砂漠のライオン (映画)

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砂漠のライオン
Lion of the Desert
監督 ムスタファ・アッカド英語版
脚本 H・A・L・クレイグ
製作 ムスタファ・アッカド
出演者 アンソニー・クイン
オリヴァー・リード
ロッド・スタイガー
音楽 モーリス・ジャール
撮影 ジャック・ヒルドヤード
編集 ジョン・シャーリー
製作会社 アンカー・ベイ・エンタテインメント英語版
配給 松竹富士
公開 アメリカ合衆国の旗 1981年4月17日
日本の旗 1981年5月16日
上映時間 163分(日本公開版)
173分(海外公開版)
製作国 リビアの旗 リビア
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $35,000,000[1]
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砂漠のライオン』(さばくのライオン 原題:Lion of the Desert)は、1981年制作のリビアアメリカ合衆国合作の映画20世紀初頭、イタリアムッソリーニ政権のリビア占領政策に立ち向かったサヌーシー教団イマーム(指導者)で、リビアの国民的英雄・オマル・ムフタール[2]の生涯を描いた作品。

日本では、1982年8月30日にTBSテレビ月曜ロードショー」でテレビ放送された。

キャスト[編集]

製作[編集]

撮影はフェザーンローマラティーナハリウッドで行われた。リビアの指導者ムアンマル・アル=カッザーフィーが製作費として3,500万ドルを提供しており、ムフタールが所属していたサヌーシー教団(カッザーフィーが廃位したイドリース1世が率いた教団)を否定的に描くなど、カッザーフィーが製作に深く関与しており、カッザーフィー時代のリビアでは頻繁にテレビ放送されていた[3]

イタリアでの上映禁止処置[編集]

1982年イタリア首相ジュリオ・アンドレオッティは「イタリア軍の名誉を傷付けている」として、イタリア国内での上映を禁止した[4]。その後、上映を許可するよう代議院で議論が行われ、1987年4月7日にトレントで上映が行われ[5]1988年にはリミニで開催された映画祭で準公式作品として上映された[6]。これ以降、本作は非公式という形ながら、イタリア政府からの干渉を受けることなく上映されるようになったが、依然としてイタリア政府は上映に難色を示し、首相のベッティーノ・クラクシはテレビ放送を約束するが履行しようとはしなかった[7][8]

2009年6月10日、カッザーフィーはイタリアを訪問した際に、軍服にムフタールが捕縛された写真を付け、さらにムフタールの息子を同行させ物議を呼んだ[9]。翌11日に本作が初めてテレビ放送され、イタリア政府による干渉が終わった[10][11]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Lion of the Desert (1981) - Box office - business
  2. ^ 日本での公開当時は英語読みでオマール・ムクターと表記された。
  3. ^ Il leone del deserto: recensione
  4. ^ FileRoom.org - Moustapha Akkad, Lion of the Desert (Omar Mukhtar)
  5. ^ ScriptaManent.net, Culture and Books Review, third year, twenty-fourth issue (Sept-Oct 2005) (retrieved January 4, 2007)
  6. ^ Il leone del deserto”. 7 aprile 2014閲覧。
  7. ^ Film satanici/1 - Omar Mukhtar il Leone del Deserto”. 7 aprile 2014閲覧。
  8. ^ Omar Mukhtar - Il leone del deserto su MyMovies”. 7 aprile 2014閲覧。
  9. ^ Gheddafi in Italia con foto eroe anti-italiano sul petto”. 7 aprile 2014閲覧。
  10. ^ Il leone del deserto arriva su SKY Cinema”. 7 aprile 2014閲覧。
  11. ^ Dopo trent’anni, via il divieto italiano al «Leone del deserto»”. 7 aprile 2014閲覧。

外部リンク[編集]