無邪気の楽園

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無邪気の楽園
ジャンル エロコメディ学園
青年漫画
漫画
作者 雨蘭
出版社 白泉社
掲載誌 ヤングアニマル嵐
レーベル ジェッツコミックス
ヤングアニマルコミックス
発表号 2010年No.5 - 2017年No.10
発表期間 2010年5月 - 2017年9月
巻数 既刊11巻(2017年3月29日現在)
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ポータル 漫画

無邪気の楽園』(むじゃきのらくえん、PARADISE of INNOCENCE)は、雨蘭による日本漫画作品。

概要[編集]

ヤングアニマル嵐』(白泉社)にて2010年No.5及び2011年No.2に掲載された読み切りの好評を受け、2011年No.10から2017年No.10まで連載。話数表記は「PARADISE.X」[1]で、サブタイトルには必ず「楽園」という単語が挿入される。単行本はジェッツコミックスとヤングアニマルコミックスから発刊。

ヒロインの大半は小学生と設定されており、無邪気ゆえのエロティックを題材としているエロティック・コメディ漫画。タイムスリップというSF的要素を物語の基点においているが、特にそれが重要なポイントになるでもなく、明るいコメディ路線の物語展開に徹されている。2013年12月現在でコミックス4巻の発行部数は累計60万部以上[2]

基本的に一話完結形式。25歳の主人公の青年が、ある出来事からタイムスリップし、知識や精神は大人のままで身体は小学5年生当時のものになることからはじまり、大人の知識を持っている主人公が、性知識の無い(あるいは薄い)無邪気で純粋なヒロインたちと交流する中でエッチなハプニングが発生し、主人公が性的絶頂を迎えて「無邪気って怖い……」[3]と独白する、という筋書きになっているものが多い。なお舞台の地名は「露里(つゆさと)」とされている。

メディアミックスとしてはコミックス第4巻付録としてドラマCD[4]が、第6巻・第8巻付録としてOVAが制作されている[5][6]

単行本8巻の巻末にて、同誌にて連載中の『女子小学生はじめましたP!』との牛乳のみおによるコラボ漫画が掲載され、また同作品の単行本3巻巻末にて雨蘭によるコラボ漫画が掲載された。

物語[編集]

将来の展望も一切なく、ニート同然であった25歳の青年・反田省太は、母校・市立露里小学校[7]で開かれた同窓会に参加し、元同級生たちが今や社会に出て成功を収めているのを知ってやるせない気持ちになっていた。その後、独り「異空間と繋がっている」という七不思議の噂のあったプールで黄昏れていたが、不意に足を滑らせて水中へ転落してしまう。そして水面から顔を出してみると、小学生たちが授業を受けている場に居合わせてしまう。混乱する省太だったが、自らの身体が子供に戻っていること、見覚えのある子供たちがいることから、自分が小学校5年生のころにタイプスリップしていることを悟るのだった。

記憶をそのまま引き継いでかつての学友たちとともに青春を過ごす一方で、時折絶望していた未来を省みることもある省太は、自身の進路を真剣に考えるようにもなる。また、自身の気付かないうちに思い人である春風このみ、華道の家元の娘で省太に献身的な池端早代(サヨ)、転校生で省太を子分扱いする神谷真夏、人間観察眼を持ち省太を理解する佐々木奈子、勝気な金子理央(リオ)、読書家で妄想の激しい藤田路子(ミチコ)、自身の記憶にはなかった、未来人を自称する電波系のゴスロリ少女・朝木鈴音などの女子たちから好意を寄せられていくと同時に性的トラブルにも巻き込まれていく。

プールのある日の出来事。リオはある勘違いから省太のことが気になりだすも素直になれずにいた。その性分から自身の性格を指摘されたことが癇癪に障り、省太のビーサンをプールの中に放り込み、それを追って省太はプールの中に取りにいくも誤って足を滑らせてプールに落ちて溺れてしまう。このことに責任を感じたリオは、警官でもある父から仕組まれた救済処置を施し、気絶している省太に「自分は天邪鬼だから素直になれない」ことを漏らすが、目覚めた省太の発言から結局またプールに突き落とし、始末を悪くしただけであった。なお、省太は気絶している間に見た、薄れ行く意識の中で、かつてタイムスリップする前の省太がいた未来の世界で、プールに落ちた省太を救出したサヨとリオの姿があった。

思い人であるこのみを追いかけていく一方で、自身に尽くしてくれるサヨのことが気になりだしはじめた省太はこの三角関係に葛藤した末に、無意識に自らサヨに唇を重ねることで気持ちを伝えるのであった。省太はやがて鈴音と出会い、彼女に自身が未来人であることを明かす。この出来事により自身の未来と向き合うこともしばしばあり、彼女の勘違いから省太に対する爆弾発言を省太を取り巻く女子たちの前でしでかしたことにより、周囲の空気は泥沼化、特にサヨに衝撃を与えることになった。一方サヨは、省太の本来の思い人であるこのみに自身の秘密を明かし、また省太がらみの話によって互いに秘密を共有することになる。

登場人物[編集]

声のキャスティングはドラマCD版/OVA版のもの。なお原則として内容は本編となる小学校5年生当時のものとする。

主要人物[編集]

反田省太(はんだ しょうた)
声 - 内匠靖明/同左
本作の主人公。市立露里小学校5年3組所属。
フリーのゲームプログラマーを自称する25歳のニート青年だったが、小学校の同窓会が開かれた夜に学校のプールに転落し、小学校5年生の時代へとタイムスリップしてしまう。知性や記憶などは25歳当時のものをそのまま引き継いでいるが、肉体は小学校5年生のものへと戻っている[8]
クラスのムードメーカーで、男子のみならず女子とも交流のある活発な性格。精神的には成人であるがゆえに達観した物言いや豊富な知識などがあるが、学校の成績は振るわず、そのため絶望していた未来の経験を省みて勤勉に励むこともある。それらの性格や正義感のある行動力から、多数のクラスメイトの女子から好意を寄せられている。運動神経はよく、中学時代はバスケットボール部に所属していた。またパソコンで自作ゲームを作るといったスキルを持ち合わせている(実際に作中でC言語の基礎を一から勉強しようとする描写があり、また真夏と2人で遊びに行ったときの会話によると、現代にいたころには「代々木にある専門学校に通っていた」とのこと)。このみに淡い想いを寄せており、彼女からオーディションの予行演習の過程でファーストキスをされた。その一方で自らに一途なサヨのことも気になり出しており、自分に対する献身的な態度に心引かれ、自分から無意識に彼女にキスをした。
11巻ではサヨと結ばれ恋人同士となるが、ほどなくして再びタイムリープ現象が起こり今度は中学2年生の時代にタイムスリップしてしまう。そこでは既にサヨと別れ、どういうわけか理央と恋人同士となっており驚愕する。そのしばらく後には中学2年生となった鈴音と再会し、小学5年当時の思い出話に花を咲かせる。しかしその最中に三度タイムリープ現象に陥るが、今度は中学2年生の鈴音を巻き込んでのタイムスリップとなり、小学5年生の時代に戻ってはきたものの中学2年生の鈴音(の記憶)までも連れてきてしまった。
なお、5巻にて、プールで溺れて気絶している間に見た夢にて、タイムスリップする前にいた世界で、プールに落ちた自身を救出したサヨとリオの姿を見ており、この部分が物語の伏線である可能性を示唆している。
また、頻繁にエロティックなハプニングに遭遇し、その度に下半身がギンギンに勃起してしまう。ほとんどの場合はそのまま勃起した下半身をヒロインたちに刺激される形となり、そのまま射精に至ることになる。中には省太が大人か子供かを確かめるためと称して真夏と理央にズボンを下され、2人の前で陰茎を露出。この時は真夏の言うところの「コドモチンチン」であったが、更に真夏と理央までもがブルマーとパンツを下して省太の前で女性器を露出させた(しかも真夏が省太の目の前で理央の性器を拡げて見せた)ため、たまらず省太は2人の前でビンビンに勃起。興味津々の真夏と理央にビンビンに勃起した「オトナチンチン」を触られ続けてあわやヒロインたちの見てる目の前で射精寸前にまでなることもあった。
家は父子家庭で、姉・葉月と三人家族。現代にいたころは、ニートであることから父との仲は劣悪になっていることが1巻第1話で語られているが、タイムスリップした後に、姉から父親と会話をしているかと問いかけたことから、実際にはこのころから父とは劣悪応対であることが示唆されている。
春風このみ(はるかぜ このみ)
声 - 五十嵐裕美/野村真悠華
本作のメインヒロイン。心優しい性格の少女で、奈子やリオほど活発ではないものの行動力がある。将来の夢は女優で、省太が口を滑らせたことをきっかけにその秘密を共有し、親密な関係となる。省太に思いを寄せているかのような描写があるが、自身は恋愛に関しては「よくわからない」と発言している。一方、省太が他の女子と仲良くしているところを見ると嫉妬の感情が沸くことは自覚している。省太にとっての憧れの存在。怖い話が大の苦手。家ではホイップという名前の犬を飼っており、いつも一緒に眠っている。
現代では中学生時代のCM出演を機に大ブレイクした、若き国民的人気女優。それ故に非常に多忙で、同窓会でも顔だけは出したもののすぐに撮影のために中座してしまっていた。
池端早代[9] / サヨ
声 - もものはるな/佐藤奏美
本作のもう1人のメインヒロイン。純真で素朴な少女。どこにでもいそうな平凡な印象の少女だが、実は池之端流華道家元の娘であり、専門の運転手などがいる令嬢。家の教育方針と、自分の身分を重苦しく感じていることもあって、家元の件については父からの方針により他人には秘密にしている。明るく優しい性格で、当初から省太のことは憎からず思っていたようだが、家元の件が露見した際に「25歳になるまで互いに独身だったら結婚してほしい」と告白するなど、明確に省太への好意を向けている。省太のこのみへの思いを知った際には一転して応援する立場になるが、それでも「省太の赤ちゃんが欲しい」と愛人宣言をしている。その一途なサヨ想いを省太が知ってからは省太からも意識され両想いになっていく。しかしサヨは「省太君の一番はこのみ」と思っているため、省太の告白を無自覚ながら断り続け、その度に省太を撃沈させている。祖母は神奈川県で民宿を経営している。後にこのみに自身の省太に対する思いを告げ、このみと秘密の共有をすることになった。理央の鏡に貼ってあった(理央の姉がはったもの)理央と省太のツーショットのプリクラを見て、省太に対する思いを本人の前で1番になりたいことを告げた。
性知識がないにも関わらず子作りに対して興味を持っているために「キスしただけで赤ちゃんができる」「オシベとメシベをくっつけると子供ができる」ことをはじめとする間違った知識で省太に子作り(もどき)を実行しては一人で満足して「子作りって気持ちいい」と勘違いしている。しかし後に性教育により真実を知った時は、それまでに省太に子作りを何度も求めてきた自分が猛烈に恥ずかしくなってしまった。それでも自らのメシベがどこなのか気になりだし、パンツの中に指を入れて探り始めるが鈴音に教えてもらった精神パワー(クリトリスを擦る事による快感)のことしか分からず、鏡の前でパンツを下ろして性器を拡げたり触ったりしているうちにメシベを発見。膣内に指を挿れながら息を荒げ、もっと奥まで指を挿れようと奮闘する。その後、省太の1番になりたいことを再び告げ、恋人になって欲しいとついに告白。晴れて省太と恋人同士となった。しかし中学生編では事情は不明だが既に別れており、省太はまさかの理央と付き合っていた。
朝木鈴音(あさき すずね)
本作の裏ヒロイン的な存在。5年1組の女子生徒。
いつもゴスロリ服を着て、両端のもみ上げを結んだサラサラのロングヘアーの少女。むっちりめの体型。サヨとは4年生まで同じクラスだったため仲が良い。「18年後の未来から来た未来人」を自称しており、サヨからその情報を得た省太は「自分と同じ未来人」かを確かめるべく彼女の元へ赴いて自身の素性を明かしたが、実際にはただの「電波系の痛い子(中二病)」という事実を知って落胆した。省太を自分と同じ趣向の持ち主だと思い込み、彼と親密な関係になる。ミチコ並に胸が大きい割にノーブラであり、省太によればBからCカップくらいとのこと。省太がタイムスリップするまで接点がなく、(趣味の同好者だと思っているとはいえ)省太が未来人であることを知っている唯一の人物である。そのため省太の方も未来の話やタイムリープについて鈴音にだけは隠さず打ち明けたりもする特異な仲となっている。この事から省太に対する好意が芽生えたのか5年3組の皆の前で「未来のフィアンセ」発言をしたことにより、省太に関わるこのみら女子たちの空気に一石を投じることになる。
未来人の交信方法と称して額を合わせたり、服をはだけさせて乳房を省太に触らせるなどの中二病的行動で省太を困惑させる。この行動により勃起してしまった省太の陰茎を見て「エイリアン」と思い込んでしまった。39話では鈴音はエイリアンを目覚めさせるために再び省太の両手を掴んで乳房を触らせ、目覚めたエイリアン(勃起した陰茎)が鈴音の敏感な部分に接したが為に鈴音は快感を覚えて「精神パワーの注入」と言いながらひたすら腰を動かし続け、省太は鈴音の乳房を触りながらの素股によりついに射精してしまった。更に45話ではこの件により知った敏感な部分を鈴音は「省太のエイリアンに卵を産み付けられた」と思い込み、それを省太に診てもらうために目の前でスカートをめくり脚を開いてパンツをずらし、省太にクリトリスを見せながらまた精神パワーの注入(素股)をしようと提案する。慌てた省太は鈴音に合わせて適当な中二発言でごまかすが、それが裏目に出て鈴音は無自覚にも角オナに目覚めてしまい、以降の鈴音は「エイリアンの波動攻撃を鎮める為」と言い聞かせながらたびたび自らクリトリスを机や柱に擦り付けては絶頂している。それをきっかけに本格的に自慰を覚えてしまったようであり、中学2年生となった71話では一人でクリトリスを擦ってオナニーをしていることが省太にバレた。なお、この時の鈴音は当然エイリアン(クリトリス)を擦る行為が自慰行為だと判っており、かつて知らずに省太の目の前でオナニーを行って見せていた事が完全に黒歴史となっていた。この頃には中二病は抜けてはいないが自重するようになっており、服装もゴスロリ服ではなくなって淵の太いメガネをかけたオタク風な外見になっていた。その後はこの中学2年生の鈴音と省太2人が再び小学5年生にタイムリープする事となる。

省太の同級生[編集]

神谷真夏(かみや まなつ)
声 - 高橋未奈美/平井祥恵
ヒロインの1人。PARADISE.8で神戸市の私立学校から転校してきた少女。関西弁を喋る。
髪型はツインテール。非常に元気で快活だが、対抗意識や勝負意識がとても強く、自分が1番でないと気が済まない性格であり、それ故か子供っぽい言動が目立つ。省太の記憶ではあまり会話を交わしたことはなかったが、省太がタイムスリップした世界では転校直後のある出来事から親密となっている。省太を子分扱いしており、異性というより兄妹のような感覚で接しているが、時折それ以上の感情を垣間見せることもある(本人はハッキリと省太のことを「好きではない」と言っているが、気づいていないだけの可能性もある)。学業は非常に優秀で、また運動神経にも優れる。面倒見もいいがたまにドライな意見を言う時もある。家は省太と同じく父子家庭のようであるが、実は家庭問題を抱え込んでおり何かしらの理由で母親とは別居状態であり、このことが自身の悩みの種となっている。そのため、「国会議員になって天下を取る」ことを目指している。省太を子分扱いしているのは、自身を支えてくれる人間が必要であったことが示唆されている。それゆえに、他の女子に自身の目の前で省太を取られそうになることを嫌っている。
省太の前で平気で下着を脱いだり女性器を拡げて見せたりなど、羞恥心が全く無い。省太と風呂に入った時も泡まみれで楽しいからと裸で全身を擦り合わせ省太を困惑させた。クラスの中では特にリオと仲が良く、互いの乳首を舐めあったりなど(無自覚ながら)レズビアン的な一面も見せる。
現代では25歳で国会議員に当選し、美人議員として有名になった。
佐々木奈子(ささき なこ)
声 - 菅谷弥生/井ノ上奈々
ヒロインの1人。クラスの女子の中心的存在の1人で、後にクラス内での省太の最大の理解者の1人となる人物。
性格は真面目で正義感が強く勝ち気である一方、冷静で人間観察眼を持ち理解力がある柔軟な一面もあり、劇中では比較的中庸の立場が目立つ。反面、好奇心旺盛で周囲の女子たちと悪ノリしたり、ドジでおっちょこちょいな一面もある。幼いころから合気道を修めていたり、野球では投手を務め速球を投げるなど運動神経にも優れている。自分から手を出すことはしないが売られた喧嘩は買う。当初はフランクな性格で省太のことを邪険にしていたが、登山の際に遭遇したトラブルで助けられてからは見方を変える。その後も省太にあらゆる危機から幾度となく助けられている。省太が「ものの道理」を通そうとする姿勢[10]に目をつけてからは、彼に自身の合気道の技を伝授するようになる。実は帰国子女で日常英語はお手の物。また、日焼け止めを塗っても日焼けしやすい体質である。省太の勃起した陰茎を見た際には「おしっこが溜まっている」と解釈していた(これは生理現象的に間違ってはいない)。
将来の夢は飛行機の客室乗務員だが、高所恐怖症という欠点を抱えている。現代では夢叶い、国際線のキャビンアテンダントとして活躍している。家族には弟と、元CA・現英会話講師を務めている母親がいることが明かされている。
羞恥心の基準がずれており、裸を見られることより汗の臭いや日焼け跡を気にするため、自ら省太に下着姿や裸姿を見せては変なことで恥ずかしがって省太を困惑させている。また匂いフェチな面もあり、省太の汗や勃起した陰茎の匂いを嗅ぎながらクセになりそうと言うなど大胆な発言もしている。
中学2年生となった71話では省太と同じくバスケットボール部に所属。バスケの腕は省太より遥かに上である。羞恥心の基準は相変わらずであり、練習中に省太に幾度となく胸や性器を触れられるが全く気に留めておらず、汗の匂いのことを気にしていた。
金子理央(かねこ りお) / リオ
声 - 岩崎愛/新名彩乃
ヒロインの1人。奈子とともにクラスの女子の中心的存在。
性格は奈子以上に強気で真面目だが、その分融通が利かず、短気かつ粗暴。それゆえに些細なことですぐさま喧嘩腰になってしまう。その性格が災いして、ある日このみに対する失言(暴言)により周囲の女子から愛想を尽かされることで自分のこれまでの所業を断罪される。その尊大な性格から今まで謝ったことがないらしく、省太の手引きによりこのみに謝罪している。
クラスの誰よりもませて大人ぶっているが、前述のことから実際には精神年齢的にはクラスで下の方であり、弱気になる一面も見られる。省太を取り巻く女性陣の中では唯一、省太に無理解であり、何かにつけて省太に突っかかっては理不尽な暴力を振るう。反面、それなりに友好的でもあり、サヨと省太を一緒にさせるために世話を焼いたり、このみへの暴言を謝罪するために相談に乗ってくれた貸しに省太を励まそうとカラオケに誘うなど義理堅い面もある。
ほとんどは自身の思い違いや聞き違いによるものだが省太のことが気になりだし始め、(ただし気になってきただけで「嫌いな奴」という見方は変わっていない)その間は省太に対してやけによそよそしく女の子らしい一面も見せる(いわゆるツンデレ)。クラスメイトたちと比べると長身でスタイルがいいが、バストサイズはミチコや鈴音には及ばない。羞恥心の面では最も大人びており、他のヒロインたちと違い省太に水着姿や裸姿を見られるのを非常に嫌がるが、逆にハプニングにより幾度となく省太には性器を舐めまわされたり、目の前で放尿する羽目になったりと恥ずかしい目に合っている。
クラスの中では特に真夏と仲が良く、互いの乳首を舐めあったりなど(無自覚ながら)レズビアン的な一面も見せる。
中学2年生となった69話ではどういう成り行きか省太と恋人同士になっており、それを知った省太は驚愕の余り奇声を上げてしまった。この頃には省太に対して素直に接する性格になっており、またもハプニングにより性器を舐めまわされた時には下着を濡らしながら「(その前に)好きって言って」と言うなどかつてとは正反対の反応を見せた(この変わり様に省太は寒気が走り沈黙、結局暴力を振るわれた)。
家族には母と姉と、警察官の父親がいる。なお、現代では自らも警察官になっている。
藤田路子[11] / ミチコ
声 - 木村珠莉
ヒロインの1人。眼鏡に三つ編みの、大人し目の少女。あだなはミッちゃん。一年間に百冊単位の本を読む読書家だが、やや官能的な小説なども読んでおり、妄想癖がある。本の影響からか恋に恋をしているような性格である。年齢の割に胸が大きく、省太の目測ではCカップとのこと。視力は悪く、眼鏡を外すと極端に視界が悪くなる。省太とこのみのやり取りを見て「いじめ」と勘違いした際に証拠として取った写真が「写真コンクール」で入賞したことがある(省太のは落選)。現代では一部上場企業の社長秘書となっている。
中学生編ではより成長した乳房とぷにぷにとした女性的な肉体になっていた。
カナ
ショートヘアの活発な少女。クラスの保健係。省太たちとよく遊ぶため出番は多いが、自身がメインとなる話は描かれていないため、劇中ではモブキャラクター的な扱いとなっている。現代では女医の卵を自称している。
ユースケ
省太の悪友で、スポーツ刈りの快活な少年。よく女子に悪戯をしては、省太と共に女子から白い目で見られている。千葉に親戚がいる[12]。カナ同様、省太たちとよく遊ぶため出番は多いが、自身がメインとなる話は描かれていないため、劇中ではもっぱらモブキャラクター的な扱いである。
タケル
現代でのみ登場。奈子やリオにイケメンと呼ばれている。

その他[編集]

反田葉月(はんだ はづき)
声 - 慶長佑香
省太の姉。
省太と年は離れており、既に大学生。父が不在であることが多い省太にとって唯一身近な家族。基本的には省太を邪険にし省太からは恐れられているが、授業参観に出席するなど面倒見はいい。酒癖が悪く、また省太からはがさつと思われているが、大学内では気配りのできる人気者であるらしい。恋人のシンジとは性的な関係にまで発展している。が、省太はあまりにその現場を多く目撃したために「サル、中毒」などと影で罵っていた。
巨乳かつスタイル抜群であり、省太のクラスメイトの男子からは憧れの目を向けられているが、省太本人は全く理解できない様子。
現代では既婚者で、既に反田家を出ている。
シンジ
葉月の恋人。
葉月とは同じ大学に通う仲。反田家とは少し離れた所に住んでいるらしい。葉月の弟である省太のことも気遣える優しい青年で、デートに同伴させたり、キャンプの付き添いで参加したりと交流している。
弥生(やよい)
省太の従姉(伯母の子)。高校1年生。結んだ長髪と左目の下の泣きぼくろが特徴。
反田家から公共機関を利用した所にある家に住んでいる。省太を一緒に風呂に入れてあげるなど面倒見がよく、姉弟のように接するが、それ以上の感情を抱いている節も見られる。美人で優しく胸も大きいため、省太の憧れの女性。現代では則に地元のミスコンに選ばれたとのこと。
清楚なイメージとは裏腹に、寝る時の姿は下着姿であったり下着が完全に透けて見えるようなネグリジェであったりと大胆。省太の前でも気にせず下着姿や乳首を露出させる。省太は自分が子供だから相手にされていないだけと思っているが、なにやらそうではない気配も伺わせており、弥生の裸の写真を見て慌ててアルバムを閉じる省太に写真をよく見せながら自分よりおっぱいが大きい子がクラスにいるか聞いたり(しかも直後にかわいいと言いながら乳房に省太の顔をうずめさせた)、省太をくすぐろうと馬乗りになった際には自ら腰を動かして下着姿の下半身を省太の尻や勃起した陰茎に擦り合わせており、省太は射精寸前にまでなっていた。
ムツキ
弥生の妹。中学2年生。暖色系の長髪を結んでおり、切り揃えた前髪に伸びたもみ上げの髪型と、奥二重の三白眼の釣り目と八重歯が特徴。感情をあまり表に出さず、愛想はよくない。実はBL好きの腐女子であり、同人誌即売会に参加して同人誌を買い漁っている。中二病的な発言も多く、ややサディスティックな一面もある。省太に自身のBL趣味を知られ、また、省太がそれに興味を持ったのと思い込み、その好奇心から「検査」と称して省太の陰茎を触ったり肛門開発紛いの実験を行い嬉々としていた。このこともあり、省太からは苦手意識を持たれ「やおい女」扱いを受けている。後に同人誌即売会前日にてBL趣味を知ってしまった省太の弱みを握るために省太の家に訪れており、省太とユースケ、真夏が遊びにきたために咄嗟に際に押入れに隠れる。そのときに聞いた会話から3人でやっていた駄菓子の持ち寄りを3Pと勘違いして妄想。フスマの向こうで行われている不健全行為の見たさの余りに興奮し、パンツの中に手がのびる。やがて不健全行為に確信を持ったムツキはたまらなくなりオナニーをし始め、省太のくせにと罵りながらもフスマの向こうから聞こえてくる肉声により小学生同士行われる性行為の妄想は止まらず息を荒げて興奮する。あまりの興奮と快楽にムツキの性器からはみるみる愛液が溢れ出し、穿いていたホットパンツに染みができ滴り出る愛液が脚を伝ってこぼれ出るほどの状態であり、押入れの中はムツキの荒い吐息と愛液が指に絡むクチュクチュという音が響き渡る。快感もピークに達し、ついにはビクビクと絶頂。果てた後に「小学生って怖い」と勝手に思い込んでいた。
省太の父
名前不明。姿は写真のみで、眼鏡をかけた短髪の男性。15年後の省太とは無職を理由に確執があったが、その要因はそれ以前にあったらしい。
省太の母
名前不明。写真のみの登場で目元は描かれていない。現在は故人なのか、反田家とは離縁したのかは不明。
真夏の両親
名前不明。父親は眼鏡をかけ、マスクをしているのが特徴。初登場時に省太に不審者と間違われて蹴られるが、動じていない。このことが、省太と真夏が親しくなるきっかけにもなった。一方、母親は何かしらの理由があり夫と別居、もしくは離婚しており、再会しても口喧嘩するほど夫婦仲が劣悪[13]であり、真夏の傷心の原因にもなっている。
奈子の弟
名前不明。奈子の家に来た省太が姉にいやらしいことをしていると思い込んで省太を投げ飛ばしたり、股間を蹴ったりしている。その時着ていたフットサルウェアから、サッカーをやっているらしい。
理央の姉
名前不明。9巻で初登場。暖色系の眉毛とショートヘアの少女で彼氏持ち[14]。途方に暮れている妹の様子を見て気になる男(=省太)がいると勘付いていた。理央が省太を陥れようとしてノリで撮ったプリクラを発見して鏡に張り付けたことが、サヨが省太の1番になりたいというきっかけになった。省太のことを「妹に告白した勇者」だと勘違いしている。

書誌情報[編集]

OAD[編集]

単体作品ではなく、単行本付録作品として制作されている。

監督は第6巻付録分が荒木英樹[5]、第8巻・第10巻付録分が西川貴史[6]

  • 主題歌『もう一度 楽しいこともっとしようよ!』(第2、3話)

注釈・出典[編集]

  1. ^ 番外編は「EXTRA PARADISE」となっている。
  2. ^ 単行本4巻の帯による。
  3. ^ 「無知って怖い」などの例外もある。
  4. ^ 「無邪気の楽園」ドラマCD、付録&単行本4巻限定版に - コミックナタリー
  5. ^ a b 雨蘭「無邪気の楽園」のアニメ化決定、監督は荒木英樹 - コミックナタリー
  6. ^ a b 「無邪気の楽園」新たにアニメ化!西川貴史監督、Softgarage制作協力 - コミックナタリー
  7. ^ 単行本1巻目次より。
  8. ^ ただし衣類や靴などは25歳当時のものを身に着けていた。
  9. ^ 単行本7巻 第45話『悩みの楽園』にて、スク水のゼッケンに漢字表記があり、第46話『露天風呂の楽園』にも実家の表札にて名字がはっきりと書かれている。
  10. ^ 省太たちが遊んでいた校庭に乱入した6年生のエゴに省太が抗議して暴行された場面。
  11. ^ 単行本7巻 第45話『悩みの楽園』にて、スク水のゼッケンより。
  12. ^ 単行本7巻 第44話『傷心の楽園』にて、真夏の発言による。
  13. ^ 単行本7巻 第44話『傷心の楽園』にて、母親側に問題があることが劇中で示唆され、母親が一方的な思い込みで言いがかりをつけている。
  14. ^ 彼氏のほうから告白されて交際しているが、その前は嫌いなタイプだったらしい。
  15. ^ 10巻以降はヤングアニマルコミックスより刊行。
  16. ^ 『無邪気の楽園』1巻紹介ページ
  17. ^ 『無邪気の楽園』2巻紹介ページ
  18. ^ 『無邪気の楽園』3巻紹介ページ
  19. ^ 『無邪気の楽園』4巻紹介ページ
  20. ^ 『無邪気の楽園』4巻限定版紹介ページ
  21. ^ 『無邪気の楽園』5巻紹介ページ
  22. ^ 『無邪気の楽園』6巻紹介ページ
  23. ^ 『無邪気の楽園』6巻限定版紹介ページ
  24. ^ 『無邪気の楽園』7巻紹介ページ
  25. ^ 『無邪気の楽園』8巻紹介ページ
  26. ^ 『無邪気の楽園』新・アニメDVD付き限定版 8 紹介ページ
  27. ^ 『無邪気の楽園』9巻紹介ページ
  28. ^ 『無邪気の楽園』10巻紹介ページ
  29. ^ 『無邪気の楽園』アニメDVD付き限定版 10 紹介ページ
  30. ^ 『無邪気の楽園』11巻紹介ページ

外部リンク[編集]