淵神社

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淵神社
本殿(2005年1月撮影)
所在地 長崎県長崎市渕町8番1号
位置 北緯32度45分29.75秒 東経129度51分34.46秒 / 北緯32.7582639度 東経129.8595722度 / 32.7582639; 129.8595722 (淵神社)座標: 北緯32度45分29.75秒 東経129度51分34.46秒 / 北緯32.7582639度 東経129.8595722度 / 32.7582639; 129.8595722 (淵神社)
主祭神 田心姫命
市杵島姫命
湍津姫命
社格 県社
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淵神社(ふちじんじゃ)は、長崎県長崎市淵町にある神社である。旧社格は県社。

長崎市街地の西側、稲佐山の山麓にあり、神社に隣接する長崎ロープウェイ淵神社駅から山上へ向かうロープウェーが運行されている。

祭神[編集]

田心姫命市杵島姫命湍津姫命宗像三女神)を主祭神とし、相殿に天御中主神高御産巣日神神産巣日神菅原大神金毘羅大神を祀る

由緒[編集]

延命寺の開基龍宣が宝珠山万福寺を建立し、その鎮守社として弁財天を祀ったのが当社の始まりである。天文年間、キリシタンによって寺とともに社殿が焼かれ、以降再建されないままであった。寛永11年(1634年)、万福寺とともに弁財天社が再建され、淵村の総鎮守として信仰された。

明治元年(1868年)の神仏分離令により、弁財天は市杵島姫命の本地仏であるので、祭神を宗像三女神に改め、「淵神社」を称する神社となった。明治7年5月に村社に列格し、昭和18年、県社に昇格した。昭和20年(1945年8月9日原爆により本殿が倒壊し、昭和35年(1960年)に再建された。

祭事[編集]

境内[編集]

  • 宝珠稲荷神社 - 豊川稲荷よりの勧請。商売繁盛・芸事の神として信仰される。
  • 桑姫社 - 大友宗麟の娘と伝えられるキリシタンの桑姫を祀る。桑姫の命日の8月7日に例祭が行われる。
  • 高木稲荷神社 - 元は長崎代官高木家の邸内社で、後に三菱重工長崎造船所所長邸の邸内社となった。1981年(昭和56年)、当社境内に移された。
  • 十二支神社
  • 宝珠幼稚園

その他[編集]

イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした奥山清行が奉納したフェラーリを描いた絵馬と同氏がデザインした長崎ロープウェイのゴンドラ[1]

交通[編集]

バス[編集]

  • 長崎バス「ロープウェイ前」バス停下車徒歩1分。