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鬼太鼓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鬼太鼓(おんでこ・おんだいこ・おにだいこ)とは、五穀豊穣祈願や厄払いを目的に、新潟県佐渡島にて行われる伝統芸能のひとつ。島内約260の集落のうち約120集落に鬼太鼓があると言われ[1]、それぞれ異なった形態を持つ[2]

発祥は定かではないものの、獅子舞が変化したものであるという説と、相川鉱山にて大工が打っていた鳴り物が発展したものであるという説の、2つが有力視されている[3]。家を1軒ずつ周り、舞を披露している(地域で異なる)。

島内の約7割は「国中系」と呼ばれるものだが、ほかにも相川地区を中心とした「相川系」(別名、豆まき系)や、新潟側の沿岸部を中心とした「前浜系」の系統がある[1]

出典

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  1. ^ a b 特集:水が語る佐渡」『水の文化』61号、ミツカン 水の文化センター、2019年2月。 
  2. ^ トキの島に舞い踊る鬼を見た 佐渡の伝統文化を訪ねる”. 日経style (2017年11月4日). 2018年1月7日閲覧。
  3. ^ 鬼太鼓”. 新潟県公式観光情報サイト にいがた観光ナビ(公益社団法人新潟県観光協会) (2014年4月16日). 2017年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月7日閲覧。

関連項目

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  • 鬼太鼓座 - 名称の由来。ただし楽器や演奏は鬼太鼓と直接関係していない。

外部リンク

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