「はるひ野駅」の版間の差分

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|乗降人員 = 6,384
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|統計年度 = [[2009]]
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'''はるひ野駅'''(はるひのえき)は、[[神奈川県]][[川崎市]][[麻生区]][[黒川 (川崎市)#黒川下・はるひ野地区|はるひ野]]五丁目にある、[[小田急電鉄]][[小田急多摩線|多摩線]]の[[鉄道駅|駅]]である<ref name="はるひ野駅案内"/>。ユニバーサルデザインに配慮した設計<ref name="hybrid"/>や、[[風力原動機|風力]]・[[太陽光発電|太陽光]]ハイブリッド発電設備が開業時から導入されていたこと<ref name="RF527p192"/>が特筆される。
[[Image:OER Haruhino station North.jpg|thumb|240px|right|北口(2007年2月21日)]]
[[Image:OER Haruhino station's wind-power generator.jpg|thumb|240px|right|駅全景。屋根の上に風力発電機が設置されている(2007年2月21日)。]]
'''はるひ野駅'''(はるひのえき)は、[[神奈川県]][[川崎市]][[麻生区]][[黒川 (川崎市)#黒川下・はるひ野地区|はるひ野]]五丁目にある、[[小田急電鉄]][[小田急多摩線|多摩線]]の[[鉄道駅|駅]]。

川崎市で最西端の駅である。


== 駅構造 ==
== 駅構造 ==
[[File:Windmill at Haruhino.JPG|thumb|100px|left|屋根上に設置された小型風力発電機]]
[[プラットホーム#形状と配置|相対式ホーム]]2面2線を有する[[地上駅]]。[[改札]]口は北口と南口の2ヶ所。駅員は南口にのみ配置される。配置される時間帯は7:30 - 11:00と13:00 - [[終電]]のみで、それ以外の時間帯は[[無人駅|無人]]となる。
[[プラットホーム#形状と配置|相対式ホーム]]2面2線を有する[[地上駅]]で、[[改札|改札口]]は北口と南口の2か所、駅務室は南口に設けられており、駅員は南口にのみ配置される<ref name="はるひ野駅案内"/>。駅員が配置される時間帯は7:30 - 11:00と13:00 - [[終電]]のみで、それ以外の時間帯は[[無人駅|無人]]となる<ref name="はるひ野駅案内"/><ref group="注釈">当駅を除く多摩線全駅が橋上駅または高架駅で多摩センター以外常設の改札口が1か所であり、新百合ヶ丘ですら2か所目の改札口設置は2008年3月である一方、当駅のみ開業時から2か所の改札口を持っている。自動改札の普及により駅員1名配置でも複数改札口を管理することができるようになったことが駅構造に影響したものと考えられる。</ref>。定格出力400kWの[[風力発電]]機10基とこれを補完する定格出力136kWの[[太陽電池]]8基とで構成されるハイブリッド型発電システムを日本で初めて導入し、駅設備の電力の一部をまかなっている<ref name="RF527p192"/><ref name="hybrid"/>。[[エスカレーター]]と[[エレベーター]]が各ホームに設置され、[[車椅子]]や[[オストメイト]]対応の個室[[便所|トイレ]]も設置されている<ref>{{cite web|url=http://www.odakyu.jp/station/facilities/|title=各駅設備一覧|publisher=小田急電鉄|accessdate=2012-09-02}}</ref>。2010年度には、行先案内表示器が設置された<ref>{{cite web|url=http://www.odakyu.jp/csr/safety_report/2011/8/|accessdate=2012-09-06|title=駅や車内、ホームページなどで列車運行に関する情報提供を行っています。|publisher=小田急電鉄}}</ref>。

{{-}}
駅施設としては日本初である[[太陽電池]]モジュールと[[風力発電]]機で構成されているハイブリッド型発電システムを導入した、環境問題に配慮した駅舎となっている。それらを使用して駅設備に電気を届けている。
<gallery caption="はるひ野駅各部の画像" widths="180px" heights="150px" perrow="6">

ファイル:OER Haruhino station's wind-power generator.jpg|駅全景。屋根の上に風力発電機が設置されている(2007年2月21日)。
[[エスカレーター]]と[[エレベーター]]が各ホームに設置され、[[ユニバーサルデザイン]]の一環として[[車椅子]]や[[オストメイト]]対応の個室[[便所|トイレ]]も設置されている。
ファイル:Haruhino north entrance20120908.JPG|北口(2012年9月8日)

ファイル:Haruhino station2.JPG|ホーム全景(2012年8月)
<!-- 2012年2月時点での現地の吊り下げ案内標の表記に準拠 --->
ファイル:Haruhino station6.JPG|ホーム側からみた駅務室(2012年8月)
File:Barrier Haruhino station.JPG|ホーム上に設けられた柵(2012年9月)
</gallery>
<!-- 小田急公式サイトの表記による --->
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
|+ はるひ野駅プラットホーム
|+ はるひ野駅プラットホーム
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| {{color|#2288CC|■}}多摩線
| {{color|#2288CC|■}}多摩線
| style="text-align:center" | 下り
| style="text-align:center" | 下り
|[[多摩センター駅|小田急多摩センター]]・[[唐木田駅|唐木田]]方面
|[[唐木田駅|唐木田]]方面<ref name="はるひ野駅案内"/>
|-
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! 2
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| {{color|#2288CC|■}}多摩線
| {{color|#2288CC|■}}多摩線
| style="text-align:center" | 上り
| style="text-align:center" | 上り
|[[新百合ヶ丘駅|新百合ヶ丘]]・[[新宿駅|新宿]]・[[東京地下鉄千代田線|千代田線]]・[[小田原駅|小田原]]・[[片瀬江ノ島駅|片瀬江ノ島]]方面
|[[新百合ヶ丘駅|新百合ヶ丘]]・[[新宿駅|新宿]]・[[東京地下鉄千代田線|千代田線]]方面<ref name="はるひ野駅案内"/>
|}
|}

[[2010年]]度には、行先案内表示器が設置された<ref>{{PDFlink|[http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/5353_6545114_.pdf 小田急電鉄 2010年度の鉄道事業設備投資計画 ②.行先案内表示装置の新設]}}</ref>。


== 利用状況 ==
== 利用状況 ==
[[2009]]度の一日平均乗降人員は6,384人で<ref>[http://www.odakyu.jp/company/business/railways/jyokou.html 小田急電鉄事業案内」]</ref>、増加率は、どの年度も小田急全70駅中第1位である<ref>なお、2008年度の増加率2位は[[梅ヶ丘駅]]、2009年度の増加率2位は同路線終着駅の[[唐木田駅]]である。</ref>。開業以来の乗降人員・乗車人員の推移は下り。
2011年度の一日平均[[乗降人員]]7,186人で<ref>{{cite web|url=http://www.odakyu.jp/company/business/railways/users/ |publisher=小田急電鉄|title=事業案内|accessdate=2012-09-02}}</ref>、増加率は、どの年度も小田急全70駅中第1位である。開業以来の乗降人員・乗車人員の推移は下とお<ref>各年度の乗降員数、増加率は小田急が[http://www.odakyu.jp/company/business/railways/users/ サイト上]に発表した数値による。毎年数値は更新されている。</ref>

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!rowspan|増加率
!rowspan|増加率
!rowspan|順位
!rowspan|順位
!rowspan|一日平均<br>乗車人員
!rowspan|一日平均<br>[[乗降人員#乗車人員|乗車人員]]
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|2004年
|2004年
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|style="text-align:right;"|
|style="text-align:right;"|
|70位/70駅
|70位/70駅
|style="text-align:right;"|627<ref name="kawasakitoukei">[http://www.city.kawasaki.jp/20/20tokei/home/tokeisyo/menu.htm 川崎市統計書]</ref>
|style="text-align:right;"|627<ref name="kawasakitoukei"/>
|-
|-
|2005年
|2005年
107行目: 106行目:
|style="text-align:right;"|10.6%
|style="text-align:right;"|10.6%
|68位/70駅
|68位/70駅
|style="text-align:right;"|3,123<ref name="kawasakitoukei 2009"/>
|-
|2010年
|style="text-align:right;"|6,784
|style="text-align:right;"|6.3%
|65位/70駅
|style="text-align:right;"|3,373<ref name="kawasakitoukei 2009"/>
|-
|2011年
|style="text-align:right;"|7,186
|style="text-align:right;"|5.9%
|65位/70駅
|style="text-align:right;"|
|style="text-align:right;"|
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|}
|}
{{-}}


== 駅周辺 ==
== 駅周辺 ==
=== 北口 ===
=== 周辺施設など ===
{{See also|黒川 (川崎市)#黒川下・はるひ野地区}}
* [[若葉台駅]]([[京王相模原線]]) - 徒歩約10分
[[1992年]](平成4年)11月に宅地開発が着工されるまでは当駅周辺は[[森林|山林]]だった<ref name="開発p30"/>。当駅周辺の開発構想は[[1973年]]([[昭和]]48年)ごろから存在<ref name="開発p29"/>したが、[[地主|地権者]]の合意が得られず開発がいったん断念され<ref name="開発p29"/>、開発再開後も[[反対運動]]<ref name="開発p30"/>などの影響で開発が長期化、構想から30年を経た[[2003年]](平成15年)11月に居住が始まっている<ref name="開発p32"/>。
* 稲城若葉台[[郵便局]]

* リストランテ アベーテ([[小田急グループ]]の[[ジローレストランシステム]]が経営、[[イタリア料理]])
はるひ野全域が住宅地として開発され<ref name="開発p33"/>、行政商業施設として計画された2区画のうち1区画が[[集合住宅]]に転用されたこともあり<ref name="開発p32"/>、南口前の行政商業施設区画に開業した大規模[[薬局]]<ref>{{cite web|url=http://www.cawachi.co.jp/shop/map/haruhino.html|title=はるひ野店 店舗地図|publisher=株式会社カワチ薬品|accessdate=2012-09-05}}</ref>とスーパー<ref>{{cite web|url=http://www.kurishima.jp/map/map04.pdf|title=店舗所在地|publisher=株式会社クリシマ|accessdate=2012-09-05}}</ref>が入るはるひ野ショッピングセンター<ref>{{cite web|url=http://www.city.kawasaki.jp/28/28syogyo/home/rit/19koukoku/19012.pdf|accessdate=2012-09-05|title=大規模小売店舗立地法に基づく新設の届出|publisher=川崎市長}}ショッピングセンターの大店法申請、この時点では名称が仮称。</ref><ref>{{cite web|url=http://www.city.kawasaki.jp/pubcomment/info645/file5260.pdf|title=バリアフリー推進構想|publisher=川崎市|accessdate=2012-09-05}}この施設の正式名称が54ページ、55ページに出ている。</ref>、北口近くに立地する[[小田急グループ]]の[[ジローレストランシステム|リストランテ アベーテ]]<ref>{{cite web|url=http://www.giraud.co.jp/abete/shop/index.html|title=shop information|accessdate=2012-09-06|publisher=ジローレストランシステム株式会社}}</ref>を除いて大規模な商業施設はない。南口にははるひ野メディカルヴィレッジと呼ばれる[[小児科学|小児科]]、[[内科学|内科]]、[[整形外科学|整形外科]]などの診療所と調剤薬局が入居する区画や<ref>{{cite web|url=http://www.city.kawasaki.jp/35/35tiiryo/home/imu/sinnryoujyo.pdf|accessdate=2012-09-05|publisher=川崎市|title=診療所一覧}}メディカルヴィレッジに入居する診療所が記載されている</ref><ref>{{cite web|url=http://www.seims.co.jp/search/shop.php?pid=14&sid=71&id=346|accessdate=2012-09-07|title=調剤薬局 あい薬局 はるひ野駅前店|publisher=株式会社富士薬品}}</ref>、小学校と中学校が合築された<ref name="開発p32"/> [[川崎市立はるひ野小学校]]・[[川崎市立はるひ野中学校|はるひ野中学校]]がある<ref>{{cite web|url=http://www.city.kawasaki.jp/88/88sisetu/kurokawa/name/index.html|accessdate=2012-09-05|title=黒川地区小中学校の学校名・通学区域について|publisher=川崎市教育委員会教育施設課}}</ref>。当初学校のほか[[幼稚園]]、[[消防署]]も駅周辺に誘致する計画だったが、2001年11月に川崎市から公益用地の買い取りを拒否された<ref name="開発p31"/>のち、数次の計画変更を経て2005年2月に市議会で学校建設が議決され、現位置に[[PFI]]方式で小中学校が建設されている<ref name="開発p32"/>。幼稚園は公立としては実現せず、私立の幼児園が南口近くに開業した<ref>{{cite web|url=http://www.buddy-sports.co.jp/youjien/haruhino/|title=バディスポーツ幼児園はるひ野|publisher=バディスポーツ幼児園|accessdate=2012-09-05}}</ref>ほか、社会福祉法人運営の[[保育所|保育園]]2件が同じく南口にある<ref>{{cite web|url=http://haruhino2008.web.fc2.com/shozaichi.html|title=交通案内|publisher=社会福祉法人 春献美会|accessdate=2012-09-06}}</ref><ref>{{cite web|url=http://haruhino2008.web.fc2.com/shozaichi.html|title=(仮称)くろかわのぞみ保育園|publisher=社会福祉法人 春献美会|accessdate=2012-09-06}}</ref>。駅北東を通る[[神奈川県道・東京都道137号上麻生連光寺線|県道上麻生連光寺線]]<ref name="開発p33"/>沿いにはチェーン系飲食店などが並び<ref>{{cite web|url=http://www.mcdonalds.co.jp/shop/map/map.php?strcode=14709|accessdate=2012-09-04|publisher=日本マクドナルド|title=はるひ野店}}</ref><ref>{{cite web|url=http://sasp.mapion.co.jp/b/ringerhut/info/r0463/|accessdate=2012-09-04|publisher=株式会社リンガーハット|title=川崎黒川店}}</ref><ref>{{cite web|url=http://sp.chizumaru.com/dbh/zenshogroup/detailmap.aspx?account=zenshogroup&accmd=3&arg=&c1=&c2=&c3=&c4=&c5=&c6=&c7=&c8=&c9=&c10=&c11=&c12=&c13=&c14=&c15=&c16=&c17=&c18=&c19=&c20=&c21=&c22=&c23=&c24=&c25=&c26=6&c27=&c28=&c29=&c30=&mode=1%2C2&key=&pg=1&adr=14137&comp=&orgpg=1&bid=ID0600142|accessdate=2012-09-04|publisher=株式会社華屋与兵衛|title=華屋与兵衛 若葉台店}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.saizeriya.co.jp/restaurant/shop_detail.php?cd=0578|accessdate=2012-09-04|publisher=株式会社サイゼリヤ|title=はるひ野店}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.nishimatsuya.com/detail.php?cid=14&doc=573|accessdate=2012-09-04|publisher=株式会社 西松屋チエーン|title=川崎麻生店}}</ref>、[[京王レクリエーション#運営を行っている施設|京王若葉台ゴルフ練習場]]<ref>{{cite web|url=http://www.keio-gr.com/wakaba_kotsu.html|title=交通案内|publisher=京王若葉台ゴルフ練習場|accessdate=2012-09-02}}</ref>も徒歩圏に立地するが、飲食店とも地番としては黒川に属する。県道上麻生連光寺線の坂を下りきったところに[[京王相模原線]][[若葉台駅]]があるが、当駅北口から徒歩約10分を要する。
* [[サイゼリヤ]](イタリアン・[[ファミリーレストラン]])
<gallery caption="はるひ野駅周辺の画像" widths="180px" heights="150px" perrow="5">
* [[日本マクドナルド|マクドナルド]]
ファイル:Haruhino schools.JPG|はるひ野小学校・はるひ野中学校(2012年9月)。
* [[華屋与兵衛 (レストラン)|華屋与兵衛]]([[和食]]ファミリーレストラン)
ファイル:Haruhino shopping centre.JPG|はるひ野ショッピングセンター(2012年9月)
* [[リンガーハット]]([[ちゃんぽん#長崎のちゃんぽん|長崎ちゃんぽん]])
ファイル:Haruhino Medical Village.JPG|はるひ野メディカルヴィレッジ(2012年9月)
* [[西松屋]](ベビー用品)
File:Renkoji Kamiasao Haruhino.jpg|県道上麻生連光寺線沿いにある飲食店群(2012年9月)
* はるひ野[[歯科]](リーデンススクエアはるひ野内)
File:Abete Haruhino.JPG|リストランテ アベーテ(2012年9月)
* ヘアーメイク ルンパ(同上)
</gallery>
* 京王若葉台[[ゴルフ]]練習場
* [[ニチイ学館|ニチイ]]ホームはるひ野([[有料老人ホーム]])
* [[よこやまの道]]
* [[稲城台病院]]
=== 南口 ===
* ニチイホームはるひ野II番館(有料老人ホーム)
* はるひ野ショッピングセンター(スーパー・クリシマ、[[カワチ薬品]]等のテナント)
* はるひ野メディカルヴィレッジ([[内科学|内科]]、[[小児科学|小児科]]、[[薬局]]など)
* [[川崎市立はるひ野小学校]]・[[川崎市立はるひ野中学校]]
* バディスポーツ幼児園・バディスポーツクラブ
* ファーマーズマーケット セレサモス(大規模農産物直売所)
* [http://www.berryclub.info/ ベリークラブはるひ野教室](幼児教室・大人向け英会話教室・ヨガ・琴・音楽知育)
* [http://www.berrykids.info/ ベリーキッズはるひ野](英語教育、音楽情操教育に力を入れている保育園)
* [http://dapplebackcafe.com/ ダップルバック・カフェ](ドックランあり・犬専用雑貨、食事、犬のしつけ教室等時々開催)
*南口は宅地開発の途上であり、今後開発の進展に伴って様々な施設の立地が見込まれている。
=== バス路線 ===
=== バス路線 ===
南口駅前広場に'''はるひ野駅'''[[バス停留所|バス停]]が設置され、[[小田急バス]]が運行を委託された稲城市循環バス([[iバス]])[[稲城市立病院]]行が乗り入れている<ref name="Iバス"/>。[[広場|駅前広場]]設置構想時に周辺バス事業者にはるひ野駅への乗り入れ予定がなかったことから、駅前広場の設計には大型バス乗り入れが考慮されていない<ref>{{cite web|url=http://www.city.kawasaki.jp/50/50tosike/home/osirase/tosikeikaku/kurokawa3/soan/koujyutu.pdf|publisher=川崎市|title=川崎市都市計画公聴会 川崎都市計画道路の変更 (3・5・18号黒川3号線の追加)公述意見の要旨と市の考え方|accessdate=2012-09-06}}</ref>。当駅から徒歩約5分の県道上麻生連光寺線上に'''はるひ野駅入口'''バス停があり、小田急バス [[小田急バス町田営業所#柿24|柿24]]系統 [[若葉台駅]]行/[[柿生駅]]北口行<ref>{{cite web|url=http://www.city.inagi.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/koutsuu/bus_rosen/index.html|publisher=稲城市|title=稲城市内バス路線図|accessdate=2012-09-02|style=pdf}}</ref>とiバス 稲城市立病院行/はるひ野駅行<ref name="Iバス"/>が停車する。
'''はるひ野駅'''
<gallery caption="バス路線" widths="180px" heights="150px" perrow="2">
*[[Iバス]](運行委託:小田急バス)
File:I bus at Haruhino.JPG|はるひ野駅南口に停車するiバス(2012年9月)。
** 稲城市立病院行
File:Odakyu bus at Haruhino entrance.jpg|はるひ野駅入口バス停を通過する柿24系統のバス(2012年9月)
'''はるひ野駅入口'''
</gallery>
* [[小田急バス]]
** <[[小田急バス町田営業所#柿24|柿24]]> [[若葉台駅]]行/[[柿生駅]]北口行 ※朝・昼のみ
*Iバス(運行委託:小田急バス)
** 稲城市立病院行/はるひ野駅行


== 歴史 ==
== 歴史 ==
* [[2000年]]([[平成]]12年)12月ごろ - 小田急が新駅を計画<ref name="開発p33"/><ref group="注釈">「都市再生機構開発の『黒川はるひ野』分譲地に付随する地域に機構の依頼により小田急電鉄が建設し運用を開始した」との記述がなされることもあるが、はるひ野開発の正史といえる[[#開発|『はるひ野開発と地域の記録』 p33]]には「都市機構を含め川崎市も地元地権者も(駅建設を)予想していなかった」との記述があり、機構、地権者の依頼によらず小田急が独自に新駅を建設したことがわかる。</ref>
* [[2004年]]([[平成]]16年)[[12月11日]] - 開業。2009年時点では小田急70駅の中で一番新しい駅である。
* [[2002年]](平成14年)9月 - 新駅設置の説明会<ref name="開発p26"/>
** [[住宅・都市整備公団]](現・[[都市再生機構]])開発の「はるひ野」分譲地に付随する地域に、同公団が新駅の建設を依頼し、小田急電鉄がそれに応じる形で建設し運用を開始した。[[20世紀]]末頃までは当駅周辺自体が[[丘陵]]であったが、その後の発展により切り崩された。
* [[2003年]](平成15年)2月14日 - 小田急が国土交通省に新駅認可を申請<ref name="開発p26"/>
* 2003年11月 - 着工<ref name="開発p33"/>
* [[2004年]]([[平成]]16年)[[12月7日]] - 開設<ref name="開発p33"/>
* 2004年[[12月11日]] - 小田急70番目の駅として開業<ref name="RF527p192"/>
* [[2008年]](平成20年)11月 - 南口駅前広場完成<ref>{{cite web|url=http://www.city.kawasaki.jp/50/50tosike/home/osirase/tosikeikaku/kurokawa3/tosikeian/top.htm|accessdate=2012-09-06|publisher=川崎市|title=都市計画道路の変更(黒川3号線の追加)}}駅前広場などの計画案の公示</ref><ref>{{cite web|url=http://www.city.kawasaki.jp/50/50tosike/home/osirase/tosikeikaku/kurokawa3/soan/keikakusyo.pdf|accessdate=2012-09-06|publisher=川崎市|title=川崎都市計画道路の変更(川崎市決定)}}駅前広場などの計画決定の告示</ref><ref>{{cite web|url=http://www.city.kawasaki.jp/53/53doukei/home/douro_panhu/seibiprogram_H20.pdf|accessdate=2012-09-06|publisher=川崎市|title=川崎市の道路整備プログラム}}</ref>
* [[2011年]](平成23年)3月31日 - 稲城市循環バス(iバス)が南口に乗り入れ開始<ref>{{cite web|url=http://www.city.inagi.tokyo.jp/kurashi/koutsuu/ai_bus/riyou_joukyou/haruhino_byouin/22nendo/index.html|accessdate=2012-09-06|title=はるひ野駅から稲城市立病院コース 22年度利用状況|publisher=稲城市}}この路線の平成22年度の合計利用人数が1日平均人数と同値であることから、同年度の営業日が1日だけ、つまり3月31日開設であることが分かる。</ref>
<gallery caption="過去のはるひ野駅の画像" widths="180px" heights="150px" perrow="4">
File:Odakyu 9000 Passing Haruhino.jpg|建設工事中のはるひ野駅(2004年7月)
File:Haruhino station in November 2004 01.JPG|開業2週間前(2004年11月)
File:Haruhino station on 20041211.JPG|開業日(2004年12月)
File:Haruhino 20050502.JPG|南口駅前広場着工前(2005年5月)
</gallery>
=== 駅名の由来 ===
=== 駅名の由来 ===
都市基盤整備公団(2004年7月に[[都市再生機構]]に改組)開発の分譲地名称が「'''くろかわはるひ野'''」<ref name="開発p31"/>であることによる。「黒川」を駅名に入れる案が地元にはあったが、類似駅名は利用者が混乱するとの理由で「はるひ野」とされた<ref name="開発p34"/>。2006年3月13日には[[住居表示]]が施行され、都市再生機構開発地域の町名が黒川からはるひ野に改められた<ref name="開発p27"/>。
住宅・都市整備公団開発の分譲地名称が'''「はるひ野」'''であることから。

[[2006年]]には[[住居表示]]が施行され、当駅周辺の町名が「はるひ野」に改められた。なお、「はるひ野」という名称は都市再生機構の[[登録商標]]でもある。

== その他 ==
* かつて発売していた[[パスネット]]の裏面に印字される駅名表記は、出場時が「はる」、入場時が「はるひ野」([[PASMO]]・[[Suica]]の履歴印字も同様)となっている。
* 北側を走る京王相模原線からも当駅のホームが見える。


「はるひ野」の地名自体は2001年(平成13年)4月に開催された地権者と都市基盤整備公団との協議で「はるひ野」「みずき野」「万葉の丘」の三案から、独自性を主眼に選ばれた<ref>『黒川地区「愛称」選考について』 平成13年4月22日 地権者と公団の打ち合わせ資料</ref>。「はるひ野」は「はる」に新しい街の成長への期待、「ひ」はおおむね東向きの斜面に開発された土地であることから温かさを、「野」は広がりを表すものとされている<ref>「黒川特定土地区画整理区域の新町界・町名(案)について」 新町名地番検討会 2004年6月発行</ref>。独自性を維持するため、「はるひ野」は都市再生機構が商標登録している<ref>{{cite web|url=http://www1.ipdl.inpit.go.jp/syutsugan/TM_DETAIL_A.cgi?0&1&0&1&1&133640316471047204124828|title=商標出願・登録情報検索|accessdate=2012-05-07|publisher=特許庁}}</ref>。
== 隣の駅 ==
== 隣の駅 ==
; {{color|#2288CC|■}}小田急電鉄
; {{color|#2288CC|■}}小田急電鉄
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::: '''通過'''
::: '''通過'''
:: {{color|deepskyblue|■}}区間準急・{{color|mediumblue|■}}各駅停車
:: {{color|deepskyblue|■}}区間準急・{{color|mediumblue|■}}各駅停車
::: [[黒川駅 (神奈川県)|黒川駅]] - '''はるひ野駅''' - [[永山駅 (東京都)|小田急永山駅]]
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== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
=== 出典 ===
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}}
== 参考文献 ==
=== 書籍 ===
* {{Cite book|和書|author = はるひ野開発と地域の記録編集委員会|authorlink = |coauthors =|year = 2006|title = くろかわ はるひ野開発と地域の記録|publisher = 黒川特定土地区画整理事業地権者会|ref = 開発|id =|isbn = }}
=== 雑誌記事 ===
* 『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』通巻527号(2005年3月・交友社)
** {{Cite journal|和書|author= |year= |month= |title=「はるひ野駅」に風力発電導入 |journal= |issue= |pages= 192 |publisher= |ref = 鉄道ファン527}}
{{commonscat|Haruhino Station}}
{{commonscat|Haruhino Station}}
* [[日本の鉄道駅一覧]]

== 外部リンク ==
* [http://www.odakyu.jp/station/haruhino/ 小田急電鉄 はるひ野駅]
* [http://www.ur-net.go.jp/tama/yokoyama/ 多摩よこやまの道(UR都市機構)]
* [http://deliciousway.sakura.ne.jp/eki_2/haruhinoeki1.htm はるひ野駅開業前の様子]


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2012年9月24日 (月) 15:36時点における版

はるひ野駅
南口(2009年11月21日)
はるひの
Haruhino
黒川 (0.8 km)
(1.9 km) 小田急永山
所在地 川崎市麻生区はるひ野五丁目
北緯35度37分8秒 東経139度27分52.5秒 / 北緯35.61889度 東経139.464583度 / 35.61889; 139.464583座標: 北緯35度37分8秒 東経139度27分52.5秒 / 北緯35.61889度 東経139.464583度 / 35.61889; 139.464583
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 多摩線
キロ程 4.9km(新百合ヶ丘起点)
新宿から26.4 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
7,186人/日
-2011年-
開業年月日 2004年平成16年)12月11日
テンプレートを表示

はるひ野駅(はるひのえき)は、神奈川県川崎市麻生区はるひ野五丁目にある、小田急電鉄多摩線である[1]。ユニバーサルデザインに配慮した設計[2]や、風力太陽光ハイブリッド発電設備が開業時から導入されていたこと[3]が特筆される。

駅構造

屋根上に設置された小型風力発電機

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、改札口は北口と南口の2か所、駅務室は南口に設けられており、駅員は南口にのみ配置される[1]。駅員が配置される時間帯は7:30 - 11:00と13:00 - 終電のみで、それ以外の時間帯は無人となる[1][注釈 1]。定格出力400kWの風力発電機10基とこれを補完する定格出力136kWの太陽電池8基とで構成されるハイブリッド型発電システムを日本で初めて導入し、駅設備の電力の一部をまかなっている[3][2]エスカレーターエレベーターが各ホームに設置され、車椅子オストメイト対応の個室トイレも設置されている[4]。2010年度には、行先案内表示器が設置された[5]

はるひ野駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 多摩線 下り 唐木田方面[1]
2 多摩線 上り 新百合ヶ丘新宿千代田線方面[1]

利用状況

2011年度の一日平均乗降人員は7,186人で[6]、増加率は、どの年度も小田急全70駅中第1位である。開業以来の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり[7]

年度 一日平均
乗降人員
増加率 順位 一日平均
乗車人員
2004年 1,219 70位/70駅 627[8]
2005年 2,461 101.9% 70位/70駅 1,002[8]
2006年 3,461 40.6% 69位/70駅 1,600[8]
2007年 4,589 32.6% 68位/70駅 2,159[8]
2008年 5,771 25.8% 68位/70駅 2,749[8]
2009年 6,384 10.6% 68位/70駅 3,123[9]
2010年 6,784 6.3% 65位/70駅 3,373[9]
2011年 7,186 5.9% 65位/70駅

駅周辺

周辺施設など

1992年(平成4年)11月に宅地開発が着工されるまでは当駅周辺は山林だった[10]。当駅周辺の開発構想は1973年昭和48年)ごろから存在[11]したが、地権者の合意が得られず開発がいったん断念され[11]、開発再開後も反対運動[10]などの影響で開発が長期化、構想から30年を経た2003年(平成15年)11月に居住が始まっている[12]

はるひ野全域が住宅地として開発され[13]、行政商業施設として計画された2区画のうち1区画が集合住宅に転用されたこともあり[12]、南口前の行政商業施設区画に開業した大規模薬局[14]とスーパー[15]が入るはるひ野ショッピングセンター[16][17]、北口近くに立地する小田急グループリストランテ アベーテ[18]を除いて大規模な商業施設はない。南口にははるひ野メディカルヴィレッジと呼ばれる小児科内科整形外科などの診療所と調剤薬局が入居する区画や[19][20]、小学校と中学校が合築された[12] 川崎市立はるひ野小学校はるひ野中学校がある[21]。当初学校のほか幼稚園消防署も駅周辺に誘致する計画だったが、2001年11月に川崎市から公益用地の買い取りを拒否された[22]のち、数次の計画変更を経て2005年2月に市議会で学校建設が議決され、現位置にPFI方式で小中学校が建設されている[12]。幼稚園は公立としては実現せず、私立の幼児園が南口近くに開業した[23]ほか、社会福祉法人運営の保育園2件が同じく南口にある[24][25]。駅北東を通る県道上麻生連光寺線[13]沿いにはチェーン系飲食店などが並び[26][27][28][29][30]京王若葉台ゴルフ練習場[31]も徒歩圏に立地するが、飲食店とも地番としては黒川に属する。県道上麻生連光寺線の坂を下りきったところに京王相模原線若葉台駅があるが、当駅北口から徒歩約10分を要する。

バス路線

南口駅前広場にはるひ野駅バス停が設置され、小田急バスが運行を委託された稲城市循環バス(iバス稲城市立病院行が乗り入れている[32]駅前広場設置構想時に周辺バス事業者にはるひ野駅への乗り入れ予定がなかったことから、駅前広場の設計には大型バス乗り入れが考慮されていない[33]。当駅から徒歩約5分の県道上麻生連光寺線上にはるひ野駅入口バス停があり、小田急バス 柿24系統 若葉台駅行/柿生駅北口行[34]とiバス 稲城市立病院行/はるひ野駅行[32]が停車する。

歴史

駅名の由来

都市基盤整備公団(2004年7月に都市再生機構に改組)開発の分譲地名称が「くろかわはるひ野[22]であることによる。「黒川」を駅名に入れる案が地元にはあったが、類似駅名は利用者が混乱するとの理由で「はるひ野」とされた[40]。2006年3月13日には住居表示が施行され、都市再生機構開発地域の町名が黒川からはるひ野に改められた[41]

「はるひ野」の地名自体は2001年(平成13年)4月に開催された地権者と都市基盤整備公団との協議で「はるひ野」「みずき野」「万葉の丘」の三案から、独自性を主眼に選ばれた[42]。「はるひ野」は「はる」に新しい街の成長への期待、「ひ」はおおむね東向きの斜面に開発された土地であることから温かさを、「野」は広がりを表すものとされている[43]。独自性を維持するため、「はるひ野」は都市再生機構が商標登録している[44]

隣の駅

小田急電鉄
多摩線
多摩急行・急行
通過
区間準急・各駅停車
黒川駅 - はるひ野駅 - 小田急永山駅[45]

脚注

注釈

  1. ^ 当駅を除く多摩線全駅が橋上駅または高架駅で多摩センター以外常設の改札口が1か所であり、新百合ヶ丘ですら2か所目の改札口設置は2008年3月である一方、当駅のみ開業時から2か所の改札口を持っている。自動改札の普及により駅員1名配置でも複数改札口を管理することができるようになったことが駅構造に影響したものと考えられる。
  2. ^ 「都市再生機構開発の『黒川はるひ野』分譲地に付随する地域に機構の依頼により小田急電鉄が建設し運用を開始した」との記述がなされることもあるが、はるひ野開発の正史といえる『はるひ野開発と地域の記録』 p33には「都市機構を含め川崎市も地元地権者も(駅建設を)予想していなかった」との記述があり、機構、地権者の依頼によらず小田急が独自に新駅を建設したことがわかる。

出典

  1. ^ a b c d e 各駅のご案内 はるひ野駅”. 小田急電鉄. 2012年9月2日閲覧。
  2. ^ a b 広報誌 小田急 2007年5月号”. 小田急電鉄. 2012年9月2日閲覧。
  3. ^ a b c 『鉄道ファン』通巻527号p192
  4. ^ 各駅設備一覧”. 小田急電鉄. 2012年9月2日閲覧。
  5. ^ 駅や車内、ホームページなどで列車運行に関する情報提供を行っています。”. 小田急電鉄. 2012年9月6日閲覧。
  6. ^ 事業案内”. 小田急電鉄. 2012年9月2日閲覧。
  7. ^ 各年度の乗降員数、増加率は小田急がサイト上に発表した数値による。毎年数値は更新されている。
  8. ^ a b c d e 川崎市統計書”. 川崎市. 2012年9月7日閲覧。
  9. ^ a b 川崎市統計書”. 2012年5月7日閲覧。
  10. ^ a b 『はるひ野開発と地域の記録』p30
  11. ^ a b 『はるひ野開発と地域の記録』p29
  12. ^ a b c d 『はるひ野開発と地域の記録』p32
  13. ^ a b c d e 『はるひ野開発と地域の記録』p33
  14. ^ はるひ野店 店舗地図”. 株式会社カワチ薬品. 2012年9月5日閲覧。
  15. ^ 店舗所在地”. 株式会社クリシマ. 2012年9月5日閲覧。
  16. ^ 大規模小売店舗立地法に基づく新設の届出”. 川崎市長. 2012年9月5日閲覧。ショッピングセンターの大店法申請、この時点では名称が仮称。
  17. ^ バリアフリー推進構想”. 川崎市. 2012年9月5日閲覧。この施設の正式名称が54ページ、55ページに出ている。
  18. ^ shop information”. ジローレストランシステム株式会社. 2012年9月6日閲覧。
  19. ^ 診療所一覧”. 川崎市. 2012年9月5日閲覧。メディカルヴィレッジに入居する診療所が記載されている
  20. ^ 調剤薬局 あい薬局 はるひ野駅前店”. 株式会社富士薬品. 2012年9月7日閲覧。
  21. ^ 黒川地区小中学校の学校名・通学区域について”. 川崎市教育委員会教育施設課. 2012年9月5日閲覧。
  22. ^ a b 『はるひ野開発と地域の記録』p31
  23. ^ バディスポーツ幼児園はるひ野”. バディスポーツ幼児園. 2012年9月5日閲覧。
  24. ^ 交通案内”. 社会福祉法人 春献美会. 2012年9月6日閲覧。
  25. ^ (仮称)くろかわのぞみ保育園”. 社会福祉法人 春献美会. 2012年9月6日閲覧。
  26. ^ はるひ野店”. 日本マクドナルド. 2012年9月4日閲覧。
  27. ^ 川崎黒川店”. 株式会社リンガーハット. 2012年9月4日閲覧。
  28. ^ 華屋与兵衛 若葉台店”. 株式会社華屋与兵衛. 2012年9月4日閲覧。
  29. ^ はるひ野店”. 株式会社サイゼリヤ. 2012年9月4日閲覧。
  30. ^ 川崎麻生店”. 株式会社 西松屋チエーン. 2012年9月4日閲覧。
  31. ^ 交通案内”. 京王若葉台ゴルフ練習場. 2012年9月2日閲覧。
  32. ^ a b i(あい)バス”. 稲城市. 2012年9月2日閲覧。
  33. ^ 川崎市都市計画公聴会 川崎都市計画道路の変更 (3・5・18号黒川3号線の追加)公述意見の要旨と市の考え方”. 川崎市. 2012年9月6日閲覧。
  34. ^ 稲城市内バス路線図”. 稲城市. 2012年9月2日閲覧。
  35. ^ a b 『はるひ野開発と地域の記録』p26
  36. ^ 都市計画道路の変更(黒川3号線の追加)”. 川崎市. 2012年9月6日閲覧。駅前広場などの計画案の公示
  37. ^ 川崎都市計画道路の変更(川崎市決定)”. 川崎市. 2012年9月6日閲覧。駅前広場などの計画決定の告示
  38. ^ 川崎市の道路整備プログラム”. 川崎市. 2012年9月6日閲覧。
  39. ^ はるひ野駅から稲城市立病院コース 22年度利用状況”. 稲城市. 2012年9月6日閲覧。この路線の平成22年度の合計利用人数が1日平均人数と同値であることから、同年度の営業日が1日だけ、つまり3月31日開設であることが分かる。
  40. ^ 『はるひ野開発と地域の記録』p34
  41. ^ 『はるひ野開発と地域の記録』p27
  42. ^ 『黒川地区「愛称」選考について』 平成13年4月22日 地権者と公団の打ち合わせ資料
  43. ^ 「黒川特定土地区画整理区域の新町界・町名(案)について」 新町名地番検討会 2004年6月発行
  44. ^ 商標出願・登録情報検索”. 特許庁. 2012年5月7日閲覧。
  45. ^ 小田急停車駅案内”. 小田急電鉄. 2012年9月7日閲覧。

参考文献

書籍

  • はるひ野開発と地域の記録編集委員会『くろかわ はるひ野開発と地域の記録』黒川特定土地区画整理事業地権者会、2006年。 

雑誌記事

  • 鉄道ファン』通巻527号(2005年3月・交友社)
    • 「「はるひ野駅」に風力発電導入」。