渡邉聡

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渡邉 聡
(わたなべ さとし)
生誕 1958年8月(65歳)
居住 日本の旗 日本
研究分野 心理学
研究機関 静岡県立大学
出身校 東京大学文学部卒業
東京大学大学院社会学研究科
修士課程修了
東京大学大学院社会学研究科
博士課程満期修了退学
主な業績 グローバル化大衆文化研究
ステレオタイプ偏見の研究
プロジェクト:人物伝
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渡邉 聡(わたなべ さとし、1958年8月 - )は、日本心理学者社会心理学社会学)。学位社会学修士東京大学1985年)。静岡県立大学国際関係学部副学部長大学院国際関係学研究科教授、一般財団法人静岡県サッカー協会女子委員会委員新字体渡辺 聡(わたなべ さとし)とも表記される。

静岡県立大学国際関係学部助教授、静岡県大学女子サッカー連盟副委員長、全日本大学女子サッカー連盟監事などを歴任した。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

1958年に生まれた[1]東京大学に進学し、文学部の社会心理学科に在籍し、心理学を学んだ。1982年、東京大学を卒業した[2]。そのまま東京大学の大学院に進み、社会学研究科の社会心理学を専攻、1985年、東京大学大学院の修士課程を修了した[2]。さらに、1990年には、博士課程満期修了退学した[2]

研究者として[編集]

静岡県立大学に採用され、1991年より国際関係学部の助手として勤務した[3]。静岡県立大学は、静岡薬科大学静岡女子大学静岡女子短期大学の統合により1987年に設置されており、当時は新設されたばかりの真新しい大学であった。1994年には、静岡県立大学の国際関係学部にて講師に昇任した[3]。さらに、1997年には、同じく静岡県立大学の国際関係学部にて助教授に昇任した[3]

2002年、静岡県立大学の国際関係学部にて教授に昇任し[3]、現在も国際関係学部の国際関係学科にて教授を務めている[1]。また、静岡県立大学の大学院では、国際関係学研究科の国際関係学専攻にて、教授を兼任している[1]

研究[編集]

研究の中心は心理学であり、特に社会心理学などの領域を専門としている[4]。また、社会学などに関連する領域も、専門としている[4]。具体的には、グローバリゼーションの進展と大衆文化との関連を、研究テーマの一つとして掲げている[5]。そのほかにも、ステレオタイプ偏見といった分野についても、考察を行っている[5]

人物[編集]

勤務先である静岡県立大学が立地する静岡県では、蹴球が広く行われている。渡邉自身も、スポーツの中では、特に蹴球へのかかわりが深い。静岡県サッカー協会では女子委員会の委員に就任しており[6]女子サッカーの普及に尽力している。また、静岡県大学女子サッカー連盟では副委員長に就き[6]、さらに、全日本大学女子サッカー連盟では監事に就くなど[6]、特に大学女子サッカーの分野では広く活躍している。

略歴[編集]

著作[編集]

クレジット表記は、本名の「渡邉聡」と表記されることが多いが、新字体の「渡辺聡」と表記されることもある。

共著[編集]

寄稿[編集]

  • 渡邉聡稿「偏見の認知的機制について――社会的認知に関する実験研究から」静岡県立大学国際関係学部編『ゆらぎの中の家族と民族』北樹出版1993年、167-198頁。
  • 渡邉聡稿「偏見はなぜ消えにくいのか?――認知心理学の実験研究から」静岡県立大学国際関係学部編『「世界の中の日本」への課題』北樹出版、1994年、47-80頁。
  • 渡邉聡稿「若い世代の就労に関する意識」静岡ワークライフ研究所編『しずおかの労働と経済――静岡県内版労働白書』静岡ワークライフ研究所、2001年、333-365頁。NCID BA57584200
  • 小針進・渡邉聡共同執筆「韓国の大学生は、こう考えている」『中央公論』121巻3号、中央公論新社2006年3月、90-104頁。ISSN 0529-6838
  • 渡邉聡稿「韓国大衆文化の受容」小倉紀蔵・小針進編『韓流ハンドブック』新書館2007年、82-86頁。ISBN 9784403250903

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]