時の輝き

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時の輝き
監督 朝原雄三
脚本 山田洋次
朝原雄三
原作 折原みと
製作 櫻井洋三
出演者 高橋由美子
山本耕史
音楽 西村由紀江
主題歌 東野純直
「確かに愛したとき」
撮影 長沼六男
編集 石島一秀
配給 松竹
公開 日本の旗 1995年3月18日
上映時間 99分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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時の輝き』(ときのかがやき)は、1995年に公開された、松竹株式会社配給の映画である。折原みとの同名少女小説(1990年、講談社X文庫ティーンズハート刊)が原作。監督は朝原雄三高橋由美子主演作品。また、『時の輝き・映画編』と題した映画のシナリオブックもティーンズハートより刊行された。後に作者自身の手で続編小説『時の輝き・2』とともにコミック化される。

ストーリー[編集]

時の輝き[編集]

春。私立高校の看護科2年・神崎由花は、実習先の和聖大学付属病院で偶然中学時代の同級生・守谷峻一(シュンチ)と再会する。バイクで事故を起こしたため入院していた彼は、由花が中学を転校するまで片思いしていた相手だった。

中学時代から陸上に打ち込み、高校進学後、陸上のインターハイで走り高跳びの記録も持っていたシュンチだが、由花に知らせず、夏に再入院していた。「骨のガン」と言われる骨肉腫を患い、それが肺にまで転移していたのだ。

由花の実習の合間に逢瀬を重ね、互いの想いを確認するも、シュンチの命は残りわずか。悲惨な姿を見られたくないが故、遠ざけられた由花に、クラスメイトが告げた。「生命はその人だけのモノだけど、その人限りのモノじゃないよ」

その言葉に背中を押され、由花はシュンチを見守り、その死まで支え続けていくことを決意。そんな中、由花が度々相手をしていた白血病の少年が急逝し…。

――― あなたは"時の輝き"を見たことがありますか? by 神埼由花

時の輝き・2[編集]

第1作で小学生だったシュンチの妹・守谷亜矢が主人公。

看護学校1年・守谷亜矢は、兄の恋人だった神崎由花を追って看護婦を目指している。その由花は現在、亜矢の実習先でもある大学付属病院の救命救急センターに勤務。

3ヶ月の実習中、亜矢は担当している小児科に入院している少女・愛(めぐみ)の兄・樹(いつき・高3)と偶然に出会い、自身の兄・峻一との共通点を見つけ、互いに惹かれあっていく。

看護婦の見習いとして病院を駆けずり回る亜矢を応援しながら、自身も陸上の推薦で大学進学を決めた樹。ところがその翌日に交通事故に遭い、大腿部を複雑骨折し緊急搬送されてくる。手術によってある程度整復したものの、歩くことすらままならなくなってしまった彼を支えたい一心で傍にいる亜矢だが、樹に拒絶されてしまう。

そして、偶然由花が兄の主治医だった大島と付き合っている事を聞いてしまい…。

――― 生命はとてもモロいけど、生命はとても強いよね 生命はとてもキレイだね。 by 大島

主な登場人物[編集]

神崎由花(かんざき ゆうか)
私立明愛学園看護科2年生、16歳(第1部時)。中学時代の陸上記録会でよい成績を出せなかったシュンチを励ましたことがきっかけで、初恋と共に看護婦の道を志すも中2の時転校。
実習先で再会したシュンチと恋人関係になるが…。再入院したシュンチの傍にいるため、両親に「病院実習がまた始まった」と嘘をついていた。
第2部では亜矢の憧れの先輩ナースとして活躍中。亜矢のお姉さん的な存在感を見せる。その心の中には今もシュンチの存在が。
守谷峻一(もりたに しゅんいち)
N高に通う17歳。ニックネームはシュンチ。陸上の走り高跳びでインターハイ出場経験を持つ。が、記録が伸びず、むしゃくしゃして無免許で友人のバイクを運転し、事故を起こして入院。偶然由花と再会する。
その時点で、ヒザに腫瘍が確認されていたが腫瘍摘出手術を受け退院。しかし夏の再検査で肺への転移が確認され、緊急入院する。投薬でも転移巣の縮小が見られないため、抗癌剤治療を打ち切られ、副作用がなくなったことで一時的に小康状態になるも、12月26日没。
守谷亜矢(もりたに あや)
峻一の妹。第1部では小学生(映画版では中学生)だが、9年後の第2部では和聖大学付属看護学校の1年生で主人公。
お兄ちゃん子で、峻一が薬の副作用や痛みに苦しむ間も傍を離れなかった。また、由花と峻一を間近で見ていたため、看護婦を目指す。
第2部の病院実習では仲間や患者といった様々な人と関わり、精神的に成長を遂げる。2年後新米ナースとなる。
大島(おおしま)
峻一の主治医。コミックでは短髪に眼鏡をかけている男性。由花が峻一に付き添っていて遅くなり、病院に現れた両親に叱られた際、峻一の支えとしての由花が必要だと、看護婦ともども説得してくれた。
第2部では、救命センターでの処置に訪れるうち、由花と付き合い始め、亜矢が看護婦になる1年前に由花と結ばれる。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

挿入歌[編集]

  • 東野純直:「Lover's Moon」(ティー・グランドミュージック)

余談[編集]

  • 映画版で守谷亜矢が長身の中学生に設定されたのは、原作設定の小学4年生では、作中で鍵となるセリフをきちんと言える年齢か不安だったのと、「チビの由花」を強調するためだったという。[1]

脚注[編集]

  1. ^ 『時の輝き・映画編』より

外部リンク[編集]