本同宏成

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ほんどう ひろのり
本同 宏成
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 物理学
研究機関 立命館大学
北海道農業研究センター
広島大学
静岡県立大学
出身校 東北大学理学部卒業
東北大学大学院
理学研究科
博士課程前期修了
大阪大学大学院
理学研究科
博士後期課程修了
主な業績 油脂食品の
構造、物性相関の研究
食品成分の
結晶成長の研究
プロジェクト:人物伝
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本同 宏成(ほんどう ひろのり)は、日本の物理学者結晶学・結晶成長学・食品物理学)。学位は博士(理学)大阪大学2003年)。静岡県立大学食品栄養科学部准教授。

立命館大学理工学部講師、北海道農業研究センターテニュアトラック研究員広島大学生物生産学部講師などを歴任した。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

設置・運営する東北大学に進学し[1][註釈 1]理学部物理学科にて学んだ[1]1998年平成10年)3月、東北大学を卒業した[1]。そのまま東北大学の大学院に進学し[1]理学研究科の物理学専攻にて学んだ[1]2000年(平成12年)3月、東北大学の大学院における博士課程前期を修了した[1]。さらに、国が設置・運営する大阪大学の大学院に進学し[1][註釈 2]理学研究科の高分子科学専攻にて学んだ[1]。在学中に「Structure analyses of Bacillus stearothermophilus neopullulanase and its substrate complexes」[2]と題した博士論文の執筆に取り組んだ。2003年(平成15年)3月、大阪大学の大学院における博士後期課程を修了した[1]。それに伴い、博士(理学)の学位を取得した[2][3][4]

物理学者として[編集]

大学院修了後、立命館が設置・運営する立命館大学に採用されることになり[5]、2003年(平成15年)4月より理工学部の講師を務めた[5]。なお、2007年(平成19年)4月より、独立行政法人である日本学術振興会の特別研究員に選任された[5]。2010年(平成22年)4月、独立行政法人である農業・食品産業技術総合研究機構が設置・運営する北海道農業研究センターに採用され[5][註釈 3][註釈 4]テニュアトラック研究員として配属された[5]。2010年(平成22年)12月、同名の国立大学法人により設置・運営される広島大学に採用され[5]生物生産学部の講師に就任した[5]。2019年(平成31年)4月、県と同名の公立大学法人により設置・運営される静岡県立大学に採用され[5]食品栄養科学部の准教授に就任した[5]。なお、あくまで学部の教員であり、大学院の教員は兼務していない。

研究[編集]

専門は物理学であり、結晶学、結晶成長学、食品物理学といった分野の研究に従事した[6]。具体的には、油脂食品について[7]、その構造や物性相関について研究していた[7]。また、食品の成分について[7]、その結晶の成長に関する研究に取り組んだ[7]。学術団体としては、日本油化学会[8]、日本結晶成長学会[8]日本農芸化学会などに所属した[8]

人物[編集]

名の「宏成」は「ひろのり」[9]と読む。

略歴[編集]

著作[編集]

分担執筆、寄稿、等[編集]

  • Carbohydrate-active enzymes -- structure, function and applications, Kwan-Hwa Park (ed.), Woodhead Publishing, 2008. ISBN 9781439801581
  • 松村康生・松宮健太郎・小川晃弘監修『食品の界面制御技術と応用――開発現場と研究最前線を繋ぐ』シーエムシー出版、2011年。ISBN 9784781304045
  • 界面活性剤評価・試験法編集委員会編『界面活性剤評価・試験法』2版、日本油化学会、2016年。ISBN 9784931249080
  • Crystallization of Lipids -- Fundamentals and Applications in Food, Cosmetics, and Pharmaceuticals, Kiyotaka Sato (ed.), Woodhead Publishing, 2018. ISBN 9781118593929

脚注[編集]

註釈[編集]

出典[編集]

関連人物[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]