幌馬車は行く

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幌馬車は行く
Ginza Tomboy
監督 野口博志
脚本 直居欽哉、窪田篤人
原作 中江良夫
出演者 赤木圭一郎
笹森礼子
音楽 山本直純
撮影 永塚一栄
編集 辻井正則
制作会社 日活
配給 日活
公開 日本の旗 1960年10月22日
上映時間 79分
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幌馬車は行く』(ほろばしゃはゆく)は、1960年10月22日に公開された、西部劇を連想させるアクション映画[1]、主演は赤木圭一郎[2]。カラー、シネマスコープ

殺人を犯して逃亡中の一人の若い男は、負傷して倒れていたところを、蜂蜜を求めて日本全国を旅をする集団を束ねる老人に助けられ、彼らと行動を共にするが、そのことで彼らはギャングたちに巻き込まれてしまう[3]

あらすじ[編集]

移動養蜂チームは、はちみつを求めてミツバチや季節の花を追って、南は九州から北は北海道まで日本列島を縦断します。この養蜂団のリーダーである山善長老は、夏休みを終えて学校から帰ってきた孫娘のトミさんを駅まで迎えに行く途中、負傷した青年を助け、連れて来た。彼を家に帰し、治療した。青年は2日間意識不明の状態が続いたが、青年の肩の傷が銃弾によるものだと知っていた山善長老は、将来を考えて病院に連れて行かなかった。青年の名前は野上祐介。彼は列車を襲撃し、機関士を射殺して逃走したギャングの一員だった。

祐介さんが意識を取り戻すと、山善長老、トミさん、養蜂チームのメンバーらが介抱した。警察に追われるのではないかと怯えていた祐介は、彼らの優しさに不安を感じていたが、養蜂家の優しさに心が温かくなり、追われていることを忘れることができた。しかし、その幸せは突然、侵入者によって破壊されました。警察に追われる暴力団員のサブとカラマサがワゴン車に混ざってしまう。

キャスト[編集]

  • 赤木圭一郎 : 野上雄介
  • 笹森礼子 : 山善老人の孫娘十美
  • 郷鍈治 : 柄政
  • 待田京介 : 岸本
  • 武藤章生 : トム
  • 楠侑子 : あけみ
  • 小園蓉子 : 加代[4][5]
  • 堀恭子 : 妙子
  • 初井言栄 : 老婆
  • 葵真木子 : ユキ子
  • 神山勝 : 飛行機の操縦士A
  • 衣笠一夫 : 機関士
  • 荒木良平 : 次郎
  • 鹿島貞夫 : 鬼島の配下サブ
  • 速水二 : 鬼島の配下テツ
  • 里実 : 鬼島の配下タツ
  • 山口吉弘 : 機関士助手
  • 雪丘恵介 : 騎馬警官
  • 木崎順 : 騎馬警官
  • 今村弘 : 騎馬警官
  • 柴田新 : 営林署の運転手
  • 志方稔 : 馬喰
  • 若松俊二郎 : 猟師
  • 伊藤寿章 : 小沢
  • 大町文夫 : 弥作
  • 佐野浅夫 : 島田
  • 水島道太郎 : 鬼島
  • 芦田伸介 : 山善老人

スタッフ[編集]

  • 主題歌 : 赤木圭一郎 「幌馬車は行く」
  • 挿入歌 : 赤木圭一郎 「旅路」

脚注[編集]

  1. ^ 昭和の銀幕に輝くヒロイン[第76弾笹森礼子]”. ラピュタ. 2022年7月17日閲覧。
  2. ^ 日活アクションの華麗な世界:1954-1971 2004年 未来社 第六章、3 スター・圭一郎のイメージの諸相-「打倒」「邪魔者は消せ」「男の怒りをぶちまけろ」「霧笛が俺を呼んでいる」「海の情事に賭けろ」「幌馬車は行く」「錆びた鎖」「俺の血が騒ぐ」p.176-203
  3. ^ 幌馬車は行く”. 文化庁 映画情報システム. 2022年7月17日閲覧。
  4. ^ 幌馬車は行く”. 日活公式. 2022年7月17日閲覧。
  5. ^ 加代役は鏑木はるなとなっているサイトもあるが、日活公式サイトに従う

外部リンク[編集]