桑原学

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くわはら まなぶ
桑原 学
プロフィール
出身地 千葉県
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1976-01-04) 1976年1月4日(48歳)
ジャンル スポーツ中継(主にサッカー
担当番組・活動
出演中 Jリーグ中継
Jリーグ ジャッジリプレイ

桑原 学(くわはら まなぶ、1976年1月4日 - )は、日本フリーアナウンサー、スポーツコメンテーター。千葉県出身[1]

略歴[編集]

小学3年生の頃からサッカーに親しむ。隣のチームには後に日本代表にも選ばれる酒井直樹がいた[1]。中学・高校でもサッカーを続け、大学時代は草サッカーとアルバイトに興じながらサッカー観戦に出向く(フランスワールドカップ予選の日本戦ホームゲームは全試合スタジアムで見ており、本大会も現地で観戦したとのこと)という「バイトとサッカーに明け暮れる日々」だったという[1]

学生時代にラジオDJを目指し、スクールで出会った友人を通じて山本シュウを紹介してもらいラジオDJ/パーソナリティーとしての活動を始める[1]。しかし大学卒業後きちんとした就職もせず20代後半に差し掛かり、改めて今後の進路を再検討。子供の頃から好きだったサッカー界に携わりたいという想いと、CS放送で見たヨーロッパサッカー中継を見たときの衝撃から、サッカー実況への道を志すことになる[1][2]

最初は関係者を通じてスポーツ実況を多く手がけていた志生野温夫を紹介してもらうが、志生野は元々サッカー方面のつてがなく、サッカー関係の仕事がほとんどない状況が続く。しかし、2005年に高校野球中継を担当していた千葉テレビ放送での全国高等学校サッカー選手権大会千葉県大会実況中継を手がかりにサッカーの現場を担当するようになり、2006年には湘南ケーブルネットワークでの湘南ベルマーレ戦録画中継と、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)でのインターネット中継試験放送で、本格的にJリーグ実況中継のデビューを果たす[1](初の実況担当は2006年4月2日の川崎フロンターレジェフユナイテッド千葉戦のインターネット中継)。

2008年からはスカパー!清水エスパルス戦担当となり、以降は高校サッカーからJリーグUEFAチャンピオンズリーグFIFAワールドカップなど、幅広くサッカーのTV中継で実況を務めている。その他にもTV番組のナレーターやイベントのMCとしても活動中。

挿話[編集]

  • 2008年にスカパー!中継を担当するまでは、アナウンスだけでは生計が成り立たず、33歳までアルバイトをしていた[1]
  • 担当して忘れられない試合として、2018-19 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝で、FCバルセロナを相手にアウェイで0-3で敗れた2ndレグを4-0で勝利してひっくり返したリヴァプールFCの試合を挙げており、「とんでもない展開」になった試合を担当できたときは素直にうれしいという[2]
  • 実況をする上で気をつけていることは「自分を出し過ぎないこと」と「チームや選手のプレースタイルをあらかじめ把握しておくこと」とのこと[2]

主な出演番組[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 土屋雅史(J SPORTS) (2020年5月15日). “『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:MORE HASTE,LESS SPEED(桑原学)”. ゲキサカ. 2020年5月16日閲覧。
  2. ^ a b c 石川遼 (2021年4月29日). “「あくまでも自分は脇役」 “雑草系”実況アナ、根底にあるサッカーへの深い愛情”. Football ZONE web. 2021年4月29日閲覧。

リンク[編集]