金沢カレー

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金沢カレー(カレーのチャンピオンのLカツカレー)

金沢カレー(かなざわカレー)とは、主に金沢市を中心とする石川県のカレーライス店で供される独自の特徴を持ったカレーライスを言う。「カレーのチャンピオン」創業者の田中吉和がそのレシピを考案したと言われており、石川県で古くから営業している老舗店は50年以上の歴史がある。

概要[編集]

成り立ち[編集]

カレーのチャンピオン創業者で洋食シェフであった田中吉和が、そのレシピを考案。田中が独立してはじめた洋食店『洋食タナカ』では、遅くとも1963年までには、現在の金沢カレーのスタイル(ステンレス皿、キャベツ、ソースがかかったカツ)が確立していたよう。

その後、田中が独立前にチーフコックを務めていたレストラン「ニューカナザワ」の弟弟子や部下たちの独立にあたり、レシピが一部の老舗店の創業者に共有されたことにより、石川県で同時期に同じようなスタイルのカレー店が相次いで創業することになった。

名称の始まり[編集]

代表する店の多くは既に50年以上の歴史があるが、そのカレーに「金沢カレー」の名称が付されるようになったのは、2000年代中頃からと非常に新しい。各店とも地元での営業が中心で、”金沢カレー”のような名称は使われていなかったが、そのスタイルは地元で古くから定着している。

特徴[編集]

  • ルーは濃厚でドロッとしている。
  • 付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
  • ステンレスの皿に盛られている。
  • フォークまたは先割れスプーンで食べる。
  • ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている。
  • ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける。

なお、すべての店舗が上記の特徴を満たしているわけではない。[要出典]

浸透経緯[編集]

2006年1月、この頃からご当地カレーの「よこすか海軍カレー」や「札幌スープカレー」の対比として「金沢カレー」という言葉が徐々に使われ始める[1]

2006年9月、名古屋市で「金沢カレー」を店名とするカレーチェーンが開業した。

2006年9月27日、地元の佃煮メーカー・佃食品が地元食材を使ったレトルトカレーを「佃の金沢カレー」として商標出願、2007年7月13日に商標登録された(商標登録番号第5061623号)[2]

2007年4月13日放送の日本テレビ系『ズームイン!!SUPER』「ズムとく!〜金沢カレー世界へ発信!〜」では、石川県出身の松井秀喜ニューヨークで、日本より持参したこのカレーを食べさせていた。全国ネットのテレビ番組で「金沢カレー」が使われた、初めてかそれに近い事例と思われる。

2007年に各店のWebサイト上で、「ゴーゴーカレー」が「金沢カレーの火付け役」を名乗り始めると、「カレーのチャンピオン」では「元祖金沢カレーの店」[3]という表記を追加した。

2008年6月、金沢市定例議会の一般質問において、ご当地グルメの具体例として「金沢カレー」が取り上げられたことがある[4]

2008年11月20日発行のフリーペーパー「食べる」vol.1の南政広チャンピオンカレー社長インタビュー記事には、7〜8年前、石川生まれのカレーが話題になっていた2ちゃんねるスレッドに、南社長が「金沢カレー」と言葉を最初に作り、書き込んだというエピソードが掲載されている。但し、2010年現在では2ちゃんねる(含むまちBBS)の1999年から2002年の現存する過去ログdatファイル上には、「金沢カレー」のキーワードで全文検索を行っても該当はない。2ちゃんねるではサーバーのトラブルにより保存されていない過去ログもあるため、実際に書き込みを行ったかについては不明である。チャンピオンカレー公式Twitterでは、この説は正しくない可能性が高いとの書き込みもある。

その他[編集]

2010年6月3日放送の日本テレビ系『秘密のケンミンSHOW』において、チャンピオンカレーが金沢カレーとして紹介され、御飯を全て覆い隠す量の濃厚なルーと千切りキャベツにトンカツを乗せ、スパイスの効いたカレーとキャベツを混ぜながらフォークで食べるスタイルが取り上げられた。しかし、地元石川県ではキャベツをカレーに混ぜて食べるという作法や習慣はなく、混ぜない人が圧倒的に多い。[5]

北陸地方以外への出店[編集]

  • 北陸地方以外へは「ターバンカレー」が京都府長野県、「カレーの市民アルバ」が兵庫県に古くから出店しており、2004年に「ゴーゴーカレー」が東京にて開業。2006年に「カレーの市民アルバ」は首都圏関西圏に、2007年には「カレーのチャンピオン」が首都圏にフランチャイズ展開を開始している。中京圏ではカレーチェーン「金沢カレー」以外にも「カレーのチャンピオン」が積極的にフランチャイズ展開している。今のところ関西圏以西には「カレーのチャンピオン」は1店舗もないが、今後フランチャイズ展開する予定である。
  • また、多くの有名店では通信販売を取り扱っており、全国の家庭で味を楽しむ事が可能となっている。
  • その他に「カレーのチャンピオン」と「カレーの市民アルバ」は他業種に対してのカレーソースのみの卸提供も行っている。

その他[編集]

  • 「カレーの市民アルバ」では、本店が小松市にあるためか、フランチャイジーのKGF(加賀電子子会社)では「加賀カレー」を自称している[6]
  • 「漫画喫茶フリークス」では、金沢カレーを食事メニューにて提供している。また、一部店舗で19日、29日の「フリークスデー」では100円にて、この金沢カレーを提供している。[7]

代表的店舗[編集]

(50音順)

脚注[編集]

  1. ^ ブログ上での金沢カレーの名称
  2. ^ 北國新聞ホームページ ホッとニュース 2010年7月13日 金沢カレー、既に商標登録 名称使用「問題なし」
  3. ^ 2007年作成のカレーのチャンピオンホームページ
  4. ^ 平成20年6月議会 一般質問原稿
  5. ^ 「金沢カレーは混ぜないよ」北陸カレー物語 -石川・富山・福井・金沢- ブログ版 2010年11月16日閲覧
  6. ^ KGFのリリース「カレーの市民 アルバ“秋葉原店”オープン!」
  7. ^ http://www.freaks.ne.jp/arimatsu/index.shtml

関連項目[編集]

外部リンク[編集]