西島伊三雄

西島伊三雄（にしじまいさお^[1]、1923年 5月31日 - 2001年 9月30日^[2]）は、日本のグラフィックデザイナー、童画家。元二科展会員、のちに日本宣伝美術会会員。福岡県福岡市博多出身^[3]。福岡市地下鉄の駅のシンボルマークをはじめ、壁画やモニュメント、そしてインスタントラーメンのパッケージデザイン等のデザイナーとして活躍した。

松本清張の作家デビュー以前を知る数少ない人物の一人で、戦後結成されたグラフィックデザイナー団体で、小倉支部長は松本清張、福岡支部長は西島伊三雄であった。

主なデザイン歴

1951年 - 二科展特待賞受賞
1960年 - 世界観光ポスターコンクール最優秀賞受賞
1961年 - 第一回全日本観光ポスターコンクール最優秀賞受賞
1966年 - 大阪万博シンボルマークコンペで一位を獲得（しかし石坂泰三万博協会会長の鶴の一声で再選となり大高猛のデザインが採用される^[4]）
1976年 - JR博多駅（博多ステーションビル）の正面コンコース大壁画を製作
1979年 - ハウス食品「うまかっちゃん」のパッケージデザイン（商品ネーミングの名付け親でもある）
1980年 - 福岡市地下鉄各駅のシンボルマーク ^[5]
1995年 - 横綱貴乃花の化粧廻し
1995年 - NHK連続テレビ小説「走らんか!」題字^[6]

役職歴

福岡文化連盟理事長
博多町人文化連盟理事長
博多町家ふるさと館館長
九州グラフィックデザイン協会会長（1971年）
九州産業大学芸術学部教授（1973年）^[7]
日本デザイナー学院九州校校長（1981年）
日本ビジネススクール九州校校長

賞詞

1989年福岡県教育文化功労賞
2000年勲五等双光旭日章
2001年福岡市文化特別栄誉賞受賞
2004年福岡市名誉市民^[8]

脚注

^ ふるさと切手「ふるさとの祭　第6集」の発行 - 日本郵便
^ 西日本シティ銀行：地域社会貢献活動：ふるさと歴史シリーズ「博多に強くなろう」
^ 西日本シティ銀行：地域社会貢献活動：ふるさと歴史シリーズ「博多に強くなろう」
^ 工芸ニュースvol.35-1（1967） p.6「1966年デザイン界の歩み」
^ 空港線・箱崎線は自身が作成し、七隈線は原案を元に息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が作成。（“福岡市地下鉄の駅のシンボルマークに込められたデザイナー親子の「福岡愛」”.福岡深掘りメディア「ささっとー」読売新聞西部本社 (2019年11月1日)）
^ 株式会社アトリエ童画D-sensei.html
^ 福岡市西島伊三雄氏（平成16年12月17日選定）
^ “福岡市名誉市民”. 福岡市. 2022年8月7日閲覧。

外部リンク

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[1] ふるさと切手「ふるさとの祭　第6集」の発行 - 日本郵便

[2] 西日本シティ銀行：地域社会貢献活動：ふるさと歴史シリーズ「博多に強くなろう」

[3] 西日本シティ銀行：地域社会貢献活動：ふるさと歴史シリーズ「博多に強くなろう」

[4] 工芸ニュースvol.35-1（1967） p.6「1966年デザイン界の歩み」

[5] 空港線・箱崎線は自身が作成し、七隈線は原案を元に息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が作成。（“福岡市地下鉄の駅のシンボルマークに込められたデザイナー親子の「福岡愛」”.福岡深掘りメディア「ささっとー」読売新聞西部本社 (2019年11月1日)）

[6] 株式会社アトリエ童画D-sensei.html

[7] 福岡市西島伊三雄氏（平成16年12月17日選定）

[8] “福岡市名誉市民”. 福岡市. 2022年8月7日閲覧。

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