時はもう無駄に出来ない

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時はもう無駄に出来ない
オールマン・ブラザーズ・バンドシングル
初出アルバム『イート・ア・ピーチ
B面 メリサ
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 マイアミクライテリア・スタジオ1971年12月
ジャンル サザン・ロック
時間
レーベル カプリコーン・レコード
作詞・作曲 グレッグ・オールマン
プロデュース トム・ダウド
チャート最高順位
オールマン・ブラザーズ・バンド シングル 年表
ミッドナイト・ライダー
b/w
ウィッピング・ポスト
(1971年3月)
時はもう無駄に出来ない
b/w
メリサ
(1972年4月)
メリサ
b/w
ブルー・スカイ
(1972年8月)
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時はもう無駄に出来ない」(原題: Ain't Wastin' Time No More)は、オールマン・ブラザーズ・バンド1972年に発表した楽曲。歌詞はデュアン・オールマンの事故死に大きく関わっており、弟のグレッグ・オールマンによって書かれた。

概要[編集]

1971年10月29日、デュアン・オールマンジョージア州メイコンでオートバイを運転中、トラックをよけようとして衝突、バイクから投げ出され死亡した。グループはアルバムの制作途中であった。本作品のメロディはデュアンが死ぬ前にほぼ完成していたものの歌詞はなかった。ベリー・オークリーとジェイモーに促されグレッグはその曲をレコーディングする必要を強く感じ、詞を書き上げた。「時はもう無駄に出来ない/なぜって時間はハリケーンのように飛び去るものだから/あるいはそれよりも早く」

グレッグの自伝によれば、兄だけでなくベトナム戦争帰還兵たちも念頭にあったという[2]

レコーディングは同年12月、マイアミクライテリア・スタジオで行われた。デュアン・オールマンの代名詞であったスライド・ギターをディッキー・ベッツが弾き、この楽曲が鎮魂歌であることが知れる[3][4]

1972年2月12日発売のアルバム『イート・ア・ピーチ』のA面1曲目に収録された。4月にシングルカットされ[1]、5月13日付のビルボード・Hot 100で77位を記録した[5]

1972年4月1日から4日にかけてプエルトリコで行われたロック・フェスティバル「Mar y Sol Pop Festival」にオールマン・ブラザーズ・バンドは出演し、そのときの本作品のライブ音源(4月2日)がコンピレーション・アルバム『Mar Y Sol: The First International Puerto Rico Pop Festival』に収録されている。同ライブ音源は、1989年6月20日発売のボックスセット『Dreams』にも収録された。

演奏者[編集]

  • グレッグ・オールマン - ボーカル、ピアノ、オルガン
  • ディッキー・ベッツ - スライド&リード・ギター
  • ベリー・オークリー - ベース
  • ブッチ・トラックス - ドラムス、パーカッション
  • ジェイモー - ドラムス、コンガ

脚注[編集]

  1. ^ a b 45cat - The Allman Brothers Band - Ain't Wastin' Time No More / Melissa - Capricorn - USA - CPR 0003
  2. ^ Allman, Gregg; Light, Alan (May 1, 2012). My Cross to Bear. William Morrow. p. 204. ISBN 978-0062112033. 
  3. ^ スコット・フリーマン; 菅野彰子訳 『オールマン・ブラザーズ・バンド』 音楽之友社1997年5月10日、139-140頁。ISBN 4-276-23498-0 
  4. ^ アルバム『イート・ア・ピーチ』のゲートフォールド・ジャケットの裏側には「Dedicated To A Brother, Duane Allman」と書かれてある。
  5. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF MAY 13, 1972