンまたはフォークを使う「インデアンカレー」
  • 北陸でのカツカレー提供という視点で「カレーのチャンピオン」の創業者が経営した「洋食屋タナカ」
  • 盛り付け方などから「キッチン・ユキ

特徴[ソースを編集]

  • ルーは濃厚でドロッとしている。
  • 付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
  • ステンレスの皿に盛られている。
  • フォークまたは先割れスプーンで食べる。
  • ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている。
  • ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける。

なお、すべての店舗が上記の特徴を満たしているわけではない。[要出典]

浸透経緯[ソースを編集]

2006年1月、この頃からご当地カレーの「よこすか海軍カレー」や「札幌スープカレー」の対比として「金沢カレー」という言葉が徐々に使われ始める[1]

2006年9月、名古屋市で「金沢カレー」を店名とするカレーチェーンが開業した。

2006年9月27日、地元の佃煮メーカー・佃食品が地元食材を使ったレトルトカレーを「佃の金沢カレー」として商標出願、2007年7月13日に商標登録された(商標登録番号第5061623号)[2]

2007年4月13日放送の日本テレビ系『ズームイン!!SUPER』「ズムとく!〜金沢カレー世界へ発信!〜」では、石川県出身の松井秀喜ニューヨークで、日本より持参したこのカレーを食べさせていた。全国ネットのテレビ番組で「金沢カレー」が使われた、初めてかそれに近い事例と思われる。

2007年に各店のWebサイト上で、「ゴーゴーカレー」が「金沢カレーの火付け役」を名乗り始めると、「カレーのチャンピオン」では「元祖金沢カレーの店」[3]という表記を追加した。

2008年6月、金沢市定例議会の一般質問において、ご当地グルメの具体例として「金沢カレー」が取り上げられたことがある[4]

2008年11月20日発行のフリーペーパー「食べる」vol.1の南政広チャンピオンカレー社長インタビュー記事には、7〜8年前、石川生まれのカレーが話題になっていた2ちゃんねるスレッドに、南社長が「金沢カレー」と言葉を最初に作り、書き込んだというエピソードが掲載されている。但し、2010年現在では2ちゃんねる(含むまちBBS)の1999年から2002年の現存する過去ログdatファイル上には、「金沢カレー」のキーワードで全文検索を行っても該当はない。2ちゃんねるではサーバーのトラブルにより保存されていない過去ログもあるため、実際に書き込みを行ったかについては不明である。

その他[ソースを編集]

2010年6月3日放送の日本テレビ系『秘密のケンミンSHOW』において、チャンピオンカレーが金沢カレーとして紹介され、御飯を全て覆い隠す量の濃厚なルーと千切りキャベツにトンカツを乗せ、スパイスの効いたカレーとキャベツを混ぜながらフォークで食べるスタイルが取り上げられた。しかし、地元石川県ではキャベツをカレーに混ぜて食べるという作法や習慣はなく、混ぜない人が圧倒的に多い。[5]

北陸地方以外への出店[ソースを編集]

  • 北陸地方以外へは「ターバンカレー」が京都府長野県、「カレーの市民アルバ」が兵庫県に古くから出店しており、2004年に「ゴーゴーカレー」が東京にて開業。2006年に「カレーの市民アルバ」は首都圏関西圏に、2007年には「カレーのチャンピオン」が首都圏にフランチャイズ展開を開始している。中京圏ではカレーチェーン「金沢カレー」以外にも「カレーのチャンピオン」が積極的にフランチャイズ展開している。今のところ関西圏以西には「カレーのチャンピオン」は1店舗もないが、今後フランチャイズ展開する予定である。
  • また、多くの有名店では通信販売を取り扱っており、全国の家庭で味を楽しむ事が可能となっている。
  • その他に「カレーのチャンピオン」と「カレーの市民アルバ」は他業種に対してのカレーソースのみの卸提供も行っている。

その他[ソースを編集]

  • 「カレーの市民アルバ」では、本店が小松市にあるためか、フランチャイジーのKGF(加賀電子子会社)では「加賀カレー」を自称している[6]
  • 「漫画喫茶フリークス」では、金沢カレーを食事メニューにて提供している。また、一部店舗で19日、29日の「フリークスデー」では100円にて、この金沢カレーを提供している。[7]

代表的店舗[ソースを編集]

(50音順)

脚注[ソースを編集]

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関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]