汝矣島
座標: 北緯37度31分26.4秒 東経126度55分35.7秒
| 汝矣島 | |
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位置 | |
| 各種表記 | |
| ハングル: | 여의도 |
| 漢字: | 汝矣島 |
| 発音: | ヨイド |
| 日本語読み: | にょいとう |
| ローマ字転写: | Yeouido |
汝矣島(ヨイド)は、大韓民国ソウル特別市を流れる漢江の中州。同市の永登浦区に属する洞 (行政区画)。
歴史[編集]
1751年に編纂された『都城三軍門分界総録』に初めて「汝矣島」の名称が登場する。
広大な面積を持ち、日本統治時代の1916年に軍用飛行場が建設、後に汝矣島空港(汝矣島飛行場)となり、1953年には国際空港となった。1958年に民間便は金浦国際空港に移転し、1971年にソウル空軍基地が設置されるまで空軍基地として利用された。
その後は広場として整備されたが、アスファルト敷きの広大な汝矣島広場は1998年から1999年にかけて汝矣島公園として緑地化され、市民の憩いの場となっている。漢江に面した一帯は漢江市民公園・汝矣島地区としてスポーツ施設が整備され、漢江の支流周辺には1997年に汝矣島支流生態公園が造成された。
1975年に国会議事堂が中区太平路から移転した[1]。マスコミなどでは、国会ないし国会議員を指す呼称として「汝矣島」が使われることがある(日本の国会を「永田町」と呼ぶのと同様)。
経済[編集]
1979年には韓国証券取引所が中区明洞から移転し、周囲に証券会社が集中している。1985年開業の大韓生命63ビル(現 63ビル)は、木洞ハイペリーオンが完成する2003年まで韓国で最も高いビルであった。2012年には高層ビル4棟で構成されるソウル国際金融センター(IFCソウル)が全面開業し、高さ約285m・地上55階建ての第3国際金融センター (Three IFC) がソウルで最高層のビルとなった。汝矣島に立地する企業・経済関連の主要施設として、LGグループの本社ビルであるLGツインタワー、国民銀行汝矣島オフィス、全国経済人連合会の本部ビルである全経連会館(FKIタワー)なども挙げられる。
かつては3大テレビ放送ネットワークの中枢機能が集中していたが、SBSは2004年に本社・放送センターを陽川区木洞へ移転した。また文化放送 (MBC) も汝矣島放送センターと高陽市のスタジオ棟「ドリームセンター」の機能を統合するため、2014年に麻浦区上岩洞へ本社を移転した[2]。これで汝矣島に本拠を置くのは韓国放送公社 (KBS) だけとなった。KBS別館は、1979年12月に竣工した東洋放送汝矣島スタジオが1980年の言論統廃合によってKBSに移管され、現在に至っている。またKBS本館に近接する東亜日報社別館も、もとは東亜放送の事業拡大に備えて建設されたものである。汝矣島純福音教会や、同教会と関連の深い国民日報本社があるCCMMビルも汝矣島に立地する。
このように中州に経済やマスメディアの機能が集中したことから、かつて汝矣島はしばしば「ソウルのマンハッタン」と形容された。しかし汝矣島唯一の高級ホテルであったニューマンハッタンホテルは2004年の改装を機にレキシントンホテルと名称を改め、汝矣島をマンハッタンになぞらえた時代の名残が一つ姿を消した。
広大な広場は労働組合や政治団体の集会に用いられていたが、現在では公園となったため、以前のような大規模な政治集会などは行われなくなった。
交通[編集]
地下鉄5号線、地下鉄9号線が通り、汝矣島駅で両路線が接続する。南西から北東を通る5号線だけの駅として汝矣ナル駅、北西から南東を通る9号線だけの駅として国会議事堂駅・セッカン駅の2駅がある。
汝矣島へ行く場合は、前述した5号線、9号線の4駅のほか、京釜線(首都圏電鉄1号線)の永登浦駅や大方駅(徒歩も可能)からそれぞれバスを利用すると便利。また同線新吉駅から汝矣島へ繋がる橋もある。
脚注[編集]
- ^ 太平路の旧国会議事堂は、1935年に京城府民館として建設された。大韓民国の独立から1975年まで国会議事堂、次いで市民会館となり、1991年からソウル特別市議会議事堂として使用されている。
- ^ “アクセス :: MBC会社概要”. 文化放送 (2014年9月23日). 2014年12月31日閲覧。
関連項目[編集]
- ヤンマル山 - かつて汝矣島にあった山
外部リンク[編集]
- 永登浦(永登浦区庁)
- 汝矣島公園(ソウル特別市 緑の都市局 公園課)
- (朝鮮語)漢江市民公園(ソウル特別市 漢江事業本部)
- 漢江総合開発(1967年)
