舟戸藩
舟戸藩(ふなとはん)は、下総相馬郡(現在の千葉県柏市船戸)に存在した藩。別名は藤心藩(ふじこころはん)。
藩史[編集]
元和2年(1616年)7月、下総国相馬郡に加増を受けた本多正重は1万石で大名に列し、舟戸藩が立藩した。しかし翌元和3年(1617年)、正重の跡を継いだ養子の正貫は所領を減らされて8000石で相続することになり、1年足らずで舟戸藩は姿を消した。
元禄元年(1688年)、正貫の孫の正永が寺社奉行にまでなったことから1万石に加増され、再び舟戸藩が立藩した。正永は元禄14年(1701年)に上総・下総国内において5000石を加増され、翌年には上野沼田藩に移封となり、舟戸は沼田藩の飛び地となった。その後、本多家は享保15年(1730年)に駿河田中藩に移されたが、舟戸は田中藩の飛び地領として廃藩置県まで続いた。
歴代藩主[編集]
- 本多家
譜代、1万石
- 正重(まさしげ)
(旗本時代)8000石→7000石
譜代、1万石→1万5000石
- 正永(まさなが)