赤泊村

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あかどまりむら
赤泊村
赤泊町旗
赤泊町旗
赤泊町章
赤泊町章
赤泊町旗 赤泊町章
廃止日 2004年3月1日
廃止理由 新設合併
両津市佐渡郡相川町佐和田町金井町新穂村畑野町真野町小木町羽茂町赤泊村佐渡市
現在の自治体 佐渡市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
佐渡郡
市町村コード 15609-4
面積 52.21 km2.
総人口 3,121
(2000年10月1日)
隣接自治体 畑野町羽茂町真野町
村の木 カヤ[1]
村の花 ツバキ[1]
赤泊村役場
所在地 952-0706
新潟県佐渡郡赤泊村大字徳和2376番地3[1]
(現在の佐渡市赤泊支所)
外部リンク 赤泊村 公式ウェブサイト(2004年2月15日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
座標 北緯37度52分18秒 東経138度24分50秒 / 北緯37.87158度 東経138.41392度 / 37.87158; 138.41392座標: 北緯37度52分18秒 東経138度24分50秒 / 北緯37.87158度 東経138.41392度 / 37.87158; 138.41392
赤泊村の位置
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佐渡島における平成の大合併の地図。

赤泊村(あかどまりむら)は、かつて新潟県佐渡郡におかれていた佐渡の南海岸に位置していた。2004年3月1日に合併して佐渡市の一部になった。

地理[編集]

佐渡の南に位置し、佐渡海峡(越佐海峡)に面した。村の大部分は小佐渡丘陵(小佐渡山地)の一部で、川沿いと海岸に平地があった。海岸線は13.5kmで岩が多く、海岸に赤泊港があり、その付近が村の中心であった。

  • 山: 天狗塚 (404m)、ヒルメ山 (296m)
  • 川: 羽茂川、腰細川
  • 湖沼・ダム: 逆川ダム(さかしまだむ)

隣接していた自治体[編集]

歴史[編集]

18世紀初頭に寺泊・赤泊航路が見出され、佐渡奉行の渡海場として位置づけられたことで発展した[2]。近世、小木港が金銀の積出港や廻船の主要寄港地の役割を持っていたのに対し、赤泊港は人の輸送を主とした(ただし廻船の寄港もあった)[2]

行政[編集]

  • 村長:石塚英夫(1972年9月25日から2004年2月29日まで)

経済[編集]

産業[編集]

  • 20世紀末には農業就業者が減り続け、21世紀初めには全就業者の三分の一になった。が、農家人口はなお約7割あった。水稲耕作が多いが、他におけさ柿、乳牛飼育が盛んだった。
  • 赤泊港で漁業が盛ん。2000年には水揚げトン数の半数以上をベニズワイガニが占めた。
  • 産業就業人口(2000年)
    • 第1次産業:569人
    • 第2次産業:608人
    • 第3次産業:597人

姉妹都市・提携都市[編集]

教育[編集]

2007年3月に閉校し,59年の歴史に幕を閉じた。郷土芸能クラブ(佐渡おけさや鬼太鼓を演ずる部活動兼総合的な学習の時間)は14年連続全国で高等学校総合文化祭郷土芸能部門に出場した。過去に最優秀賞に輝いた実績がある。
  • 赤泊中学校
  • 赤泊小学校
  • 川茂小学校(合併後の2012年度末に閉校[3]

交通[編集]

道路[編集]

船舶[編集]

  • 赤泊港 - 本州の寺泊港との間に佐渡汽船による航路が設定されていた。
    • 合併後の2005年6月10日、高速船「あいびす」(Ibis 朱鷺の意味)が就航し、2018年の同航路運行終了まで使用された。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

  • 民話の里
  • 赤泊村郷土資料館
  • 北雪酒造
  • 旧田辺邸の望楼
  • 腰細城ヶ浜
  • 爪の沢キャンプ場

出身有名人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 平成14年度市町村要覧:赤泊村(新潟県HP) - ウェイバックマシン(2004年2月2日アーカイブ分)
  2. ^ a b 佐渡市歴史文化基本構想 pp.67-68 第3章 3-2 (2) 集落・都市”. 佐渡市 (2011年3月). 2020年10月8日閲覧。
  3. ^ 小学校の住所連絡先一覧”. 佐渡市. 2019年10月7日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]