「備北 (備後国)」の版間の差分

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[[Category:広島県の地理|ひほく]]
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== 備後北部(広島県北東部)地域 ==
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[[広島県]]の北東部の地域。[[三次市]]が中心都市。[[平成の大合併]]前の市町村数は15だったが、合併により3つまで減った。[[奥備後]]とほぼ同義。

=== 該当市町村域 ===
*[[三次市]]
*[[庄原市]](ただし旧[[東城町]]は、[[神石郡]]や[[岡山県]]西部との関係が深い。庄原市内の他地域や三次市へのアクセスも悪い)
*[[神石郡]][[神石高原町]]:交通の利便性の関係上三次・庄原両市との一体感に乏しく、国道182号での利便性により福山地方との結びつきも強いため、福山地域に数えられることがある。また、旧[[東城町]]や[[岡山県]]西部との繋がりも深い。県の地域事務所管轄では福山地域事務所に属する。
(稀に含める場合がある地域)
*[[安芸高田市]]:全域が[[安芸国]]であるため、広義での芸北となるが、一部地域では三次市との関係が深く、備北地域に数えられることも稀にある。安芸高田市の中心部である旧吉田町は広島都市圏に入ることを熱望し、ゆえに備北地域とは明確に距離をとりたがる傾向にある(歴史的に[[毛利元就]]のお膝元であったことも無縁ではない)。県の地域事務所管轄は芸北地域事務所(所在地:[[広島市]][[安佐北区]]可部四丁目12-1)。

=== 参考 ===
備北地域は江戸時代、[[豊前国|豊前]][[中津藩]]の飛び地であるあり、三次には陣屋があった。

2010年5月29日 (土) 07:23時点における版

備北(びほく)とは、広島県北東部、旧備後国北部一帯を指す地域名。北備(ほくび)とも呼ぶ。

ちなみに岡山県北西部(旧備中国北部)一帯や、岡山県北部一帯、もしくは岡山県北部から広島県北東部の旧吉備国一帯を指す言葉としても使われる。

概要

三次市を中心とした地域であるが、東部(庄原市東城町神石郡)は岡山県との文化・産業的繋がりが強い。 また、世羅郡神石郡などは福山市一帯の地域との繋がりも強く、そちらのカテゴリーにも属する場合が多い。

三次市は地理的な関係もあり、安芸地方(安芸高田市など)や島根県石見地方中部などの山陰地方との繋がりも強い。

行政的な管轄で言えば、庄原市と三次市が備北地域事務所、神石郡と府中市上下町福山地域事務所、世羅郡は尾三地域事務所の管轄となる。 天気予報での備北は、備北地域事務所の管轄地域を指している場合が多い。

大半が山間部であるため人口は少なく、過疎地域が多い。三次市中心地域や庄原市中心地域に人口が密集している。

地理

この地域は中国山地に囲まれており、中国地方のほぼ中央に位置している。比婆山道後山などの名峰があり、スキー場も多い。 また河川も多く、江の川(水源は芸北地方)や、その支流である西城川馬洗川上下川美波羅川などが流れる。これらの支流と江の川は、三次市内で合流し、島根県へ流れ日本海へ至る。

東部では岡山県へ流れ、高梁川と合流し瀬戸内海へ流れ出る成羽川東城川)や小田川などの河川もある。

世羅郡や府中市上下町・神石町・庄原市東部では、瀬戸内海へ流れる河川と日本海へ流れる河川とが存在しており、この一帯が分水嶺となっている。

地域

平成の大合併以後の該当市町村

▼備北に含める場合と含めない場合がある地域

平成の大合併以前の該当市町村

▼備北に含める場合と含めない場合がある地域

交通

鉄道

※福塩線は府中駅以南が岡山支社、以北が広島支社管轄。芸備線は備後落合駅以西が広島支社、以東が岡山支社の管轄。

関連項目

備後北部(広島県北東部)地域

広島県の北東部の地域。三次市が中心都市。平成の大合併前の市町村数は15だったが、合併により3つまで減った。奥備後とほぼ同義。

該当市町村域

  • 三次市
  • 庄原市(ただし旧東城町は、神石郡岡山県西部との関係が深い。庄原市内の他地域や三次市へのアクセスも悪い)
  • 神石郡神石高原町:交通の利便性の関係上三次・庄原両市との一体感に乏しく、国道182号での利便性により福山地方との結びつきも強いため、福山地域に数えられることがある。また、旧東城町岡山県西部との繋がりも深い。県の地域事務所管轄では福山地域事務所に属する。

(稀に含める場合がある地域)

  • 安芸高田市:全域が安芸国であるため、広義での芸北となるが、一部地域では三次市との関係が深く、備北地域に数えられることも稀にある。安芸高田市の中心部である旧吉田町は広島都市圏に入ることを熱望し、ゆえに備北地域とは明確に距離をとりたがる傾向にある(歴史的に毛利元就のお膝元であったことも無縁ではない)。県の地域事務所管轄は芸北地域事務所(所在地:広島市安佐北区可部四丁目12-1)。

参考

備北地域は江戸時代、豊前中津藩の飛び地であるあり、三次には陣屋があった。