深井晃子

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深井 晃子(ふかい あきこ、1943年9月10日[1] - )は、日本のキュレーター。服飾研究家。京都服飾文化研究財団名誉キュレーター、理事。

来歴[編集]

西欧の服飾史から現代ファッションまでを学際的に論じる。その業績は海外でも高く評価され、講演や寄稿など海外での活動も多い。

岡山県出身。本名・高橋晃子。お茶の水女子大学、同大学院修士課程修了。西洋服飾史を専攻。パリ第4大学(ソルボンヌ)で美学・美術史専攻。1979年より京都服飾文化研究財団に勤務。パリ、ミラノ・コレクションを20年以上にわたって視察。1989年、毎日ファッション大賞特別賞、ファッション・エディターズクラブ賞受賞。1994年に「モードのジャポニスム」展(京都国立近代美術館)を企画し、1999年、ジャポニスム学会特別賞受賞。本展は日本がいかに西欧のファッションに影響を与え続けてきたか(=ジャポニスム)を初めて明らかにし、東西文化交流の研究やファッションの流れに大きな影響を与えた。後にパリ市立衣装美術館、ロサンジェルス・カウンティ美術館、ブルックリン美術館(ニューヨーク)、テパパ国立博物館(ニュージーランド)などから招聘され、巡回を果たした。その他、1999年に「身体の夢 ファッションor見えないコルセット」展、2004年に「COLORS ファッションと色彩」展、2009年には「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展、2011年からはロンドンを皮切りに世界7都市を巡回した「Future Beauty」展を企画、開催し、高い評価を受けている。

国際日本文化研究センター共同研究員、共立女子大学講師、神戸女子大学教授を経て、2000年から2008年まで静岡文化芸術大学大学院教授。2001年より文化資源学会理事。お茶の水女子大学名誉博士(2004年称号授与)。文化庁長官表彰受章(2009年)。京都市芸術功労賞受賞(2011年)。

著書[編集]

  • 『男が変わる女が変わる 1980年代ファッション・ノート』Edition Wacoal 1989
  • パリ・コレクション モードの生成・モードの費消』講談社現代新書 1993
  • 『ファッション・キーワード』文化出版局 1993
  • 『ジャポニスムインファッション 海を渡ったキモノ』平凡社 1994
  • 『20世紀モードの軌跡』文化出版局 1994
  • 『名画とファッション』小学館 1999
  • 『ファッションの世紀 共振する20世紀のファッションとアート』平凡社 2005
  • 『ファッションから名画を読む』PHP新書 2009

共編著[編集]

翻訳[編集]

  • セシル・サンローラン『女の下着の歴史』文化出版局, 1981
  • ジョージナ・オハラ『ファッション事典』平凡社, 1988
  • アンネ・クラーツ『レース 歴史とデザイン』平凡社、1989年
  • ジョゼット・ブレディフ『フランスの更紗 ジュイ工場の歴史とデザイン』平凡社, 1990
  • ジャンフランコ・フェレ『ファッション・デザイナーをめざすあなたへ ジャンフランコ・フェレからの14通のメッセージ』日之出出版, 1999
  • アリス・ローソーン『イヴ・サンローラン 喝采と孤独の間で』監訳 日之出出版 2000

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『著作権台帳』